節目になる墓参り

秋雨前線や台風24号の影響で太平洋側を中心に広く雨や曇りとなり、関東でも線状降水帯の注意警報が出そうで、夜から雨脚が強まる不安定な天気の中、ご先祖様のお墓参りに出かけました。

毎年、コロナの時期の2年ほど以外は、だいたい9月上旬に継続してきたお墓参りも、今回だけはある意味節目になりそうです。


ひたすら北上

いつも通り土曜の早朝自宅を出発して、ひたすら東北道を北上し9時前に菩提寺に到着しました。

最初にお墓にいき一年分のお墓掃除を三人で行い、その後僕が般若心経と大悲円満無礙神呪を読経して、大切なご報告と余慶への感謝を伝えました。

その後お寺にお戻り位牌堂でも、きっちりご報告と感謝を伝えて、また来年きますからと約束してお寺を後にしました。


秋田に来た際のお昼の定番

お墓参り当日のお昼は決まって十文字中華そばの名店、三角そばです。

人気店でお昼の時間帯はそれなりに待ちの人がいるのですが、今回はそのスケールが違ってました。店内の待ち席では足りずに店外にも並んでる状態。

ちょっと驚いて理由を考えて探してみたらありました、バナナマンのせっかくグルメに登場したようなのです。
まるほどそれなら納得の行列のできるラーメン店になっちゃいますね。SNSのインフルエンスもさることながら、TVの影響力の大きさは恐るべしですね。



二年ぶりの萬国屋

旅ならホテルよりも旅館、隠れ家よりも大規模が好みの我が家にとって、萬国屋はスペースリッチにおいても理想的な宿の一つです。

今回の部屋は山側三階の角部屋でした。窓を開けると石を敷き詰めた広いルーフバルコニーが広がり、その先は山の緑です。

川側とは違った落ち着きのある山側の部屋が好みですね。

 

歳のせいもあるのでしょう、床間のある和室は落ち着きます。

 

窓のある洗面室に檜の浴槽のバスルーム。十分な広さのトイレと冷蔵庫のあるサービスコーナーと快適な広さとレイアウトです。



まずは一風呂

チェックインの際の説明で三階と一階の大浴場の説明を受けましたが、一階の大浴場?そんなんのあったっけ?と思ったのですが、行ってみればわかると先ずは一風呂。

場所は
萬国屋の売りの一つの優雅に錦鯉が泳ぐ池を臨むロビーの一角が出入り口になっていました。

一階の大浴場は男女入れ替え制で、その一つの里の湯は内風呂のない露天風呂とサウナと水風呂の構成でした。
サウナは六人ほど入る中規模のものでしたが、水風呂は足を伸ばせる大きさでサウナーにとっては嬉しい仕様です。

真四角でこちらも6、7人が入ることができる露天もフラットな開放感が良かったです。


お楽しみの晩御飯

お食事処は二階と三階にあり、過去2回は三階の完全個室での食事でしたが、今回は初めて平場での案内でした。

ここはプロが選ぶ日本のホテル旅館で8位にランクされるまでに成長した萬国屋の勢いでしょう。日曜日の宿泊にも関わらず、かなりの稼働率でした。

それまで多分10年にわたり東北での定宿だった、かみのやま温泉の日本の宿古窯のサービス低下への代替として選んだ、新しい定宿の萬国屋は正解だったようです。



箸袋の裏に萬国屋の歴史が書かれてましたが、徳川綱吉の時代から、つまり創業340年ほどの歴史を持ち、明治時代のパリ万博に感化された館主が世界中からお泊まりいただける宿であるようにとの思いから命名されたようです。

お品書きは祝杯から水菓子までの13種類と豪華なものでした。

 

八寸は季節の小鉢の盛り合わせで、鳥の器に入っていた鯛の煮凝りが特に絶品でした。

吸い物はのどぐろの土瓶蒸し。

土瓶蒸しといえば松茸、松茸といえば土瓶蒸しと、これは何度も楽しませてもらいましたが、のどぐろの土瓶蒸しは初めてでした。
松茸とは違った出汁と風味で、のどぐろ土瓶蒸しも美味しかったです。

 

後で小売の器で供されたお造り。
はまちに鮪と赤海老で、どれも新鮮で特に大きな赤海老は鮮度が際立ってました。

山形牛の温泉蒸しは、綺麗にサシの入った上物。
下には野菜が敷き詰められていて、温泉の湯気で蒸されると山形牛の脂がいい感じにしたの野菜に染み込んで美味しい。

つけだれのポン酢と胡麻だれとの相性も良く、とても美味しくいただきました。

凌ぎまであり、だだちゃ豆うどんでした。

お品書きの貝料理は、お馴染み鮑の踊り焼き。
これも我が家では定番に近いメニューで、ない場合はオプションでお願いするほど夫婦揃って大好物です。

甲殻類と貝類が苦手である旨を伝えておいた次女の代替品は、のどぐろの煮付け。というよりも姿煮で、これには驚きました。
正直半身ほどのものが出てくると思ったら、お頭付きです。これには次女も感動でした。

蒸し物は海鮮茶碗蒸しの青さ海苔餡。
ここは料理長が結構な腕と繊細な味覚のようで、どの料理も味付けが程よく上品で、この茶碗蒸しも美味しかったですね。

洋皿では魚介類のパイシチューでした。

食事は山形のつや姫にナメコの止椀。香のものは山形ならではのさくらんぼの漬物。これが結構美味しいのです。山形で投宿した時の楽しみの一つでもあります。

デザートは藻塩キャラメルプリンで、これはここが古窯グループになってから、古窯のプリンのレシピを使ってると思われる、絶品のプリンです。

料理長の平岡雅英さま、どれもこれも美味しくいただきました。
ご馳走様でした、有難うございました。


食後はまったりタイム

萬国屋には竹あかりの部屋があり、夜は幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

 

食後のコーヒーはこの広々ロビーのフリードリンクコーナーが定番ですね。

今回は前からあったコカコーラの冷たい飲み物と、コーヒーやココアの温かい飲み物。それとボンマックのコーヒーマシン以外に、新たに萬国屋のオリジナルのマークの入ったエスプレッソも作れるコーヒーマシンが設置されていました。

これらは大浴場の終了時刻の0時まで稼働していて、朝は大浴場の開始時刻の5時に合わせて動かします。
こういったユーザー目線の嬉しいサービスが評価を上げているのは間違いなさそうです。

この贅沢な空間の使い方は、プロが選ぶ日本のホテル旅館100選の上位の常連の、稲取温泉の銀水荘や母畑温泉 の八幡屋、今年の6月に行ってきた2,026年のトップの下呂温泉の水明館でも感じたことのないゆとりです。

他の名旅館も海の見えるギャラリー風のロビーや、圧倒的な吹き抜けなど魅力的な仕掛けがありますが、萬国屋の出過ぎないフラットな開放感は、ここだけでしか感じることのできない自然に肩の力が抜けてゆったりできる独特の「間」を持っています。

ここでは写真を撮る際のポーズですら自然な感じがします。


二度目の温泉

布団に入る前には三階の大浴場で温まりました。

あんまり記憶になかったのですが、この大浴場にもサウナが完備されてました。お隣のたちばなやと切磋琢磨してお互いに評価を上げている萬国屋ですが、お風呂はたちばなやに軍配ありと思っていました。

しかし一階にもサウナ完備の露天風呂となると、萬国屋が一馬身抜けた感がありますね。


朝サウナ

朝は5時から大浴場が利用可能。
そこで新設された一階の大浴場が入れ替え制で未体験の方を楽しめるので、5時半に行きました。

おおかた貸切だろうと高を括っていたら大間違い、すでに十人弱の先客が。
露天風呂も4つに仕切られたとても大きなもので人気の感じがわかりましたが、一番はバレルサウナのようでした。

この円筒形のサウナはその形状から熱気の循環が良く、さらに外に設置することで景色まで楽しめるのです。実質四人が限界のサウナは混雑状態でしたが、それでも12分サウナで5分水風呂のワンクールを計3回楽しむことができました。

今風にいえば、朝から「整った」感じです。


朝ごはんは名物の鯛飯

ウエザーニュースによると9月7日は関東でも線状降水帯が発生する危険のある、終日荒天とのこと。ここあつみ温泉も今にも雨が降り出しそうな空模様です。

 

お品書きにもあるように萬国屋の朝ご飯の売りは鯛飯です。

 

鯛飯はおかわり自由でお櫃で供されます。
ご飯のお供以外に鯛の煮付け、鯛茶漬けにもなる新鮮な鯛の刺身がつきます。

 

その場で温めていくあさりの味噌汁は煮詰まることもなく、風味も味も絶品でおかわりしたいほどです。

 

締めはやはり鯛茶漬け。
鯛の切り身を一枚だけ残しておいて、少し胡麻だれにつけて鯛飯の上に乗せ出汁を回しかける。仕上げは刻み海苔で完成。

忘れられない味で、なんともほっとして今日一日がいい日になりそうな、そんな気分にしてくれます。

食後はロビーでエスプレッソダブルのお湯わりでまったり。
新しく導入されたコーヒーマシンではこんな裏技が使えるのもありがたい次第です。

チェックアウトを終えて車を正面玄関に移動して荷物を運びにいくと、家内がすっきりとした出立ちの女将らしき人と話をしていました。

家内から主人ですと紹介されるとやはり女将で、一階の露天風呂は一昨年にオープンした旨を教えられました。
その際にサウナの必要性を痛感して二つの露天風呂の両方に通常のサウナと、差別化にはもってこいのバレルサウナを設置したようです。

女将は雨の中外までお見送りしてくれました。
宿は立地も設備も料理もサービスも皆大切です。しかし女将自らお客様と接点をもつことはとても大切です。

大好きで東北に来た際の定宿だった日本の宿古窯も、かつては食後部屋に戻ると敷かれた布団の横の座卓に季節のフルーツが置かれ、その横に女将からの宿泊への謝意の手紙が置かれていたものでした。

しかしそれもだんだんなくなり、それに比例するようにプロが選ぶ日本のホテル宿100選のトップテンが常連だった古窯もジリジリとランクを下げ、ついにランク外となり、我が家も東北の定宿の看板も下げることにしました。

この先何年この時期に奥の細道を訪れることができるかわかりませんが、これから我が家の東北の定宿はここ、あつみ温泉萬国屋になりそうです。


唯一無二クラゲ水族館

クラゲに特化した水族館があることを知ったのはTV番組でした。しかも場所は山形県の鶴岡市で、あつみお温泉からすぐです。

これを見学しない手はないと今回足を伸ばしてみました。
月曜日の平日にも関わらず結構な見学者の数に驚かされたと同時に、駐車場の車のナンバープレートも山形以外もかなり多く人気の一端を見せられた気がしました。

 

てっきりクラゲ以外の海洋生物はいないと思っていたのですが、さすがにそれはなく鶴岡の海で獲れる魚が大きな水槽の中で泳いでいました。

 

鮭の生態はいまだに解明されていないらしいですが、稚魚を見るのも初めてです。

 

海亀は家族でバリに行った際にリアルで見て触れてをしましたが、小判鮫が一緒なのは初めてです。

たまに会話の中では小判鮫という名詞も出てくることがありますが、本当に海亀にぴったり寄り添って離れないんですね。揉み手をしていても不思議がないぐらいの寄り添いぐらいでした(笑



ここが見たかったのです、クラネタリウム

クラネタリウムと名付けられたクラゲ専門のコーナーは加茂水族館の最大の売りでしょう。

今までの行った水族館の中で最も印象に残ってるのは沖縄の美ら海水族館です。しかしここ加茂水族館は美ら海水族館とは違う方向性で忘れ難いものになりました。

何しろ水族館とといいながらプラネタリュウムにかけてクラネタリウムというネーミングにするほど幻想的な空間なのです。

 


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プラネタリウムが好きで1、00年に一度といわれる渋谷の大再開発で姿を消した東急文化会館の屋上にあったプラネタリウムには若かりし頃足繁く通ったものでした。

ここではプラネタリウムを彷彿とさせるような感じがあり、クラゲという生物を見ているのか宇宙を見ているのか、境界が曖昧になるような不思議な感覚がありました。

この神秘的で幻想tきな空間ではプロカメラマンの手による撮影も行われていました。

外では護摩アザラシを見学することができました。どこか愛くるしい表情で人気なのがわかりますね。

加茂水族館のクラネタリウムはとても素敵なところでした。
暗い館内で独特な浮遊感で水中にいることすら忘れそうになる、幻想的でシュールな美しさがありました。


お昼は山形名物鶏そば

朝食で目一杯美味しい鯛めしで満腹にしたこともあり、三人揃って昼食は軽めでとのことだったのでお蕎麦にしました。

山形では冷たい中華そばや冷たい鶏そばなど名物が目白押しなのですが、今回は鶏そばの名店一寸亭本店でお昼ご飯としました。

名物の冷たい鶏そばは、蕎麦が殻も入った歯応えのある田舎そばで噛見応えのあるもの。お汁は濃くも薄くもなくいい出汁の美味しいものでした。
決して好きとは言い難い鶏肉もまずまず。
ただチキンスキンの残ってる部分の肉は家内に即サーブでした(笑

蕎麦は美味しかったですよ、ご馳走様でした。有難うございました。


宿泊先が変わっても変わらない立ち寄り場所

奥の細道の帰路は新潟に出て関越道から南下のルートを取らない限り、山形市の郊外にあるぐっと山形に立ち寄るのは我が家の義務です^ ^

 

そして丹野こんにゃくで玉コンを食べ、東だんご本舗でずんだんだんごを食べなければ帰路につけません。

玉コンが大好きで色々なところで食べましたが丹野こんにゃくの玉コンに適うものはありません。
すんだも大好きで色々なところで食べましたが東だんご本舗のんだんだんごに適うものはありません。


一路自宅へ

この日は関東でも線状降水帯が危惧されるほど東日本、北日本は荒天の予報の一日。
この予報に自宅に着くまでにどこかで大雨に当たるのは覚悟していたのですが、なんとワイパーを連続しなければいけない雨には当たることはなかったです。

いつ降り出してもおかしくない低い雲はずっと続いていたのですが、結局自宅に辿り着くまで雨らしい雨に遭遇することもなく、Mr.晴れ男の面目躍如とまではいかなくても雨を避ける運だけは持ち合わせていたようです。

いずれブログに記すことになるでしょうが、今回の奥の細道お墓参りの旅はある意味節目になりました。





二人でホームパーティ

もう27年前になりますが僕は渋谷で大きな夢を持ってITの会社を起業しました。
それは今も未だ実現されていないサービスのビジネスモデル特許を実現するために立ち上げた会社でした。

しかし結果夢破れて今に至るですが、その会社で僕と同じ夢を追いかけたスタッフの中の何名かは、会社解散後自ら起業しました。

その中の数人は今でも付き合いがあり、自ら立ち上げた会社の社名を僕が立ち上げた会社のサービス名の一つにした社長が我が家に来たのです。

彼とは少なくとも年に一度は会い、彼の会社の状況報告やお互いの近況報告をする仲で、我が家にも何度か遊びに来たことがあえりますが、僕の本気のイタリアンを経験したことがないので、今回それを実現しました。

 

誰かを招いて作る料理はメニューを考える段階で楽しくワクワクします。

自分のレパートリーやネットで調べて気になっていたレシピに、レストランでの忘れ難い味などを思い浮かべながら、時に試作品まで作って味を確かめてから、完全なメニューを完成させます。

今回のメニューもアンティパストからドツチェ、カフェまでのフルコースです。

 

アンティパストミストでは、弟分が遊びに来た際に好評だったアグー豚以外は、全て違うメニューです。

特に力が入ったのがスイカのカプレーゼ。
これはとあるTV番組で紹介されていたもので、ラベトラの落合シェフとともに日本のイタリアンを牽引してきたアルポルトの片岡シェフ。その片岡シェフが自分の店でも出そうかな!という評価だったので、やってみたらこれが美味しい!

トマトとモッツァレラにバジルのど定番のカプレーゼも大好物で、今まで数えきれないほど作ってきたのですが、このスイカのカプレーゼはそれとは味の方向性が違い、酸味よりもスイカの甘みが全面に出ていて、酸味はクリームチーズが担うという、ど定番とは役割が逆でした。
とても美味しかったです。

 

プリオもピアットはこの夏の我が家のプチブームのイカ墨のリゾットにしました。
彼に20分かかることを宣言して鍋につきっきりになりました。
彼はキッチンの出入り口に椅子を持ってきて、僕が鍋番をしてる間四方山話をしてました。

なかなかの食通の彼が今回の僕のイタリアンフルコースで一番気にってくれたのが、このイカ墨のリゾット。
一口口に入れた瞬間「これ、美味い!!」

自宅に戻って今日の料理ともてなしへの感謝のLINEにも「どれも美味しかったですが、特にイカ墨のリゾットが絶品でした」とのこと。

お口にあって良かったです、嬉しい限りです。

 

セカンドペッシェは鯛です。
ソースは自家栽培のバジルを使ったペストジェノベーゼをベースに、生クリームや蜂蜜、塩で淡白な鯛の風味に合うようにしたもの。

彼も「このソースはどうやって作るんですか、美味しいいですね」

付け合わせはミックスリーフとオリーブのインサラータで、ソースは同じジェノベーゼに白ワインビネガーとオリーブオイル、黒胡椒、塩で調整したバジルベースのドレッシングです。

 

セカンドカルネは比内地鶏のグリルにポモドーロのラグーを合わせました。

比内地鶏自体が結構な旨みがあるので、ソースはシンプルに煮込んだトマトとフレッシュバジルだけにしました。

塩と胡椒だけで焼かれた鶏肉に甘みと酸味を感じるトマトのラグーは、お互いの風味が味に深みを与えてくれて、彼も「美味しいですね、この鶏とソース」と言ってました。

 

僕が作れないのがドルチェ。これだけはデパ地下で用意する物という意識が、もう何年もの間変わってませんし、残念ながらトライする気も生じません。

なので僕はバリスタに専念(笑
この役目は結構いけます、ハイ。何しろ趣味の一つが珈琲で、エスプレッソマシーンにマキネッタ、ドリッパーもコーノ式、ハリオ式、カリタ式、金属、砂岩陶土など数種類があります。
流石に衛生管理の課題もあり、やりたいのに手を出せないでいるのがネルドリップ。

今回のカフェ&ドルチェはデロンギのエスプレッソマシーンで仕上げたカフェ・ラ・テと瀬戸内レモンのモンブランにしました。

食事をしながら、その後も話は尽きず、彼が我が家を後にしたのは18時になってました。
話題の中心はやはり彼が経営する会社のこと。日進月歩著しいIT情報産業では、僕が夢見て渋谷で会社を経営していた頃とは隔世の感が強すぎます。

インターネットは第三次産業革命と位置付けられますが、その後AI、lot、ビッグデータが主役の第四次産業革命の時代が到来して今に至りますが、予想を超えるAIの進化と同じく想像以上の進展を見せるロボティクスの組み合わせて、第五次産業革命の黎明期が今ともいわれます。

これには納得で、特にAIの進化はアンソロピックのミュトス問題のように、国家レベルでその安全性について討論される時代になってます。

去年まで首を傾げるざるを得ないプロジェクトも、今年はAIの進化の恩恵で実現性のハードルが一挙に下がってるようなのです。

時代の流れに比較的柔軟に対応してきたと多少の自負がありましたが、これからはもっと柔軟に、そしてもっと上手に情報を取捨選択して、自分に必要なものを身につけていく必要性を強く感じました。


PS 大好きな車が‥

余談ですが、フェラーリ ローマ 僕が一番好きな車です。

そのローマのオーナーになった人が同じマンションの住民の一人です。彼はかなりの車好きでローマの前はニッサンGTRのオーナーでした。
中古でも2、3千万円台のこの車を手にいれて維持するには、結構な収入力が必要になり、選ばれた人にしかそれは出来ません。

僕も選ばれなかった多くの人のうちの一人なので(笑、自宅のリビングにフェラリーリレッドのローマを飾って眺めてうっとりしています。

今の電気自動車的なデザインがどうにも好きになれず、やはり車はどこかブルースな感じを受けるものに限る僕にとって、フェラーリ ローマとマセラッティ グラントゥーリズモはタイムレスデザイン、車デザインの最高峰なのです。

今販売されてる車は没個性と、僕からいわせると車ではなく新しい乗り物、ニュービークル的なデザインで、これはというものがないのが現状です。

そんなことで10年以上乗り続けている今の車を、きっちり点検してもらい必要な整備や部品の交換をして、この先また何年か乗り続けることになりそうです。





妻と、友とLA BETTOLA


今でも予約が取れないレストランの一つのラベトラ。
日本のイタリアンの黎明期から今に至るまで長きにわたりトップランナーとして業界を引っ張ってきた落合シェフのイズムが変わることなく貫かれてるこのお店を僕は大好きです。

お洒落でスペースリッチで料理の盛り付けにもすごく手のこんだイタリアンもいいですが、そもそもイタリアンはマンマの味。

普通のOLが1ヶ月頑張った自分へのご褒美で無理せず来れるプライス設定を変えない、そしてイタリアンの巨匠の店としての味もきっちり守る、その姿勢に頭が下がるとともに本当に嬉しく思います。

 

そんなラベトラの予約日に、珍しく一番初めに埋まってしまう土日のランチが二つ取れたので一つを家内と、もう一つを友人とともにすることにしました。

 

家内とLA BETTOLA 

最初に撮れたのは7月18日土曜日。
ここは家内と二人でじっくりラベトラの味を楽しむことにしました。



なぜかメニューでは「赤いオレンジジュース」となってるブラッドオレンジジュースで乾杯!

このネーミングは、もしかするとイタリアン初めての人でもイメージしやすようにした落合シェフのちっとした心遣いかもしれませんね。

 

今回は珍しくアンティパスト、プリモピアット、セカンドピアットまで二人たも全く同じチョイス。
ということでアンティパストは真鯛のカルパッチョ。

本来イタリアでは牛の生肉だったカルパッチョを、日本人は生肉を食べる習慣がないということで、牛の生肉と同じ赤色の鮪の赤身変えたのも落合シェフ。

今ではマグロよりも白身の魚の方がカルパッチョとして一般化してますね。
正直ラベトラのカルパッチョは少し酸味が強いと感じる僕ですが、魚のカルパッチョの開発者の店に敬意を表して、それは味覚の違いの問題と納得してます。

プリモピアットはいうまでもなくウニのパスタ。
トマトソースベースにウニと生クリームを混ぜ込んで絵も言われぬ絶品パスタに仕上げたのも落合シェフのアイデアでしょう。

しかしこんな発想はどうすればできるのかと前から思っていたのですが、近頃イカ墨リゾットに入れ込んでいて、それを料理していてガッテン!でした。

多分イカ墨のパスタがラベトラ風ウニパスタ誕生のトリガーになったと思います。
イカ墨はパスタもリゾットも真っ黒でわからないですが、ベースはトマト。
そうトマトソースにイカ墨を混ぜることで、あの深みのある味ができるのです。

このイカ墨をウニに変えたら?とイメージしたのではと推測します。
何しろ美味しい!本当に美味しいパスタです、ここのウニのパスタは。

 

セカンドピアットも僕の定番、子羊のローストです。
これも絶品であることは何度もこのブログで記してますね。くどくなるので今回はその美味しさの詳細は割愛します(笑

落合シェフ、今回も美味しくいただきました、ご馳走様でした。
有難うございました。


恒例の銀ブラ

大満足のあと銀ブラしていたらフランクリンシステム手帳の売り場に遭遇しました。
な、つ、か、しーーー!

思い返せば今の自分の考え方、行動の基礎の一角を形成してくれたのが、このフランクリンシステム手帳です。
僕はこれで時間管理=出来事管理であることを学びました。

その後フランクリンシステム手帳は、その考え方をSONYのクリエ、Palm、Nokiaなどで実現し、今はiPhoneで行ってます。

 

銀座の三宅一生の路面店です。
僕はコム・デ・ギャルソンやワイズの服を見ると東洋哲学という言葉が脳裏をよぎり、三宅一生の服を見るたびに日本人は農耕民族との思いを強くします。

 

銀ブラでは立ち寄り場所の候補の一つの銀座シックスです。


ただこの吹き抜けに設置されたビジョンで、毎回走り回ってるデジタルサイネージは、銀座シックスのイメージに合ってない気がするのは僕だけ?

 

今都内で一番ホットな場所の高輪ゲートウエイ駅。
隈研吾氏が設計したというこの駅も、言われてみれば納得です。


友人とLA BETTOLA 

友人とは共にしたラベトラは8月2日の猛暑日。有楽町で待ち合わせして店までの道のりは、まあ暑い暑い。

彼は日傘、僕はパナマ帽でも照りつける日差しには敵いません。舗装された歩道の反射熱は容赦なく体温を上げにきますね。

「今日はラベトラに行くよ」
「ラベトラ?」
『落合シェフって知ってる?」
「ええ」
「その落合シェフの店」
「えっ!マジ?!」

店内に入り一息。
洋服には凝っていてオンもオフもコム・デ・ギャルソンしか着ない彼への、今日は高中ライブへ招いてもらったお返しで僕がお誘いしました。

料理に関しては僕の方が多少詳しいので、メニュー選びのお手伝いをしました。

彼は白ワイン、僕はブラッドオレンジジュースで乾杯!

 

アンティパストは彼が様々なイタリアンの味を楽しめるアンティパストミストで、僕は今回、一度トライしたかった「モッツレラチーズとトマトソース入りの目玉焼きトリュフ風味」


今まで行ったリストランテやオステリアでもお目にかかったことのないメニューでしたが、チーズ好きにはおすすめの一品でした。

 

彼の味の好みを尋ねてアドバイスしたのが、ゴルゴンゾーラのペンネだったのに、いざオーダーとなったら、彼は何故かペンネはペンネでも辛いペンネを注文。

おいおい、アラビアータかーい!まあ、オーダー寸前に心変わりということもありなので、ありとしましょう。

僕は不動のウニのパスタです。

 

いつもは子羊以外オーダーしたことがないのですが、今回は友人に合わせてカツレツにしてみました。

流石にランチのメインでNo1だけあって、しっかり叩かれて密度が高くなった香味豚とかなり細かめのパン粉がぎっちり密着した独特の食感は、ペコリーノロマーノと思われるチーズだけで食すのですが、これが結構いける!


今回もとても満足してます。友人も感動してました。
ご馳走様でした、有難うございました。

ラベトラを後に押して向かったのは銀座ルノアールのインス店。

じっくり話をしましょうよとのお誘いに、週末の銀座のカフェや喫茶ならどの時間帯でもどこでも満席予想から、銀座でも一丁目か七丁目方面ならなんとかなるかもと選んだのが大正解で、なんとか待つこともなく滑り込めました。

ダッチコーヒーを飲みながらファッション、インテリア、旅行、AI、物理学と広範囲な話題に時を忘れて盛り上がりました。





今年も伊豆へ

伊豆が好きです。
多分コロナが日本を世界を席巻していた数年以外、伊豆に出かけなかった年はないと思います。

今年はここ数年続いている西伊豆を訪れることにしました。


8月2日 始まりはいつもここ

伊豆に向かう際のルートは、首都高、東名、小田原厚木道路となりますが、ここに立ち寄らないと、正しくはここの小田原吉匠の鯵の唐揚げを楽しまないと、伊豆に向かう気がしないのです。

鯵が大好きで伊豆や房総で名だたる名店の鯵を食べてきましたが、味に価格に手に入れやすさも含めた総合のパフォーマンスでは、ここの右に出る店はないのでは?というのが僕の感想です。

今回もど定番の味の唐揚げ塩味をいただきました。
三尾はいけたのですが、お昼ご飯がこれもまた年に一度は食べないと体調不良を引き起こしそうなほど大好きな、日本一のいくらを予定していたので、一尾で我慢しました。



伊豆山神社

ランチ予定の熱海の麦とろ童子の開店時刻までは、初めて訪れる伊豆山神社に行きました。伊豆は好きなのですが熱海はランチをする以外に、通過することが多かったのでいい機会でした。

AIの説明によると「流人だった源頼朝が源氏の再興を祈願し、妻・北条政子と愛を育んだ逢瀬の場として有名です」とのこと。
池には立派な錦鯉が優雅に泳ぎでいて、資料館までありました。

今、どうしても達成したいことがあり、きっちりと参拝をしてお力添えをと祈念してきました。


年に一度は楽しみたい麦とろ童子

ここを初めて訪れたのは何年ぐらい前かな?多分15年ぐらいになると思いますが、その頃は開店前に並ぶなどなく、席も満席にならないことも多かったのですが、数年前から開店前から行列が。

今回も開店待ちの列ができていて、なんとか開店初回で席に着くことができました。

 

ここの大将は70代後半のおしゃべり大好きおじいちゃんで、インバウンドも影響してるのでしょうか、怪しげな英語も使いながら、皆さんにメニューを紹介します。

このセレモニーは初めてここに来た当初からのことですが、基本的なシナリオは変化がなく、その時々でアドリブを入れますが、当初から人気ナンバーワンはいくらトロロドンでした。

昨今の物価高騰の煽りでしょうか、今は3590円になってました。確か前回は3200円で、その数年前までは2000円台でした。

でも迷わず食べる価値のあるほどのいくらで、北海道で食べたものよりも美味しいい、つまり多分日本一美味しいいくらなのです。

今回も大満足でした、ご馳走様でした。有難うございました。



いちごBONBON伊豆の国factory

何度も来ている伊豆でも、この道の駅は初めての伊豆・村の駅です。

 

同じ敷地内に道の駅伊豆のへそがありました。ネーミングは伊豆半島の真ん中だからってことから来てるのでしょうね。

そこにあったのが、いちごBONBON伊豆の国factory
何しろ館内はオール苺♡ まさにいちごのテーマパークでした。

家内は、紅ほっぺいちごシェイクを、僕はいちごボンボンソフトをいただきました。
ガッツリいちごを楽しむことができましたが、座って食べる場所がない💦

ここはせめてベンチぐらいは欲しかったですね。


土肥といえば金山

今晩お世話になる宿は西伊豆の土肥にありますが、土肥といえば金山が有名です。
ということで金のテーマパーク、土肥金山に立ち寄りました。

お土産品や食事ができる館内の奥には、砂金採りが体験できる施設があり、皆さん一攫千金を夢見て一心不乱に?目を皿のようにして金を探していました。



宿は若山牧水ゆかりの宿

やや小ぢんまりとした今回の宿も好みの和風旅館です。

予約した際にはそうじゃなかったと思うのですが、一週間前の予約確認の電話をもらった際にオールインクルーシブであることを告げられました。

夫婦揃ってノンアルコールですが、それでも嬉しいサービスです。

中居さんに荷物を持ってもらって案内された部屋は二階で、ちょうど正面玄関の真上のようでした。

扉を開けると鎌倉彫りを彷彿とさせる立派な床板に少し驚かされました。

10畳の和室には広縁があり品のいいテーブルと椅子が置かれてました。

部屋は赤みのあるベージュの壁で落ち着きの中にも明るさがあり、随所に黒塗りの生木を上手に使い重厚感も感じられ、センスの良さを感じました。

 

次の間もあり、ここには床置きのベットが置かれていてる寝室でした。

隣の居間と同じで広縁があり、そこにはラタンの椅子とテーブルがあり、窓の外はルーフバルコニーなっていて土が敷き詰められていて、ちょっとした庭になっていました。

 

洗面室、トイレ、バスルームと、ここでもインテリアにセンスの良さを感じます。

 

壁掛け式のテレビを覆うように配された黒塗りの生木のオブジェ。

まるで古民家の梁に使われていたような立派な形状から、どこかなお古民家を解体したその廃材を活かしたデザインなのかな?と想像させてくれます。

寝室のテレビ台もいい雰囲気ですね。

 

熱海温泉の蕃国屋に下呂温泉の水明館などもそうですが、名旅館には館内の随所に芸価値の高そうなものが置かれていて、目の保養に貢献してくれます。

ここ牧水荘 土肥館もそうでした。

館内には若山牧水ギャラリーがありました。

以下はホームページからです。

「山を越え 海を渡りて 到りつく 土肥の港の 静かさよ」

旅の歌人・若山牧水が、当館に寄せた愛着はひとしおでした。延べ100泊を超える逗留の中で詠まれた詩歌は100首以上にのぼります。
特に牧水が好んだのは、土肥の早春に咲く梅の花 。その瑞々しい感性に触れられる「牧水ギャラリー」では、直筆の色紙や書など、ここでしか出会えない貴重な資料を展示しております。
文豪が愛した静寂と湯の香に、思いを馳せるひとときをお過ごしください。

西伊豆最大の湧出量を誇るここの温泉は、何しろ露天風呂が有名で、昭和30年頃から露天風呂があったというのは驚きです。

露天風呂の規模は群馬の宝川温泉にはかないませんが、ここも泉質と開放感でなかなかのものでした。

洞窟風呂はいってみれば天然のミストサウナ。
サウナーの僕にとってフィンランド式サウナがないのは残念でしたが、洞窟風呂がサウナ気分を楽しませてくれました。

 

良さそうな料理に魅かれて選んだ宿のお楽しみの夕食です。

食事処は天井部が少し空いた壁と暖簾で半個室になる仕掛けで、ぽらいバシーが守られゆったり食事を楽しむことができる仕掛けでした。

 

何度かオールインクルーシブの宿にお世話になりましたが、ノンアルコールのビールまで対象になっているところは、ここが初めてで嬉しかったですね。

ということでキンキンに冷えたビールジョッキにオールフリーを注いで乾杯!

 

昨今の人手不足の影響もあるのでしょうか、旅館の晩御飯の会席で初めにセットされてる皿数が多くなってる感じがします。

今回も火の入ってるもの、温かいもの以外は、大体出揃っていました。

 

先付けはとうもろこし豆腐で、写真は八寸になります。

五種類の海の物と山の物が一緒並べられていて、季節感もあり味付けも酒の肴に適した少しだけ強めの美味しいものでした。

 

お作りは生シラス、伊勢海老、鯵、金目鯛、はまち、鮪、ホッキ貝の七種盛りで、しかもシラスと伊勢海老以外は二切れずつで、舟盛りにできそうな豪華なものでした。

立地からお刺身の鮮度は文句なしです。

 

酢の物は鰯の梅酢で、締め加減が絶妙でした。

蓋物は後で中居さんが持ってきてくれた南京饅頭という、中華風味のものでした。

 

洋皿もありビンチョウマグロのたたきでした。

ここまでに全体的に落ち着いた優しい味付けなのですが、しっかり出汁が効いていて料理長の確かな力量を感じました。

 

強肴は蟹酢でしたが、身がぎっしり入った本ズワイガニで水っぽさが皆無でした。
そして特筆すべきは蟹酢。

蟹酢はどこで食べても酢の風味が強く、僕は蟹酢を使わずに食べるのですが、ここのは違ってました。
他にはない程よい甘みがあり、多分初めて蟹を全部蟹酢で食べました。

この宿の食事の一番の売りが鮑の踊りでしょう。
鮑の踊り焼きは他でもありますが、ここの売りはその鮮度でしょう。

僕のはややハズレだったのですが、家内のそれはまさに元気一杯で、僕の鮑の踊りは盆踊り程度でしたが、家内のはマイケルジャクソンなみに踊り狂ってました。

どの宿でもいう、火が消えたら食べごろですとの中居さんの言葉は信じてません(笑
そもそも生なのでお刺身でいける鮮度のもの。これは半生、つまり踊りが終わって少し過ぎたら食べごろなのです。

今回も半生でとても美味しくいただきました。

もう一つの売りがすき焼きです。
ここは伊勢海老のお造りと鮑の踊り焼きという、海辺の宿の売りのツートップ以外に、すき焼きまでつく豪華さです。

上品な出汁が美味しいすき焼きでしたね。

ただ学習しました。
言われるままにチャッカマンで火をつけて煮えたら食べたのですが、これでは肉が硬くなってしまいます。

こんな時は肉だけ取り出して、生卵の器にアスケープさせ、肉だけ食べるタイミングで熱々の鍋に入れるべきでした。

鮑の方法から、そのメリット、本質をすき焼きに活かせてませんでした。
次からは間違えないように肝に銘じます(笑

伊豆といえば金目鯛。
ということで別オーダーで金目鯛の煮付けを注文しておきました。

で、供された金目鯛の煮付けが結構立派で大きい。
僕の中で金目鯛の煮付けの最高峰は食べるお宿浜の湯で、次点が銀水荘なのですが、次点が書き換えられそうなおいしさでした。

 

ということで、食事のご飯のおかわりの締めに金目鯛の煮付けのほぐしみとタレをかかて食べるという禁じ手に出ました(笑

多分この食べ方は意識高い系のハイソなお方でも、日本人のDNAを持つ方であれば嫌いないない食べ方だと思います。

とっても美味しかったです、ハイ。

 

デザートは西瓜、クリームチーズの何か、こし餡を纏った何か(笑 です。

温泉も食事も評価の高かった宿ですが、こと食事に関しては予想を上回ってました。
品目として舟盛りになりそうなほどのお造り、伊勢海老、鮑に牛肉。別注文でしたがとても美味しいい金目鯛の煮付けと大満足。

そして繊細で優しいながら、きっちり出汁を効かせて輪郭のはっきした味付けを紡ぎ出す料理長の力量に魅了されました。

ご馳走様でした、有難うございました。

宿の屋上には三つの貸切風呂があり、その一つを21時から予約していて、食後の温泉を楽しんできました。

しかし、真っ暗な空は雨雲に覆われていて、パラパラにわか雨が💦
夫婦雨の中貸切露天風呂に入るという、人生初体験をしました。


8月3日 まずまずの空模様

朝ごはんも晩ごはんと同じ場所でいただきました。

朝からオールインクルーシブの恩恵に預かって、ジョッキに生ビールを注いでいる男性を横目に、自分たちの席へ。

朝食には丁度いい品数でしたね。

 

朝からイカそうめんをいただけるのは嬉しい。新潟の月岡温泉の泉慶・華鳳に泊まって依頼ですね。

 

そして味の干物も大好物です。
味噌汁も固形燃料で、その場で熱するスタイルです。

朝ごはんも美味しかったです、ご馳走様でした。

 

素敵なインテリアのお部屋に、館内に散りばめられた美術品と若山牧水ギャラリー。
西伊豆最大の湧水量の歴史ある大露天風呂と、伊勢海老、鮑、金目鯛、牛肉の大満足の食事。

本当にお世話になりました。
中居さんやスタッフの皆さんの応対もアットホームで暖かく好印象で、機会があったらまた訪れたいと思いました。

お世話になりました、有難うございました。



道の駅 伊豆月ヶ瀬

この日は沼津に向かいました。
途中過去に立ち寄ったことがある道の駅月ヶ瀬に立ち寄りました。


お昼ご飯は沼津港

伊豆を訪れた際のお昼ご飯は大体決まっていて、初日が今回も伺った熱海の麦とろ童子です。翌日はここ数年決まって静岡県にしか展開していないハンバーグチェーンのさわやか。
なかなか食では冒険しないで保守派のようです(笑

しかし今回冒険しようと思いました。
沼津港にはご贔屓にしてる美味しい干物屋さんがあり、そこが目的なのです。

それまで沼津港では大嶋という寿司屋があり、そこのランチの刺身定食が大のお気に入りだったのですがコロナで閉店。

それ以降沼津港であまり魅力を感じる外食を見つけることができなかったのですが、今回これはという店を見つけました。

それが海鮮食堂ずうです。

この店、あろうことか贔屓の干物屋さんから徒歩1分以内!
なんと12時には閉店という、いってみれば観光客ではなく港で働く人たちの胃袋を店だったのです。

ここでどうしても食べたかったのが鯵の刺身とアジフライ定食。
漁港が目の前でそこで働く人たちを相手にしてる店なら間違いないはずと踏んだのです。

家内は焼き鯖とお刺身を選びました。

 

鯵の刺身は身が締まっていて、いかにも採れたてという感じでした。

アジフライを僕はでっきれば塩、それがないなら醤油で食べます。理由はソースだとその味が優ってしまって、鯵のおいしさが消される気がするんです。

で、今回は塩がなかったので醤油で食べましたが、身厚で美味しいアジフライでした。

 

沼津港の自宅へのお土産も決まっていて、えび伝のイカの姿やきせんべいです。
これはほんの少しのピリ辛でおいしんですよ。

 

我が家の贔屓の干物屋、カネキン商店です。沼津港で干物はここ以外で買うことはないです。

今回も自宅用、お隣さんのお土産、お中元のお返しと手配しました。
我が家で特にお気に入りんなのが、鯵の味醂干し。これが絶妙な味付けで、甘すぎず塩味も強過ぎず、少し複雑で深い味わいが楽しめるのです。

 

恒例の若旦那とのツーショットです。

実直であまりよいしょもしない若旦那ですが、「〇〇さん、来るたびに若くなってう感じがしますよ」とのありがたいお言葉。

ここでも泊まった宿の話や、今まで行った旅行の話など20分ほど雑談を、若旦那のお母さんと家内の四人で楽しんで店を後にしました。

ところが今回掟を破ってしまいました。

この度に出かける位週間ほど前かな?たまたま観たモヤモヤサマーズの舞台が沼津で、そこで紹介されてた砂干し鯖という干物に強く強く強ーーく魅かれたのです。

まあ、沼津港から少し離れた場所にあるし、どうしても食べてみたいしと買ってきちゃいました。

今回も旅のしおりはAIにお願いしました。
前回の松本飛騨高山下呂温泉の旅との違いは、その際はchatGTPが担当し、今回の旅ではClaudeに担ってもらいました。

余談ですが今メインのAIはClaudeになってます。

 

今回の西伊豆旅行もとても良い旅でした。
有難うございます。





Nipoteは水遊びがお好き

ニポテも2歳になりました。
表情もどこか男の子っぽくなってきました。

今回も夏の恒例行事のルーバルのプールで水遊びを、二泊で決行しにきたのです。

相変わらずインテリアの破壊の事前阻止に結構な時間も体力も使いますが、それでも可愛い孫を迎い入れるための大切な作業となれば、心はウキウキです。


7月24日 準備万端

午前中からルーフバルコニーにプールを広げて、せっせとポンプで空気を入れて、完成したらシャワーで水を入れてと準備は万端。僕はバタン状態(笑

 

午後に到着のきんじゃえもん。初めはややご機嫌斜めな感じ?

 

でも、慣れてきたらこの笑顔。プールに入ったら独壇場です。

 

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プールで遊びまくったあとは、室内でも大はしゃぎ。そしておねむZZZZZZZZZ

晩御飯も僕の担当で、長女が大好きなアグー豚を用意。それを豚しゃぶにして食べました。
ただ今回の隠れた目玉メニューは、上の写真にある冷たいコーンスープなのです。(孫とのご飯の大童で当日の晩御飯の写真は撮れませんでした> <)

きんじゃえもんも大好きだと思い大量に作っておいたのですが、期待したほどはお気に召さなかったようで、逆に長女が大量消費してました。


7月25日 どうぶつ探検隊?!

翌日は車でモールにお出かけ。

ダイナソーやカブトムシなど生き物に関心のあるきんじゃえもんに、どうぶつ探検隊というギャラリー?テーマパーク?に連れて行きたいとの長女の意向。

そのために車を走らせたのですが、予想を超える混雑に入場を断念。
ハローキティーのカートに乗せて誤魔化しましたが、明らかな不満顔(笑

この日の晩御飯のきんじゃえもん特別メニューは、昨夜と同じように家内におまかせ。
僕は大人三人の料理を担当。

この日のメニューは上の画像のウインナーと茄子のトマトソース煮の、ウインナーを比内地鶏に変えたものです。
これも前日のコーンスープと同様に長女に大受け。
美味しい、美味しいと作ったものを食べてもらえるのは本当に嬉しい、有難いですね!


7月26日 ハンバーグとすっぽんぽん?!

自宅に帰る日のお昼はブロンコビリーのハンバーグ。
きんじゃえもんはお子様セットに満足のようで、どんどん食べ進んでます。

 

お腹いっぱいで飽きてきたら、巷で流行りのシール遊び。
シールまでダイナソーです。

 


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家に戻ってまたプール。とにかく水遊びが大好きなのです。

 

いつの間にやらすっぽんぽんのフル〇〇大王になってました。
やっぱり全裸の開放感がたまらないのかなー、最高の笑顔を見せていました。

PS 
ダイナソー一辺倒だったきんじゃえもんの次なる関心はトイストーリーのようです。





キッチンのニューカマーと功績

キッチン家電は毎年のように便利なものがデビューしてます。しかしキッチンスペースは限られてますので、これは使ってみたいと思っても置き場所を考えると何かを他のものを断捨離するか、購入を断念せざるを得ないものが多くのが実情でしょう。

またソニータイマーじゃないですが、保守期限が過ぎたあたりからタイミングよく具合が悪くなったりサドンデスしたりと、定期的な買い替えも必要です。


定期買い替えかな、ガスコンロ

2月14日に我が家にやってきたパロマのフェイシス。
それまで使っていたガスコンロのツマミの調整がコツを覚えないとできないほど微妙になっての買い替えでした。

その経験から火力の調整は円形つまみよりもスライドで探していたのですが、そこそこのスペック以上のモデルは皆円形つまみ。
その中で大きさとカラーと、スモークカットグリルにダッチオーブンのようなラ・クックグランという付加価値で選びました。


これは秀逸!自動調理ポット

今までやや珍しい調理家電では電気圧力釜や電気フライヤーを向かい入れましたが、購入時はよく使用しましたが、だんだん使用回数も少なくなり気味で、特に電気フライヤーはやお荷物気味です。

そして何よりも冒頭で話した置き場所の問題もあり、よほどの理由がない限り新しいものは張り込むこ余地はありません。

しかしこのレコルトの自動調理ポットは、どうにかして置き場所を確保してでもでに入れたくなる機能と、それを裏付ける口コミに衝動を抑えきれず我が家に向かい入れましたが、これが大正解でした。


奇しくもどちらも今年の2月の中旬に、我が家に迎入れてます。


絶品!パンプキンスープ

自動調理ポットを手に入れて最初に作ったのが基本のかぼちゃのポタージュ。
レシピブック通りにやってみたのですが、その出来に驚きました。実になめらかで自然の甘みで、まるでフレンチレストランで供されるような代物でした。

この味をレシピ通りの材料を準備してスイッチを入れると、何もしなくても30分ごには出来てる便利さに、活躍の場がとても多くなりました。



嫌いだったミネストローネが好物に

僕は外食で供されるミネストローネはほとんど口にしません。不幸にも美味しいミネステローネに出会ったことがなくいのです。
なのでこの自動調理ポットのレシピにもあったのですが二の足を踏んでました。

でもかぼちゃのポタージュでの実力があれば違う体験に出会えるかもと思い作ってみると、これが大当たり!
トマトの美味しさが活かされたとても美味しいミネストローネが出来上がりました。

 

美味い!キーマカレー

主食もいけます、キーマカレーも美味しいのです。

家でのカレーはスープカレーとカレーライスが半々の比率だったのですが、そこにキーマカレーが割り込んできそうな勢いです。
ただ注意が一点。それは使う市販のカレールーの違いで、最終的な味に結構な違いが生じること。

最初に作ったキーマカレーがとても美味しかったのですが、その際に使ったルーを覚えていないのです、残念。

 

リゾットだって作れます!

な〜んちゃってイタリアンシェフの僕の十八番の一つがリゾット。

でもレシピブックにリゾットがあったので物は試しとナスとベーコンのリゾット風を作ってみました。これがそこそこいけるのです。

やはりリゾット風と銘打ってるだけあって、やや硬めのおかゆ?という感じがしないでもないですが、これが自動で作れるのは凄いです。

 

夏の定番 冷たいコーンスープ!

コーンスープも美味しいです。
本来は暖かいままでしょうが、夏の時期なら一手間かけて冷たくしていただくと、これが美味しく沁みるのです。

温かいスープカレーやハンバーグに添えると、温冷効果もあり夏にはうってつけの感じです。
この味ならニポテのきんじゃえもんも大好きかも。

玉ねぎと蕪のポタージュ

これも美味しかったですね、カブと玉ねぎの優しい甘みがいい感じでした。

オムライスの少し強めのトマトケチャップの酸味を、このスープが優しく中和してくれるような、後味スッキリのスープでした。


いい感じのラ・クックグラン

ラ・クックグランというグリルパンはなかなかいい感じです。
直火と何が違うかというと、半分蒸し焼き状態になるので、魚のみがふっくらと焼き上がるのです。

これは今までにない感覚で、ちょうどアルミホイルを使った鮭のホイル焼きのような仕上がりになる感じです。


鯵の干物も鰻もふっくら

大好きな鯵の干物も、スーパーで手に入れた鰻も一手間とラ・クックグランのお陰で、ふっくらとした仕上がりです。

一手間とは味の干物ならオリーブオイルの回しかけで、鰻ならぬるま湯で洗って酒をひとかけして焼き、途中で付属じゃない市販の鰻のタレをハケで塗って焼き上げること。

この一手間で料理の味がワンランクアップします。





人生の師

自分の人生に少なからずの影響を受けた、いってみれば人生の師は両親を筆頭に存命、故人、歴史上の人物など何人かいますが、自分が社会人一年生の時の会社の上司で、世の中のいろはを教えてくれたS氏は、数少ない会いに行くことできる人生の師の一人です。

年に一度はお元気な姿を見に見せに行くのを常としていましたが、数年前かな?奥様の具合が悪くなってから、本人の意向もあって中断気味だったのです。

ただ昨年年賀状が来なかったので確認してみると、奥様が帰らぬ人になったとのこと。
しかし気遣いもあってか周りには知らせてないとのことでした。

そして去年のゴールデンウィーク前後に御焼香もかねて訪問させていただき、また年一の顔見せを復活させようと今年も家内と二人で出掛けてきました。

BOBBY BARNON(ボビー バーノン)通称BB。
これは日本のメンズファッションに革命を起こしたVANなきあと、S氏がハイウッドの俳優の名を冠して立ち上げたブリティッシュトラッドのブランドで、僕が社会人一年生の時に出会ったファッションであり仕事でした。

今でもググるとちゃんと説明や画像が出てくることを考えると、それなりのファン、紳士服に対する多少の影響を与えたことを確認できるとともに、嬉しさが込み上げてきます。

 

そのBBを展開していた会社が株式会社Goodyでした。
この会社は他にもいくつかのブランドを手掛けていましたが、BBがいよいよレディースを始めるにあたって、今でもきっちりブランドを確立している会社経営のJUNから引き抜かれてきたのが、最愛の妻 直子ちゃんです

今でも十分に可愛いですが、当時は芸能界のスカウトに声を掛けられるほどの、少し外国の血、多分ロシアかな、が混じっているようなクオーターっぽい顔をしていました。

僕も若かったですね(笑
メンズファッションしか知らなかった僕は、社長から何故かキャラがレディース向きだといわれ、会社の都合大人の事情で婦人服を担当させられました。

今でも覚えてます「ペチコート?この真夏に女の子はどんなんコートを着るの?」と質問し大爆笑の渦が巻き起こったことを💦

でもそこで直ちゃんからデザインのいろは、感性とは、感覚とはを教えられた気がします。それからの僕は関心がブリティッシュトラッドからバーニーズニューヨークへ、その後アルマーニ&フェレへ、最後にベルサーチに辿り着き、そこが感性の終着地だったような気がします。

 

我が家にとっての「冷やし中華始めました」

巷では「冷やし中華始めました」の幟が夏を告げる風物詩の一つと数えられてる節がありますが、そういったことでは我が家はこれ、すだちの冷がけ蕎麦です。

美しいでしょう、このビジュアル。そして涼しげでしょう。
このお蕎麦を食べると、出汁のきいた割下の冷たい汁に、すだちの酸味が加わってえも言われぬ清涼感が全身に染み出します。

そして蕎麦自体も美味しい。上品で腰のあるそばの喉越しは最高です。

S氏宅に向かう前の昼食は、この我が家に夏を告げるすだちの冷がけ蕎麦を楽しんでから、千葉みなとまでのドライブとしました。


第二の我が家!?

今から40年以上前まだ京葉線はなかったはずで、たまに電車でS部長宅(今でもS氏のことを僕も家内も部長と呼びます)へうかがう際は、総武線の千葉駅からバスでいった記憶があります。

今はTDLの舞浜駅がある京葉線に千葉みなとという駅があり、そこから至近距離で、高層マンションも立ち並ぶ巨大な団地になりましたが、S部長のご自宅はこの巨大ベッドダウンの黎明期に三井がデベロッパーとなって開発した、多分最初でしょう。

全ての棟が四階建てでエレベータのない階段だけの、突き当たりどうし二軒の、ある意味すごくプライベートが守られる仕様の、S部長宅は三階にあります。

 

これは2014年、今から12年前ご夫妻で我が家に来ていただいた際の写真です。
八千草薫のファンというS部長が選んだ、しとやかな雰囲気を持つ奥様でした。

Goody勤務時代は、いっとき本当に週に一度ぐらいのペースでお邪魔にあがっていました。
何せ仕事が終わると終電もなかったので、僕が運転手で会社の車で首都高をぶっ飛ばしてS部長宅に寝ぐらを求めたのです。

亡き奥様は浄土真宗ですが、仏前で曹洞宗の毎朝僕があげてるお経を、去年と同じように御霊安らかんことを祈念しながら上げました。

そのあとはS部長のお喋りをずっとずっとずーと聞いてました(笑
S部長は40年以上前に出会った当初から「喋りた倒す営業」として名を馳せていた人だったのですが、まああれから40年、全く変わりません。

逆にすごいことだと思います、今年で84歳を迎えたS部長ですが、昔のことを実によく覚えています。頭髪もやや情けなくなり、良かった姿勢も若干クラウチング気味になり、車の乗り降りの様子も若干スルーモーションになりましたが、これはいってみれば順当な老化。

しかし頭はしっかりしてますね、驚いたと同時に安心しました。



二度目の訪問 えびすや

気を使わせないように晩御飯前にお暇することにしていて、17時前にその旨を伝えると「折角だから飯を食べていこうよ。俺は毎日一人飯なんだから」

その言葉を聞いて自分の配慮不足にショックを受けました。
すぐに「S部長、宜しくお願いします!」と晩御飯のお誘いを受けました。どうもご本人は鰻が食べたかったようで、電話で予約するも満席。

そこであがった第二候補が孤独のグルメでも取り上げられ、その後は予約も取れなくなってしまたとS部長が嘆いていた、えびすや。

なんとS部長らしい、まずは直接行こうと車で三人で向かい、直接準備中の店の中に入って行って、なんと予約をとってきました。

 

ここの名物がこのニンニクのスープ。
実はこの店過去に家内と僕、S部長夫妻で訪れたことがあり、メインは忘れたのですがこのニンニクスープの味はしっかり覚えていたのです。それほど美味しかったのです。

孤独のグルメでは井之頭五郎もこのスープの絶品さ加減を画面いっぱいで表現していたそうです。

 

S部長と家内は牛ほほ肉のシチューを、僕はサーロインステーキを注文しました。


家内と少しシェアしたのですが、シチューはよく煮込まれていて口の中で解け、ソースも強いコクがあるわけではなかったのですが、さっぱり美味しい系でした。

サーロインのステーキも国産牛だけあって柔らかかったのっですが、ソースが多すぎでしょう><
肉本来の味を楽しむ塩などの選択肢を全て消される、多過ぎるソースには困りましたが、ソースの味が好みだったので助かりました。

 

食事の最中も部長の口は、食べ物を放り込むではなく、話が途切れることなく排出されるで、まさに人間口マグロ状態。

「部長、熱いものは熱いうちに」といっても、どこ吹く風。
ただ可哀想だったのは、老化が著しかったのが歯で、上歯が何もなく下だけで噛んでるので、思うように食事が進まないのです。

こういっては失礼ですが、そのお歳からインプラントには疑問符がつきますが、せめて入れ歯を作って、下戸で食べることが生き甲斐と言っていたそれを、今からいいので実現してほしいです。

何せS部長の目標は、親父たるVANの創業者、石津謙介氏より長生きすることがライフワークなんですから。

 

奥様が存命の頃はこの店の常連だったのでしょう。
ここのママからコーヒーと共に手作りのデザートがサービスされました。

フェリス卒業のママもS部長より若干お若い感じで、久々だったのでしょう、二人で話し込む姿を、僕は目を細めて見ていました。

正直な話、S部長は特に仕事が出来たわけではありません。
特殊な才能を持っていたわけでもありません。

しかしその泰然としてる様は、二十代前半の自分にとって初めて見るキャラクターでした。

直属の部下である自分のミスも、最後は自分が責任を取ると明言し、それを実行してくれました。
退勤時刻を過ぎた頃に往復深夜までかかる出張を命じても、僕が戻るまで会社で一人待っていてくれ、「夜食でも食いに行くか」と慰労してくれました。
たとえ陰で自分の悪口を言われてることを知っても、まるで何事もなかったようにいつも通りに悪口を言った本人と接していました。

そんな姿に人としての器の大きさを感じ学ばせてもらいました。

どうぞこれからもお元気に長生きして、石津の親父さん以上に長生きして、S部長が常々言っている「親父を何一つ超えることができなかったので、せめて寿命で親父を超えたい」を実現してください。