ホワイトデーと永井博と花見と。。。

 

毎年バレンタインデーを忘れない最愛の娘たちと家内へ、ホワイトデーのお返しとしてフレンチのフルコースを計画。

ちょうど東京で桜の開花宣言も出たので、フレンチのランチからの家族揃ってお花見としました。

 

折しもコロナもだいぶ鎮静化してきてマスクの着用も個人の判断となったので、今ならいいかもの判断でした。

 

 

 

 

お気に入りのフレンチ 二度目の訪問

最愛の年子の娘たちも、今年で二人とも三十代の後半。

それでも幾つになっても可愛い可愛い娘たちです、ハイ。

 

昨年のクリスマスで訪れた今お気に入りのフレンチで、遅めのホワイトデーのランチとしました。

 

 

 

前菜はホワイトアスパラのババロア

 

僕の定番イタリアンと違いフレンチになると、やはりイタリアンでは使わない食材、手法での料理が楽しめます。

 

 

 

サラダは桜海老のマリネと熊本野菜のサラダです。

甲殻類が苦手な次女には桜海老の代わりに生ハムを用意してくれてました。

 

桜海老は春漁での旬で、程よい塩味が美味しかったですね。

皿にはアンチョビベースのソースが塗られていて、いい仕事をしてる!って感じですね。

 

 

 

宮城県産ヒラメのフリット レンズ豆ソースが魚料理でした。添えられたのは芽キャベツです。

 

で、このヒラメが実に味が濃い。揚げ具合も絶妙で、ヒラメには真ん中が丁度熱が入った程度の若干のレア感で、他はホクホク。

少し強めのレンズ豆のソースとの相性は好き好きが分かれそうでしたが、美味しかったですね。

 

 

 

このレストランの肉料理は毎回同じなのでしょうか、前回来た時と同じフランス風のハンバーグ、カイエットでした。

 

違ったのはソース。前回はデミグラスでしたが今回は赤ワインのソースで、僕は酸味のある今回のソースの方が好みでした。

 

網脂をかけて焼いてから、多分スチームコンベクションオーブンで調理された(順番が逆かな?)ハンバーグは、200gは超えるであろう食べ応えのあるもでした。

 

 

 

デザートは金柑のタルト ラズベリーソースにバニラアイス。

タルトはタイミングをみて店内で焼かれてました。オープンキッチンを持つレストランの良さは、調理の工程が全て見えるので安心です。

 

タルトも美味しかったのですが、本来タルト用のソースをバニラアイスと合わせるとこれも独特の酸味と甘みがミックスされて良かったです。

 

前回に感じた点で感じるコーヒーの苦味。

珍しい風味のわけがわかりました。ハンドドリップと思いいてたそのコーヒーは、エスプレッソマシンで入れた濃いコーヒーを、お湯で割っているものでした。

 

たまに自宅でも同じ手法で淹れることもありますが、あの点で捉える風味はありませんでした。やはりブレンドの妙かな。。。

 

フレンチフルコースの全てが美味しかったです。ご馳走様でした。

お陰様でとても素敵なちょっと遅めのホワイトデーになりました、有難うございます。

 

 

 

 

永井博よ、再び

永井博

僕にとっては今の自分の感性に大きく影響を与えたイラストレーターで、自分は絵画よりもイラストが好きであることを確信させてくれた人でもあります。

 

我が青春の思い出の中の人物が今また脚光を浴びている。。。

長女曰く彼のイラストがエモいと若者に人気を博して、結果時の人になりつつあるそうです。嬉しいじゃないですか、この話。

 

僕の中での永井博の物語が数十年ぶりに動き出したのは、今年銀座で開催された彼の個展でした。

期間をおかずにまたあのイラストに出会うことができたのは長女からの情報。しかも場所は青山のベルコモンズがなくなった後、都内で僕が一番好きなビルの丸の内のキッテというおちまでついてます。

 

 

 

吹き抜けが象徴の丸の内のキッテ。

大好きだったベルコモンズも吹き抜けでした。この解放感が好きです。

 

 

 

キッテで開かれた個展?に展示されていた永井博のイラストは、150cm×150cmの布地にシルクスクリーンされたもののようでした。

 

いやー、この大きさになると迫力が違いますね。

 

 

 

インタビューで話していましたが、今年はキッテ誕生10周年ということで、多くのイベントが企画されているそうです。

 

その中で広報の一環で永井博にキッテをテーマにしたイラスト作成の依頼があったようです。

そのテーマに対しての回答が春夏秋冬のキッテ。今回は満開の桜にキッテ、そして永井ブルーの青空。素敵です。

 

次の夏は向日葵?秋は紅葉かな?冬はポインセチアになるのかな?

今年はキッテを訪れる回数が俄然増えそうです。

 

 

 

モチーフが変わっても、何を描いても永井ワールドはブレません。

 

 

 

この画角での永井博の名作と僕、僕たちを写真に収めるチャンスはもうないかもしれません。

最高の思い出になりました。

 

永井博さん、有難うございます。

 

 

 

アトリウムに飾られた十年記念のオブジェクトも素敵でした。

どこか和を感じさせながらも、そこに留まらないモダンでカラフルでアーティステックな感覚に、キッテの未来を感じさせてくれました。

 

 

 

 

桜 開花宣言

稲荷町でのランチの後、人でごった返してるのを覚悟で上野公園に向かいました。

数年ぶりに花見酒が解禁となった上野公園は、予想通り人、人、人。

 

とりえず、上野の桜もチラ見?(笑)したので、丸の内のキッテへ、そして長女の提案で皇居の桜を見に出かけました。

 

 

 

キッテから皇居方面に向かいました。

思えば皇居を訪れるのは六十余年の人生で初めてです。

 

一日50万人以上が行き来する東京駅から数百メートルでこの異空間とは、本当に不思議な感覚になります。

写真は出入りは禁止ですが桔梗門という門なそうです。

 

 

 

ここがあの有名な大手門です。

大手町の地名の由来は、この大手門に近い場所ということとか。

 

それにしても実に立派な門です。

 

 

 

長女の話では皇居の桜は日本全国の桜の木が集められているとか。

確かに似たような桜はあっても、色が違う、大きさが違う、咲き方が違う感じでした。

 

ちなみに一番下の画像は桜の花が下を向いて咲く、台湾の桜なそうです。

 

 

 

行ったことはないですが、このグリーンと高層ビル群のコントラストはニューヨークのセントラルパークを彷彿とさせます。

 

 

 

快晴の青空にソメイヨシノの桜色とはいかず、花曇りの一日でしたが、週後半からは雨の予想なので、まずまずのお花見でした。

 

家族揃って美味しいフレンチを楽しんで、永井博のイラストに心が揺れて、皇居の桜に癒されました。