2026 新春初笑い

まるでデジャブ。
今年の初笑いは去年のそれと会場もトリと大トリも一緒の、喬太郎と小朝でした。新年早々豪華な顔ぶれです。ともに僕の推し活の噺家

ということで松戸の森のホール21まで出かけてきました。

 

新春特選落語会

松戸にある森のホールはなかなかの名ホールで、今回の会場の大ホールは客席数も二階席を含めると全席で1955席。天井高と相まってかなり壮大な感じです。

間違いなくオーケストラのクラッシックを鑑賞するには最適の会場でしょう。
それにつけても、一階席だけでも相当な席数なはずなのに見渡せばほぼ満席。

小朝と喬太郎の人気の高さをうかがい知ることが出来ますね。



桃月庵白酒

なかなか上手だった前座の後は、お初にお目にかかりますの桃月庵白酒
そもそも桃月庵という亭号の噺家さんは初めてのような気がします。

これがまたなかなかいい感じの落語をする方で、結構楽しませてもらいました。



春風亭小朝

中入り前のトリは名人 小朝師匠でした。
今回は壇ノ浦の那須与一の扇を射抜く矢の話でしたが、小朝師匠の凄さは、落語の最中に枕話が何度も入り、かなりの脱線で笑いをとっても、落語に戻っても微塵も乱れがない。

これを何度も繰り返すので、一つの落語をじっくり聞いて下げで唸るというよりも、さながら下げというゴールまで、何度も道草をしながら、その道草の一つ一つがまた実に楽しいという、高度なテクニックを持つ天才だと思います。

今回も心底楽しませてもらいました。

 

 

ウクレレえいじ

中入り後、寄席でも一度も出会ったことのないウクレレえいじという芸人さんが、色物の番で出演しました。

一言でいうとウクレレの技術はすごいものの、それ以外は学芸会ののりで失笑が漏れてましたが、時として玄人よりも素人芸が新鮮の例え宜しく、ナンセンスながらそれなりに笑いが生まれてました。

特に落語に感じますが、どんな話で俺を笑わせるんだ?といった輩は、落語好きには少ない気がします。噺家と観客が一体になって、あー楽しかった!の聴衆と、今日の客はのりがよかったねー!の噺家の感想が出る空間を、ともに作ってる感じがします。


柳家喬太郎

ご存じ柳家喬太郎師匠。

何度も彼の落語に接していますが、大学を出てサラリーマン経験のある彼だからこその、一般庶民感覚から出る枕は、落語にも勝るとも劣らないものです。

毎回噺家は会場の雰囲気を読んで枕と落語の長短を決めるらしいのですが、今回の喬太郎は枕が長かったですね。正直大トリだったので、古典ではなく新作を一つ聞きたかったのですが、それは贅沢というもの。

少し落語が短くて残念でしたが、それでも初笑いには最高のキャストでした。
笑う門には福来たる。今年もお陰様でいい年になりそうです。
有難うございました。


夜は鰻

大笑いした後の晩御飯は、予約していた地元の贔屓の鰻屋で国産青鰻の鰻重をいただきました。

このブログでも何度か記していますが、この店は関東にありながら蒸さずに焼く、関西風の地焼きです。これがふわっふわ鰻とはまた違った、香ばしさを楽しめるもので、関東風、関西風に各々の良さがありますね。

我が家は夫婦そろって鰻が好物なので、初笑いの後の最高のご馳走になりました。
ご馳走様でした、有難うございました。