
今年は亡き姉の七回忌です。
コロナ禍以降、数年できてなかったお墓参りに夫婦で出掛けてきました。
姉のこの世を去った年に、僕は膀胱癌の手術をしました。
そんな関係なので姉の年毎の法要は、その経過年数引く一が僕の癌手術からの経過年数になり、感慨深いものを感じます。
本当に初期で見つかった癌は、亡き姉が教えてくれたものと思ってますから、姉の命日には姉の分も僕が健康で長生きしなければと改めて思います。
高輪で眠る亡き姉


山手線の最新駅で、現在も工事中でどんどんの街の表情が変わってる高輪ゲートウエイ駅からも、地下鉄南北線の白銀台駅からも同じぐらいの距離にある浄土真宗のお寺の墓地。
そこに現代風のエレガントな墓石の中で姉は眠っています。
浄土真宗ではあげることないですが、祖は同じお釈迦様なので、浄土宗、日蓮宗以外の多くの仏教で挙げられる般若心経を読経して、その後墓前で暫くの間姉と話をしていました。

義理の兄から七回忌の法要の案内は当然のようにありませんでした。
なにしろ一周忌の法要で、今後は各々でやってくれと言い放った人です。ですから勿論三周忌の法要の案内もありませんでした。
今年の七回忌だって覚えているかどうか。。。お盆だってお墓参りをしたかも疑問です。
甥たちも親(義理の兄)の影響が大で、我が家(僕や姉)の親類家族を大切にとの理念とは一線を画す価値観の持ち主になってしまったようです。
姉が亡き後は義理の兄から連絡すらありませんし、甥たちも同じです。
姉と僕はよく喧嘩もしましたが、喧嘩するほど仲がいいともいえる典型で、このブログにも、それにまつわるエピソードをいくつも記しています。
僕や姉は家族、親類を大切にする、そこでの人間関係を極才色の思い出で綴る、いってみればビビットカラーな家族、親類付き合いですが、姉の嫁ぎ先はモノトーンだったようです。

でも今では、家内の兄弟と我が家イズムの極才色な親類付き合いをさせてもらっています。
ありがたいことに家内の兄も義理の姉に子供たちも、方向性は我が家と一緒で、ビビット系、ラテン系なのです!(まあ、家族的にいわせると僕がハイパーラテンすぎるようですが^ ^;;)
家内の兄の趣味は畑で、レントゲン技師の仕事の合間をみては野菜作りに励み、それを送ってくれます。
我が家も旅先から美味しいモノを送ったり、お中元やお歳暮といった形を超えて「これ美味しい!食べて欲しい!」の思いを、お互い形にするビビットな親類付き合いをしています^ ^
久しぶりの美術館


姉のお墓参りを済ませてから久しぶりに美術館に行ってきました。
竹橋にある東京国立美術館で「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」が開催されていたのです。
あまりに抽象的すぎて理解を超えるものを除くと、クラッシックな芸術とはまた違った味わいを持つモダンアートは好きな分野です。

何かのメディアでたまに見かけるこの絵が「郵便配達夫」というタイトルで、佐伯祐三という日本の画伯の手によるものであることを初めて知りました。
独特のタッチと力強さに雰囲気から、てっきり海外の画家のものと思ってました。

写真もありました。
家内と二人でとてもパリっぽいと話していた写真です。
二十代にパリにファッション遊学していた家内にとっては現実的なものとして、僕の中ではイメージとして、両脇にワインの瓶を抱えて自慢げな顔をしている少年から、強烈なパリ感を感じました。


上の三越は杉浦非水作で、下の近鉄の広告は早川良雄が手がけたもののようです。
両画家の名前は知りませんが、その作風のものや明らかに同一人物作の作品は目にします。
三越の広告はまさに昭和の香りがプンプンで、どこかノスタルジーを感じて昭和のポスターの代表みたいな感じを受けます。
一方の早川さんは、実はこの近鉄のポスター以外でお馴染みな感じなんです。
というのも大好きな寄席の僕たちのホームの浅草園芸ホールは、TX浅草駅から徒歩1分の場所にありますが、そのTX浅草駅の中に早川良雄さんのタッチに酷似した、浅草で活躍した歴代のスターのポスターが飾られているんです。
調べたらそのポスターの作家は星野修一という作家(構造家)でしたが、そのタッチが実に早川良雄に似ていて、今回展示されている近鉄のポスターも初めて見た気がしませんでした。

ZOZOの創業者の前沢さんが大好きなバスキアです。
僕は。。。あまりに前衛的で、理解を超えた芸術に感じました> <

シュルレアリスムのサルバドーレ・ダリ作の「幽霊と幻影」です。
ダリは理解の範囲内で結構好きです。

ルネ・マグリットの「レディ・メイドの花束」という作品で、マグリットの十八番の山高帽の後ろ姿の男性の前に、ボッテチェリの絵画の中に描かれてる春の女神、フローラが絵が描かれてます。
フローラがレディ・メイドということでしょうか?
タッチ、構図はまさにマグリットのそれで、明るくも暗く、暗くも明るい、そんな感じです。

間違えようのないモジリアーニは、ハワイの美術館で観て以来です。
モジリアーニも独特の世界観ですね。

名前は知っていたものの、その作品を見るのは初めてになるローランサン。
「プリンセス達」とされたこの絵画は、柔らかいながらもぼやけることのない、内側からの強さを感じる作品でした。

日本の鬼才、岡本太郎の初期の作品のようです。
彼の本領が発揮されたのは、縄文時代の土偶に出会ってからだったと何かのメディアで聞いた気がしますが、この絵からは一般的に知られている岡本太郎イズムはまだ感じません。

透明素材の椅子の中に花を散りばめたチェアー。
アイデアが面白いですね。
出口の前で強烈な存在感を示していたのが、奈良美智の作品。
奈良さんの作品を初めて目にしたのは、かれこれ20年以上前だと思いますが、その独特の世界観に衝撃を受けたのを覚えています。
自分が幼い頃にもいたような、何かに静かな不満、押し殺した怒りをもつ女の子を、フラットなタッチで描いていて、絵画のその先、いやその奥かな?に引き込まれる感じがありました。
その後、とても穏やかな、静かな幸福と、押さえ気味の喜びをした女の子も描いていた記憶があります。


久しぶりに目と心にビタミンをもらった感じです。
アートはいいですね!ありがとうございます。
大好きなビルKITTE


吹き抜けと回廊が好きな僕にとって、KITTEは東京で一番好きなビルです。
遅めに予約したランチまで時間があったので立ち寄りました。
今回のオブジェは雪?それも雲?
季節を考えるとやっぱり雲かな。。。なにしろ素敵なオブジェでした。


家内が好きなブランドのMARcourtがKITTEの三階に入店してます。
若い頃はYsやCOMME des GARCONSが好きで、その後は落ち着きましたが、今でもみたがる服はYsやMARcourtです。



僕のお気に入りは、気が利いたステーショナリーを中心に、趣味性の強い小物の品揃えがいいアンジェビュローが上の写真。
中はGOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARAで、国内唯一のグッドデザイン賞受賞商品のみを取り扱うデザインストアです。
そして下がユニークな手拭いの専門店のJIKAN STYLEです。
新丸ビルのイタリアン


お昼は人気のイタリアンを予約しておきました。
場所は素敵な東京駅が一望できる新丸ビル七階のイタリアンですが、ここが超人気店でなかなか思うような時間帯で予約ができません。
でも今回はお墓参りの後に美術館のイベントを入れて、さらにKITTEで時間調整をすることで、遅めのランチタイムを予約することができました。

ランチで最初に供されたのはキャロットスープです。
少し漉しが甘いかな?と思ったのですが味はバッチリ。人参の甘味と生クリームの比率がベストで美味しかったです。


サラダを中心にしたカジュアルな感じのアンティパストミストも良かったですよ。
イタリアンサラミ、エビとアボカドのマリネ、米ナスのミートソース焼き、タマネギとトマトとツナのサラダ、クラッシュアーモンドのクリームチーズ。
そしてグリーンサラダでしたが、このサラダのドレッシングが絶品!
思わず訊ねると「西京味噌の素レッシングです!」
えっ!?さ、西京味噌!?
とても西京味噌とは思えない、どこか柔らかい柑橘系の甘さのベースが最強味噌だったとは。
でもエアーレシピは出来上がりました。
西京味噌、キウイジャム、白ワインビネガー。オリーブオイル、塩、砂糖、蜂蜜、ホワイトペッパー、ブラックペッパーを使い、あとはその比率でしょう。
明日は無理でも、次回のウィークエンドシェフの時間が楽しみです。
あの味を忘れないように、それが一番の課題かも。

ランチのメインはピッツアとパスタを選び、二人でシェアしました。
ピッツアはクワトロフォルマッジを選びましたが、これが大正解!
僕が大好きなラボヘムのゴルゴンゾーラピッツアに勝るとも劣らない。ゴルゴンゾーラの量が、まるでゴルゴンゾーラのピッツアを彷彿とさせるものでした。
それに持ってきてくれた蜂蜜が、木製スティックのついた直径高さともに8cmほどのガラス瓶に満タンの蜂蜜!
いやいや驚きました。これならラボヘムで頼む「蜂蜜多めでお願いね」などのフレーズも不要です。
なかなか浮気はしないタイプですが、ことゴルゴンゾーラのピッツアについては、こちらに鞍替えするかも^ ^;;

12種類あるパスタから選んだのは、海老とストラッチャテッラのトマトクリームソースですが、これも驚きの美味さ!
実はイタリアかぶれの僕が初めて聞いた単語がストラッチャテッラ。
なんだかはわかりませんでしたが、海老とトマトクリームなら間違いないだろうと思ってのオーダーでした。
食べてみたら。。。これがめっちゃ美味しい!海老はプリップリでトマトソースはベストなマイルドさ。トマトソースの酸味の角が程よく取れて実にいい感じの旨み、甘味、酸味なのです。
そして謎のストラッチャテッラ。パスタの上にトッピングされてる、多分ストラッチャテッラは、どうもチーズのようなのですが、カッテージでもモッツアレラでもクリームでもない、言葉にならないマイルドさを持つものでした。
あとで調べてわかったのですが、な、な、なんと、それは世の中で一番好きなブッラータチーズの核になるもの、あのどろっとしたブッラータチーズの中身がストラッチャテッラであることがわかりました!
驚きました!まさに美味しいに決まってる!
もうリピート必至、というか月に一度は口にしたいぐらいです。

ドルチェは追加料金で好きなものに変更可能ということで、僕はクラッシックティラミスに、家内はアフォガードのソフトクリームバージョン?に変えました。
正直なところティラミスは選択ミスでした。
美味しくなくはないけど美味しいともいえず、家内のソフトの方が美味しかったです。
あとでわかったのは、この店のドルチェの売りはベイクドチーズケーキだということ。
次回は必ず頼みます。

ドリンクは家内が食前にコーラを。これはピッツア対策ですね(笑)
僕は食後にコーヒーをお願いしました。
近頃はだいたいどこの店でもマシン入れですが、選ぶカプセルの種類で違いが出ますが、ここは多分モカベースのカプセルだと思います。
強すぎない上品な酸味に好感が持てました。
で特筆すべきは珈琲ではなくシュガーです。
僕は基本ブラックのノンシュガー派ですが、ここで供された砂糖は有機栽培のココナッツシュガーとありました。
興味深かったのでスプーン半分ほど入れてみたのですが、コーヒーの味を損なうことなく、ほのかな甘味を感じました。
この変化は今までの数少ないシュガーを加えたコーヒーでは感じたことのないものです。
あまりに自然なので今度はスプーン一杯加えたのですが、ここでも自然とコーヒーが甘くなったような感じで、一般的な甘味とコーヒーの分離が全く感じられませんでした。
人生は選択の連続

人生は選択の連続であると教わったのは二十代後半か三十歳になってすぐの頃だったと思います。
今、振り替えてみると全くその通りだったと思います。
選択肢は人生の節目だけに現れるわけではありません。
自分が今行ってる行動は、常にある選択肢の中から自分が選んだ行動といえます。
明日何をしようか?
今晩は何を食べようか?
今は何をしようか?
今の状態はいくつかの選択肢の中から、意識無意識を問わず自分が選んだ選択です。
だからこそ、どうなりたいか、どんな人生を送りたいか、つまりありたい生き様や価値観が大切になるのです。
なぜならその価値観に沿った選択をするから。
人様の価値観にものはいいませんが、連れ合いの年季法要すら行わないという生き様には、とても賛同できません。
それを反面教師とするしかないですね。