
秋雨前線や台風24号の影響で太平洋側を中心に広く雨や曇りとなり、関東でも線状降水帯の注意警報が出そうで、夜から雨脚が強まる不安定な天気の中、ご先祖様のお墓参りに出かけました。
毎年、コロナの時期の2年ほど以外は、だいたい9月上旬に継続してきたお墓参りも、今回だけはある意味節目になりそうです。
ひたすら北上



いつも通り土曜の早朝自宅を出発して、ひたすら東北道を北上し9時前に菩提寺に到着しました。
最初にお墓にいき一年分のお墓掃除を三人で行い、その後僕が般若心経と大悲円満無礙神呪を読経して、大切なご報告と余慶への感謝を伝えました。
その後お寺にお戻り位牌堂でも、きっちりご報告と感謝を伝えて、また来年きますからと約束してお寺を後にしました。
秋田に来た際のお昼の定番



お墓参り当日のお昼は決まって十文字中華そばの名店、三角そばです。
人気店でお昼の時間帯はそれなりに待ちの人がいるのですが、今回はそのスケールが違ってました。店内の待ち席では足りずに店外にも並んでる状態。
ちょっと驚いて理由を考えて探してみたらありました、バナナマンのせっかくグルメに登場したようなのです。
まるほどそれなら納得の行列のできるラーメン店になっちゃいますね。SNSのインフルエンスもさることながら、TVの影響力の大きさは恐るべしですね。
二年ぶりの萬国屋




旅ならホテルよりも旅館、隠れ家よりも大規模が好みの我が家にとって、萬国屋はスペースリッチにおいても理想的な宿の一つです。



今回の部屋は山側三階の角部屋でした。窓を開けると石を敷き詰めた広いルーフバルコニーが広がり、その先は山の緑です。
川側とは違った落ち着きのある山側の部屋が好みですね。


歳のせいもあるのでしょう、床間のある和室は落ち着きます。




窓のある洗面室に檜の浴槽のバスルーム。十分な広さのトイレと冷蔵庫のあるサービスコーナーと快適な広さとレイアウトです。
まずは一風呂


チェックインの際の説明で三階と一階の大浴場の説明を受けましたが、一階の大浴場?そんなんのあったっけ?と思ったのですが、行ってみればわかると先ずは一風呂。
場所は萬国屋の売りの一つの優雅に錦鯉が泳ぐ池を臨むロビーの一角が出入り口になっていました。
一階の大浴場は男女入れ替え制で、その一つの里の湯は内風呂のない露天風呂とサウナと水風呂の構成でした。
サウナは六人ほど入る中規模のものでしたが、水風呂は足を伸ばせる大きさでサウナーにとっては嬉しい仕様です。
真四角でこちらも6、7人が入ることができる露天もフラットな開放感が良かったです。
お楽しみの晩御飯


お食事処は二階と三階にあり、過去2回は三階の完全個室での食事でしたが、今回は初めて平場での案内でした。
ここはプロが選ぶ日本のホテル旅館で8位にランクされるまでに成長した萬国屋の勢いでしょう。日曜日の宿泊にも関わらず、かなりの稼働率でした。
それまで多分10年にわたり東北での定宿だった、かみのやま温泉の日本の宿古窯のサービス低下への代替として選んだ、新しい定宿の萬国屋は正解だったようです。


箸袋の裏に萬国屋の歴史が書かれてましたが、徳川綱吉の時代から、つまり創業340年ほどの歴史を持ち、明治時代のパリ万博に感化された館主が世界中からお泊まりいただける宿であるようにとの思いから命名されたようです。
お品書きは祝杯から水菓子までの13種類と豪華なものでした。

八寸は季節の小鉢の盛り合わせで、鳥の器に入っていた鯛の煮凝りが特に絶品でした。

吸い物はのどぐろの土瓶蒸し。
土瓶蒸しといえば松茸、松茸といえば土瓶蒸しと、これは何度も楽しませてもらいましたが、のどぐろの土瓶蒸しは初めてでした。
松茸とは違った出汁と風味で、のどぐろ土瓶蒸しも美味しかったです。

後で小売の器で供されたお造り。
はまちに鮪と赤海老で、どれも新鮮で特に大きな赤海老は鮮度が際立ってました。

山形牛の温泉蒸しは、綺麗にサシの入った上物。
下には野菜が敷き詰められていて、温泉の湯気で蒸されると山形牛の脂がいい感じにしたの野菜に染み込んで美味しい。
つけだれのポン酢と胡麻だれとの相性も良く、とても美味しくいただきました。

凌ぎまであり、だだちゃ豆うどんでした。


お品書きの貝料理は、お馴染み鮑の踊り焼き。
これも我が家では定番に近いメニューで、ない場合はオプションでお願いするほど夫婦揃って大好物です。
甲殻類と貝類が苦手である旨を伝えておいた次女の代替品は、のどぐろの煮付け。というよりも姿煮で、これには驚きました。
正直半身ほどのものが出てくると思ったら、お頭付きです。これには次女も感動でした。

蒸し物は海鮮茶碗蒸しの青さ海苔餡。
ここは料理長が結構な腕と繊細な味覚のようで、どの料理も味付けが程よく上品で、この茶碗蒸しも美味しかったですね。

洋皿では魚介類のパイシチューでした。

食事は山形のつや姫にナメコの止椀。香のものは山形ならではのさくらんぼの漬物。これが結構美味しいのです。山形で投宿した時の楽しみの一つでもあります。

デザートは藻塩キャラメルプリンで、これはここが古窯グループになってから、古窯のプリンのレシピを使ってると思われる、絶品のプリンです。
料理長の平岡雅英さま、どれもこれも美味しくいただきました。
ご馳走様でした、有難うございました。
食後はまったりタイム



萬国屋には竹あかりの部屋があり、夜は幻想的な雰囲気を楽しむことができます。


食後のコーヒーはこの広々ロビーのフリードリンクコーナーが定番ですね。
今回は前からあったコカコーラの冷たい飲み物と、コーヒーやココアの温かい飲み物。それとボンマックのコーヒーマシン以外に、新たに萬国屋のオリジナルのマークの入ったエスプレッソも作れるコーヒーマシンが設置されていました。
これらは大浴場の終了時刻の0時まで稼働していて、朝は大浴場の開始時刻の5時に合わせて動かします。
こういったユーザー目線の嬉しいサービスが評価を上げているのは間違いなさそうです。


この贅沢な空間の使い方は、プロが選ぶ日本のホテル旅館100選の上位の常連の、稲取温泉の銀水荘や母畑温泉 の八幡屋、今年の6月に行ってきた2,026年のトップの下呂温泉の水明館でも感じたことのないゆとりです。
他の名旅館も海の見えるギャラリー風のロビーや、圧倒的な吹き抜けなど魅力的な仕掛けがありますが、萬国屋の出過ぎないフラットな開放感は、ここだけでしか感じることのできない自然に肩の力が抜けてゆったりできる独特の「間」を持っています。


ここでは写真を撮る際のポーズですら自然な感じがします。
二度目の温泉

布団に入る前には三階の大浴場で温まりました。
あんまり記憶になかったのですが、この大浴場にもサウナが完備されてました。お隣のたちばなやと切磋琢磨してお互いに評価を上げている萬国屋ですが、お風呂はたちばなやに軍配ありと思っていました。
しかし一階にもサウナ完備の露天風呂となると、萬国屋が一馬身抜けた感がありますね。
朝サウナ


朝は5時から大浴場が利用可能。
そこで新設された一階の大浴場が入れ替え制で未体験の方を楽しめるので、5時半に行きました。
おおかた貸切だろうと高を括っていたら大間違い、すでに十人弱の先客が。
露天風呂も4つに仕切られたとても大きなもので人気の感じがわかりましたが、一番はバレルサウナのようでした。
この円筒形のサウナはその形状から熱気の循環が良く、さらに外に設置することで景色まで楽しめるのです。実質四人が限界のサウナは混雑状態でしたが、それでも12分サウナで5分水風呂のワンクールを計3回楽しむことができました。
今風にいえば、朝から「整った」感じです。
朝ごはんは名物の鯛飯

ウエザーニュースによると9月7日は関東でも線状降水帯が発生する危険のある、終日荒天とのこと。ここあつみ温泉も今にも雨が降り出しそうな空模様です。


お品書きにもあるように萬国屋の朝ご飯の売りは鯛飯です。



鯛飯はおかわり自由でお櫃で供されます。
ご飯のお供以外に鯛の煮付け、鯛茶漬けにもなる新鮮な鯛の刺身がつきます。

その場で温めていくあさりの味噌汁は煮詰まることもなく、風味も味も絶品でおかわりしたいほどです。

締めはやはり鯛茶漬け。
鯛の切り身を一枚だけ残しておいて、少し胡麻だれにつけて鯛飯の上に乗せ出汁を回しかける。仕上げは刻み海苔で完成。
忘れられない味で、なんともほっとして今日一日がいい日になりそうな、そんな気分にしてくれます。


食後はロビーでエスプレッソダブルのお湯わりでまったり。
新しく導入されたコーヒーマシンではこんな裏技が使えるのもありがたい次第です。

チェックアウトを終えて車を正面玄関に移動して荷物を運びにいくと、家内がすっきりとした出立ちの女将らしき人と話をしていました。
家内から主人ですと紹介されるとやはり女将で、一階の露天風呂は一昨年にオープンした旨を教えられました。
その際にサウナの必要性を痛感して二つの露天風呂の両方に通常のサウナと、差別化にはもってこいのバレルサウナを設置したようです。
女将は雨の中外までお見送りしてくれました。
宿は立地も設備も料理もサービスも皆大切です。しかし女将自らお客様と接点をもつことはとても大切です。
大好きで東北に来た際の定宿だった日本の宿古窯も、かつては食後部屋に戻ると敷かれた布団の横の座卓に季節のフルーツが置かれ、その横に女将からの宿泊への謝意の手紙が置かれていたものでした。
しかしそれもだんだんなくなり、それに比例するようにプロが選ぶ日本のホテル宿100選のトップテンが常連だった古窯もジリジリとランクを下げ、ついにランク外となり、我が家も東北の定宿の看板も下げることにしました。
この先何年この時期に奥の細道を訪れることができるかわかりませんが、これから我が家の東北の定宿はここ、あつみ温泉萬国屋になりそうです。
唯一無二クラゲ水族館


クラゲに特化した水族館があることを知ったのはTV番組でした。しかも場所は山形県の鶴岡市で、あつみお温泉からすぐです。
これを見学しない手はないと今回足を伸ばしてみました。
月曜日の平日にも関わらず結構な見学者の数に驚かされたと同時に、駐車場の車のナンバープレートも山形以外もかなり多く人気の一端を見せられた気がしました。



てっきりクラゲ以外の海洋生物はいないと思っていたのですが、さすがにそれはなく鶴岡の海で獲れる魚が大きな水槽の中で泳いでいました。

鮭の生態はいまだに解明されていないらしいですが、稚魚を見るのも初めてです。

海亀は家族でバリに行った際にリアルで見て触れてをしましたが、小判鮫が一緒なのは初めてです。
たまに会話の中では小判鮫という名詞も出てくることがありますが、本当に海亀にぴったり寄り添って離れないんですね。揉み手をしていても不思議がないぐらいの寄り添いぐらいでした(笑
ここが見たかったのです、クラネタリウム




クラネタリウムと名付けられたクラゲ専門のコーナーは加茂水族館の最大の売りでしょう。
今までの行った水族館の中で最も印象に残ってるのは沖縄の美ら海水族館です。しかしここ加茂水族館は美ら海水族館とは違う方向性で忘れ難いものになりました。
何しろ水族館とといいながらプラネタリュウムにかけてクラネタリウムというネーミングにするほど幻想的な空間なのです。


プラネタリウムが好きで1、00年に一度といわれる渋谷の大再開発で姿を消した東急文化会館の屋上にあったプラネタリウムには若かりし頃足繁く通ったものでした。
ここではプラネタリウムを彷彿とさせるような感じがあり、クラゲという生物を見ているのか宇宙を見ているのか、境界が曖昧になるような不思議な感覚がありました。

この神秘的で幻想tきな空間ではプロカメラマンの手による撮影も行われていました。

外では護摩アザラシを見学することができました。どこか愛くるしい表情で人気なのがわかりますね。
加茂水族館のクラネタリウムはとても素敵なところでした。
暗い館内で独特な浮遊感で水中にいることすら忘れそうになる、幻想的でシュールな美しさがありました。
お昼は山形名物鶏そば



朝食で目一杯美味しい鯛めしで満腹にしたこともあり、三人揃って昼食は軽めでとのことだったのでお蕎麦にしました。
山形では冷たい中華そばや冷たい鶏そばなど名物が目白押しなのですが、今回は鶏そばの名店一寸亭本店でお昼ご飯としました。
名物の冷たい鶏そばは、蕎麦が殻も入った歯応えのある田舎そばで噛見応えのあるもの。お汁は濃くも薄くもなくいい出汁の美味しいものでした。
決して好きとは言い難い鶏肉もまずまず。
ただチキンスキンの残ってる部分の肉は家内に即サーブでした(笑
蕎麦は美味しかったですよ、ご馳走様でした。有難うございました。
宿泊先が変わっても変わらない立ち寄り場所

奥の細道の帰路は新潟に出て関越道から南下のルートを取らない限り、山形市の郊外にあるぐっと山形に立ち寄るのは我が家の義務です^ ^


そして丹野こんにゃくで玉コンを食べ、東だんご本舗でずんだんだんごを食べなければ帰路につけません。
玉コンが大好きで色々なところで食べましたが丹野こんにゃくの玉コンに適うものはありません。
すんだも大好きで色々なところで食べましたが東だんご本舗のんだんだんごに適うものはありません。
一路自宅へ

この日は関東でも線状降水帯が危惧されるほど東日本、北日本は荒天の予報の一日。
この予報に自宅に着くまでにどこかで大雨に当たるのは覚悟していたのですが、なんとワイパーを連続しなければいけない雨には当たることはなかったです。
いつ降り出してもおかしくない低い雲はずっと続いていたのですが、結局自宅に辿り着くまで雨らしい雨に遭遇することもなく、Mr.晴れ男の面目躍如とまではいかなくても雨を避ける運だけは持ち合わせていたようです。
いずれブログに記すことになるでしょうが、今回の奥の細道お墓参りの旅はある意味節目になりました。



























































































































































ラ・クックグランというグリルパンはなかなかいい感じです。




















