誕生日旅行は伊豆へ

5月21日は家内の誕生日。しかも今年は日曜日。

ここ数年コロナで思うように外に出かけることが出来なかったのですが、今年の5月には2類になり、マスク着用も個人の判断に。

外国からの観光客も、海外に行く人も飛躍的に増え、だいぶコロナ前の生活に近づいてきました。

そこで今回は大好きな伊豆旅行を計画しました。久しぶりの伊豆、しかも家内の誕生日なので、伊豆の定宿 稲取温泉の銀水壮よりもランクを上げて、今は亡き故石原慎太郎家の定宿だった、同じ稲取温泉の食べるお宿「浜の湯」に予約を入れました。

 

でも。。。たしか昨年末にはデルタ株から変化したケンタウロスという亜種が、今後のコロナの主役になると強く警鐘を鳴らしていたはず。

それが半年もしないうちに、まるでコロナなど消滅したような世の動きに、どうにも納得のいかない我が家は、相変わらずマスクに手洗いはやってますし続けます。

 

とはいっても、世の中の流れで行動は質も量も増えるという相反することをやってます(笑)

 

 

 

5月21日 雨の予報もMr晴れ男の念力で

一週間前の天気予報では雨マークだった5月21日。

しかしMr晴れ男の念力で何とか雨は回避。すっきり快晴とはいきませんでしたが、どんより曇り空にまで引き戻した感があります。

もちろんただの偶然でしょうが(笑)

 

 

 

お昼は軽めにお蕎麦

お昼は軽めに済ませてくださいとの食べる宿 浜の湯からのメッセージに従い、お昼は蕎麦にしました。
で、この蕎麦屋。なんと店名があろうことかの「究極のそばや」

営業日も週三日で、朝9時から整理券を発行し、なくなり次第閉店。おまけに店はコンテナで、立地は大自然の中。

 

一度は行ってみたかったので、朝早くに自宅をでて9時には到着し、なぜか開店前の10:45の入店券を手に入れました。

 

 

 

道の駅 月ヶ瀬

開店までの時間は近くの道の駅 月ヶ瀬で過ごすことにしました。

 

 

 

伊豆に来るともれなく飲んじゃうニューサマーオレンジのジュース。

甘すぎない少し苦みのある大人の爽やかな感じが大好きです。

この道の駅 月ヶ瀬は初めて訪れましたが眼下に流れる川、見上げると橋となかなかの景観です。

そして扱っている品揃えもよくとても素敵な道の駅でした。

 

 

 

 

中伊豆に来たら是非立居寄りたい素敵なスポットを見つけて、上機嫌でしたね。

 

 

 

 

究極のそば

驚くほどの大自然の中にあり、予約券を手にした人以外の車もないような状況でした。

 

 

 

もともとは数店舗を展開し都内にも店を構えていた名店だった店主が、三層構造?の究極の蕎麦を考案し、それまでの店舗をすべてたたんで、このコンテナの店舗だけで勝負に出たそうようです。

ちなみに指定時刻の少し前に店につくと、11時開店前にもかかわらず「完売」の札が下げれていました。

 

 

 

最初に蕎麦湯の際にお使いくださいと胡麻を出されたのは初めてです。

で、言ってしまいますがこれが結構なアイデア!蕎麦湯に摺り胡麻で香ばしさが加わり、今までにない美味しさを体験できました。

 

 

 

 

並みでも結構盛りがいい、てんぷらも「ちょこっと天ぷら」で十分とのネット情報に基づいて注文はその通り。

確かに蕎麦はのど越しがよくおいしい蕎麦でしたが、期待過剰だったのかな?そばの香りが今一つ。

返しは見た目ほどの醬油の角が立った感じのものではなく、出汁のきいた甘みを感じるおいしい返しでしたが少々濃い?くどい?

 

どうにも蕎麦に関しては、数年前に長野の戸隠のうずら屋で食べた衝撃的においしい蕎麦が基準になり、評価が辛口になりますが、ここもかなりおいしい蕎麦であったことは事実です。

ご馳走様でした。

 

 

 

薔薇のシーズン バガテル公園

薔薇のオフシーズに訪れたことのある、川津桜で有名な川津のバガテル公園。

今回はオンシーズンでの訪問です。

 

 

 

 

フランス風の薔薇公園と名謳ってるだけあって綺麗に整備された公園でした。

芝生の上に薔薇の花で作られたハートがキュート♡

 

 

 

 

薔薇園ではなく公園なだけあって、薔薇の種類はそれほど多く感じませんが、公園としてとてもよく整備されていました。

 

 

 

 

高台から臨む公園の全貌。計算されつくした感じですね。

 

 

 

 

薔薇の小径と呼びたくなるような景色が随所にあります。

 

 

 

 

薔薇は見た目も香りも素敵ですね!

すごく落ち着いて、どこか心が豊かになった感じがしました。

 

 

 

 

前にも来た際も見た、モネの睡蓮をイメージした場所とのことです。

確かに日本じゃないみたいみたいですね。

 

 

 

 

休憩を兼ねて名物の薔薇のソフトクリームをいただきました。

先っぽは写真を撮る前に家内がフライイングで食べてしまいました(笑)

 

休憩スペースに飾られる写真も、凱旋門エッフェル塔など、皆フランスをイメージするもので埋め尽くされていました。

 

 

 

食べるお宿 浜の湯

チェックインなのですが、どうしてもプライベートスパを予約したくて

分早めにホテルに到着したのですが、すでに先客が6,7組いました(汗)

 

銀水壮とは違い中規模のホテルなのでロビーはそれほど広くはなかったのですが、タリアセンはじめ調度類はなかなかのものが揃っていました。

 

 

 

 

コロナ後は特に仲居さんが部屋まで案内しお世話をするという、日本旅館の良さが激減し、これも時代の流れと少し寂しく感じていましたが、あるレベル以上ではそのうれしい伝統が守られているんですね。

浜の湯もそのうちの一つでした。仲居さんが部屋まで案内してくれて、ウエルカムドリンク代わりのお茶を入れてくれて、館内の案内をしてくれました。

 

唯一時代を強く感じたのが館内案内に部屋備えつけのタブレットを使ったことです。

 

 

 

 

洗面所とトイレは必要にして十分。

 

 

 

 

琉球畳の和室も10畳ほどで十分な大きさです。

床の間にテレビ、金庫、冷蔵庫、コーヒーメーカーにテーブルと椅子のセットと不足な何もありません。

 

 

 

 

 


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そして今回のサプライズがこの15畳はあろうかというデッキテラスとハンモック。

潮騒を聞きながらハンモックでゆったり誕生日を過ごしてほしかったのです。

 

 

 

本当は澄み渡る五月晴れの中で、家内にこの大海原と潮騒を堪能して欲しかったのですが、一週間前の雨予想から曇りまで引き戻したMr晴れ男の念力?をよしとしましょう。

 

 

 

 

嬉しかったのは家内が予想以上にハンモックを喜んでくれたことです。

かなりお気に召したようで、童心に戻って何度もハンモックと戯れていました。

僕は大好きなコーヒーを、そんな家内を見ながら潮騒とともに味わいました。

 

 

 

スイートプライベートスパ

大浴場、無料貸切風呂、有料貸切風呂とお風呂の種類が多いのもの魅力の一つの浜の湯。

そんな中、絶対に予約したかったのが、このプレミアムプライベートスパです。

ラッキーにも食事前の時間帯で予約が取れました。

 

 

 

広々とした入口の右手には脱衣所兼休憩所が。

備え付けんの椅子に座ると、もちろんオーシャンビューです。

 

 

 

広々とした洗面台の先には四種類のお風呂です。

 

 

 

洗い場の後ろには洋画でよく見る楕円形のお風呂。

 

 

 

楕円の洋風風呂のお隣は、ガラスで仕切られたスペースにゆったり三人は入れそうな石風呂があります。

その背後には椅子に客をゆったり対面で配したミストサウナが。

 

 

 


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最後は寝湯。

休憩用に用意されている木製のサンラウンジャーとテーブルがバリ旅行を思い出させてくれました。

なんとこのスパの大きさは110平米。我が家とほぼ同じ大きさです。

 

この非現実なプライベートスパを、時間いっぱいの一時間、こころゆくまで家内と二人で楽しみました。

有難うございました。

 

 

 

 

お待ちかねの夕食

お待ちかねの夕食は部屋食。

部屋に連れてきてくれた仲居さんが僕たちの担当で、部屋食の準備も全てしてくれるようです。

座卓に白のテーブルクロスを敷いてから食前酒、先付、八寸が運び込まれました。

 

 

 

 

先付けは枝豆豆腐じゃなかったかな?お品書きを読んでも難読漢字過ぎて読めません(笑)

誕生日を祝って食前酒で乾杯!から始まりました。

 

 

 

 

八寸は和牛、鯛の南蛮漬け、合鴨ロースなど計7品。

どれもこれもきっちり仕事のされた、お酒が進む?いや家内はウーロン茶で僕はウイルキンソンのかなり辛めのジンジャーエールでしたが、少しだけ強めながらも上品な味付けが印象的でした。

 

 

 

 

 

土瓶蒸しは蛤。貝のいい出汁が出た汁も、蛤の身もおいしくいただきました。

 

 

 

お造りは名物舟盛りでした。

真鯛にハマチ、伊勢海老に鮪、サザエの刺身に白身の刺身に、伊豆の本山葵。真鶴のうに清や内房のろく屋で舟盛りには慣れてますが、ここも浜の湯もろく屋ほどの刺身の種類、うに清のようにまだ魚が動いてる迫力はありませんが、鮮度とネタの良さは間違いなしでした。

 

 

 

 


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台の物は鮑の踊り、酒蒸しでした。

これも蒸し焼きされたものを、仲居さんが綺麗に取り分けてくれました。

比較するものがなく大きさがわかりにくいですが、かなり大きな鮑で、他ではあまり経験のないバターとレモンが、とてもあってました。

 

 

 

 

煮物は筍の土佐煮でした。これは八寸と違い上品な出汁を前面に出した、薄味ながらも食材のうま味がしっかり感じられるものでした。

 

 

 

 

「浜の湯名物の金目鯛の煮つけです」の掛け声とともに仲居さんが持ってきてくれた金目鯛の煮つけ。まずその皿の大きさ、金目鯛の大きさに、思わず声が漏れてしまいました。

鮑の時と同じように比較物をおかずに写真を撮ったことを後悔しました。

 

この煮つけも仲居さんがきれいに取り分けてくれたのですが、鯛めしのお食事の前に白米をご用意しますか?と金目鯛のタレご飯の誘惑を仕掛けてきました。
その誘惑に屈したのは僕だけ。ただ屈した自分を褒めるのに時間はいりませんでした。

 

今まで何度か食べたことのある金目鯛の煮つけの中でも一番の美味しさで、それをご飯とともに食べた時の幸福感。さらには金目を乗せたご飯にたっぷりの煮汁をかけて食べた時の至福感は、言葉にできないほどでした。

日本人に生まれてよかった!

 

 

 

 

金目を食べ終わったころから仲居さんが「まだ大丈夫ですか?おなかは何合目ですか?」と尋ねるようになってましたが、その分けがわかりました。

金目鯛でもう終わりと思っていた後に、肉料理が運ばれてきたのです。

 

和牛鉄板焼きはお塩でいただきましたが、さすがに家内は二切れでギブアップ。僕が4切れを食べきりました。

 

 

 

 

食事は金目鯛の釜飯。留椀は赤だしに香の物三種もり。金目の釜飯には三つ葉が添えられて、これがまた美味しい!

絶対無理と思っていたのに、二人できっちり釜飯を平らげていました(笑)

 

 

 

 

水菓子はイチゴのムースにキウイと苺。もう本当に動けないぐらいの満腹でした。

 

 

 

 

サプライズは水菓子の後に仲居さんが届けてくれました。

当館からのお誕生日プレゼントですと持ってきてくれたのは、キンキンに冷やされてワインクーラーに入れられたシードルでした。

 

伊豆での定宿でもない、初めて訪れたこの浜の湯で、この琴線に触れるサービスは効きました。次の誕生日も浜ノ湯がいいと家内が云ったのも納得がいきます。

 

 

 

 

暗い海であっても潮騒は昼のそれと同じ。

波の音に身をゆだねて、プレゼントされたシードルをゆっくりと楽しみました。

 

 

 

 

着いて一風呂、食後に一風呂、翌朝一風呂が定番の僕の温泉旅での入浴。

夜はすやすや眠る家内を横目に、真っ暗でしたが屋上の大浴場で一風呂浴びてきました。

 

 

 

5月22日

快晴の朝。全面ガラス張りのロビーからの眺めも素敵だろうとの予想は的中。

誰もいないロビーでその眺めを独り占めしました。

 

 

 

 

朝は三つある無料の貸切風呂の一つで温泉を楽しみました。

二人が丁度足を伸ばして入ることが出来る、丁度いい大きさ、そして湯温でした。

 

 

 

 

朝にはこれをご利用くださいと仲居さんが持ってきてくれた新しい浴衣。

こういった心遣いが、少しずつ心に響いて御贔屓になっていくんですよね。

 

 

 

 

朝食から舟盛?!

担当の仲居さんが「おはよございます」と爽やかな挨拶と共に、朝食の準備をしてくれました。

最初に冷えた心太からどうぞとのことでした。冷えてとても口当たりのいいものでした。

 

 

 

 

重箱は二重になっていて、上には煮物、茶わん蒸し、サラダが。下の箱には朝食にぴったりの珍味が整然と並べられていました。

 

 

 

 

土鍋のご飯と、昨夜の伊勢海老の頭の味噌汁は仲居さんがよそってくれました。

 

 

 

 

これが噂の朝から舟盛でした。
ここ数年、朝食の美味しい、朝食の豪華な旅館、ホテルがブームですが、その走りとなったのが、ここ浜ノ湯の舟盛をはじめとする豪華な朝食です。

 

 

 

 

身厚でジューシーな鯵の開きも、ホイル焼きでしっとり焼けてました。

 

 

 

 

 

食後のデザートまで、朝食とは思えないほどの豪華な食事をきっちりいただきました。

ご馳走様でした。

 

 

 

 

食後はバルコニーでゆっくりコーヒータイム。

 

 

 

 

ハンモック付きの大きなバルコニーのある部屋。想像を絶した広さと設備のプライベートスパ。聞きしに勝る豪華で美味しい夕食と朝食。

本当にお世話になりました、有難うございました。また必ずお邪魔しますね!

 

 

 

 

広がるパノラマ

昨日の曇り空を忘れさせる青空の下では、絶景ポイントも「映え」ますね。

 

 

 

ドライブの途中特に焦る騒ぐ様子もなく猿が路肩を歩いている光景が目に飛び込んできました!

驚いたのは人間の方です。思わずブレーキを踏んで、焦って写真を撮りました。

 

戻ってからネットで調べてみると南伊豆の波勝崎モンキーベイという場所があって、どうもその海岸には野生の日本猿が生息しているようです。

 

確かにモンキーベイという標識は確認していますので、そこにいる猿だったんですね。

それにしても驚きました。

 

 

 

いかさま丼?!

伊豆のお昼の定番は大体麦とろ童子が定番でしたが、今回は稲取まで南下してたので、伊豆一周ドライブもかねて、前から気になっていた「いかさま丼」を楽しむために、城ケ崎のやや北、西伊豆町の「おきあがり食堂」に行きました。

 

 

 

この食堂結構有名なようで、芸能人も来店しているようですね。

 

 

 

 

注文は言うまでもなく、「いかさま丼」

何しろネーミングがいいです、ラテン系の僕のような人間には、このネーミングだけでハートが鷲掴みです、

 

で、供された「いさかま丼」漬けのイカと刺身のイカがハーフ&ハーフの上に卵黄。ごはんには刻んだたくあんが混ぜられているようです。

この二種類のイカがなかなか味わい深く、卵黄でマイルドさも加わり、どんどん食べ進みました。

 

浜の湯の朝食レベルを超えた朝食を完食してきたので、正直ほとんどおなかはすいてなかったのですが、そんな中でもいかさま丼はしっかり完食するほどの美味しさでした。

ただ別途注文したげそ焼きは、あの突き出し程度の量で350円はどうかな?

 

 

 

 

伊豆に向かう際には必ず立ち寄り買い求めるものがあります。それは東名下り海老名SAにある鯵の唐揚げの名店「吉匠」です。

実は今回も昨日の朝に立ち寄ったのですが、営業時間外でまだ開店していませんでした。

 

そこで今回は諦めたのですが、そんな僕を可哀そうに思ったのか、自分も食べたかったのか(笑)、普段はほとんどネット検索をしない家内が、スマフォで検索した結果、上りの海老名SAでも販売していることが判明!

 

 

 

 

ということで、帰り道の上りの海老名SAに立ち寄り、大好きな鯵の唐揚げを手に入れました。

その場で食べる用に僕はペペロンチーノ味、家内は柚子胡椒味を選び、自宅に戻っても食べれるように定番の塩味を二尾手に入れました。

 

久々の伊豆旅行は、家内も僕も大満足の旅となりました。

今年は。。。三年自粛していた分、旅行にイベントと行動量が多くなりそうです。