今から5年前、役職定年になった時に、家内と娘たちから「お疲れ様でした」のメッセージが入ったクリスタルのオブジェクトをプレゼントしてもらいました。
そして誕生日も兼ねて慰労旅行にも行きました。
あれから早5年。とりあえずこの三月で嘱託としての勤務も終わるのを記念して、家内が慰労の旅行をプレゼントしてくれました。
行き先は夫婦で大好きな伊豆。今回はなかなかいく機会の少ない西伊豆で、東伊豆の我が家の定宿、稲取温泉の銀水荘の姉妹旅館、堂ヶ島温泉のニュー銀水が今回の宿です。
グッと春めいた好天の3月13日早朝、自宅を後にしました。
我が家の立ち寄り定番 海老名SA
首都高を抜けて東名高速に入り立ち寄る場所はずっと一緒、海老名SAです。
それはひとえに鯵の唐揚げを楽しむため。
これが好きすぎて、調子がいいと?!一度に三尾ぐらい食べそうになっちゃいます。今回は三島で美味しいランチの予定があったので、一尾で我慢しました。
限定味でバター醤油があったのでそれを頼みましたが、やっぱりペペロンチーノか塩味が一番かな?
でも美味しかったですよ、ご馳走様でした。
海老名SAには鯵の唐揚げ以上に有名なものがあり、それがメロンパンです。
なんと販売数で世界一の称号をギネスから頂いた、まさに名物中の名物ですね。ただ、残念ながら我が家では一度も口にしたことがないのです。
やはり多くの人から支持されものには訳があるはずです。パンはあまり。。。という我が家ですが、初めて名物メロンパンを購入してみました。
ランチを美味しく食べるために、食べるタイミングは宿の夜食でとしました。
横浜には多くのラーメンの名店がありますが、お土産ラーメンで僕の知ってる三人が揃い踏みでした。
まずは今から三十年以上前かな?ラーメンブームの頃その名を轟かせた佐野実さんの「支那そばや」
そしてキャラ強めの店主のとんこつラーメンの「なんつッ亭」
最後は常に大行列、元祖家系ラーメンの「吉村家」
この三つが仲良く並んでいたので記念でパシャ!
三島で鮪
何度も来ている伊豆ですが、あまりご縁がなかったのが三島。
三島といえば鰻の桜屋が有名ですが、一度伺ったのですが待ちの長蛇の列をみて断念。
観光名所の三嶋大社にも行ったことがなく、唯一三島スカイウオークだけです。
barragan.hateblo.jp
ここ道の駅なのかな?三島にある伊豆村の駅は。
ここに今日のランチを楽しむ店があるのです。
店の名前は「まぐろ道場」
ここで一番人気の、まぐろ食べ比べ「トロとろとろ丼」をお願いしました。見てみると、本鮪、メバチ、ビンチョウの各々のマグロのトロが乗っているようです。
おすすめの食べ方は、はじめに普通に山葵醬油、半分ぐらい食べ進んだらゴマだれ、最後に鮪出汁をかけて、鯛茶漬けのようにして食べるでした。
流石まぐろ漁獲量日本一の静岡県のだけあって、鮪の味が濃い!ゴマだれは好みの分けれるところですが(僕は苦手でした)、最後の鮪出しでの鮪茶漬け?は、また違った美味しさでとても良かったです。
ご馳走様でした、有難うございました。
この村の駅は、海の幸の販売に地場の野菜、果物などたくさんの食材を扱っていて、平日にも関わらず地元の人達で賑わっていました。
いいですね、こういった道の駅。
川奈ステンドグラス美術館へ
時期が過ぎていたので無理だろうなと思いながら、とりあえず河津役場に電話を入れました。
「今、河津の桜は葉桜ですか?」
「ええ、緑です」
ですよね、河津の桜は無理。ということで、初めて訪れたのが川名ステンドグラス美術館です。
駐車場で迎えてくれたのはベントレーのオープンカー。
ベントレーのオープンカーは初めて見ました。多分ウエディングで使うのでしょう(ここでは結婚式もできるようです)
建物の外観もとても素敵で、よくみるとレンガと自然の石のハイブリットの外壁で、すごく素敵。
まさにここだけイタリア状態でした。
エントランスもいい感じですね、素敵です。
入館料を払って中に入る際に、もうすぐ教会でパイプオルガンの演奏会があることを教えていただき、まずはエレベーターで3階の教会に行きました。
当たり前のことながら、教会の中には宗教画やステンドグラスが配され、荘厳な宗教観が表現される、どこか凛とした空気が漂っていました。
パイプオルガン演奏会 トッカータとフーガ
パイプオルガンでの演奏は四曲でしたが、最後の「彼方の光」以外は聞いたことがある曲でした。
特にトッカータとフーガは、学生時代に所属していた吹奏楽部で、何度か吹奏楽での演奏を聴いていましたので感慨深いものがありました。
パイプオルガンは鍵盤はありますが、その音はパイプを通る空気で生じるので管楽器です。この独特の音は、雅楽の楽器にも通じる者もがあり、天界とつながるイメージがあります。
僕がリスペクトするユーミンの翳りゆく部屋のイントロも、パイプオルガンで始まるんですよね。
パイプオルガン演奏会の後、館内のステンドグラスを鑑賞しました。
勝手にステンドグラスは宗教的で荘厳なものだけがモチーフと思っていましたが、そうでもないものもあることに少し驚きました。
アンティークオルゴール演奏会
パイプオルガンの演奏機の後に用意されていたのが、アンティークオルゴールの演奏会でした。これには少々驚きました、このディスクオルゴールというものを初めて見ました。
左右に多少大きさの違う二つのディスクオルゴールが置かれていましたが、共に100年前のドイツ製とのこと。ちなみに動力はゼンマイ式で、しかもコインを入れてスタートする、今で言えばジュークボックス。それにも驚きました。
オルゴールの音のイメージはメルヘンチックなものでしたが、このディスクオルゴール、特に右に置かれた少し大きなものは、中に鉄琴が置かれていて、それも伴奏されたこともあり、メルヘンを超えた独特の暖かくもまた少しダイナミズムすら感じました。
とても素敵な経験をさせていただきました、有難うございました。
ここのカフェが海に面していて、とても素敵。ここでティータイムにすることにしました。ところが人気の海に面してる席は満席 > <
致し方ないので諦めたのですが、これが幸いしました。
初めての宿 ニュー銀水
ステンドグラス美術館のある川奈は東伊豆、本日のお宿堂ヶ島のニュー銀水は西伊豆。この間結構な距離があるのです。そのことは知ってましたが、ステンドグラス美術館が素敵過ぎて、ちょっと長居をし過ぎたのです。
あそこでもし、海を眺めながらティータイムなんて洒落込んでいたら、ホテルに着いて何もできないまま、即夕ご飯タイムだったかもしれません。
ついてます、ラッキー!
僕たちの伊豆定宿は東伊豆の稲取温泉にある稲取銀水荘です。
理由は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、常に10位以内に選ばれてるからです。
2024年でも総合6位、おもてなしと料理で5位です。
その姉妹旅館なので一度は行ってみたいと思っていました。
全室オーシャンビューの部屋は12畳の和室に、広縁とバルコニーのついた落ち着いた感じで好感がもてました。
少し驚いたのはテレビの大きさ。55インチ以上じゃないかな。これほど大きなテレビを設置した宿の記憶がないですね。
洗面所、部屋風呂、トイレも古さも感じず、清掃も行き届いていました。
日本一の夕日の堂ヶ島
日本の夕日百選にも選ばれた堂ヶ島の夕日。ニュー銀水では「日本一の夕陽宣言」をしているようです。
この日の日没は17:50分頃で丁度食事中。
この夕日は17:20分頃の部屋からのものですが、十分に素敵ですね。
お楽しみの夕飯
食事部門で全国5位の稲取銀水荘の姉妹旅館。いやでも期待が高まります。
稲取よりもカジュアルなので予想の範囲内でしたが、先付け八寸以外に、お造りもすでに配膳済みでしたね。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにの稲取のようにはいきませんね。
稲取と同じで、金目鯛の煮付けが配されていました。
ビーフシチューも稲取と同じです。
ただ。。。金目鯛の煮付けもビーフシチューも稲取のそれよりもミニサイズですね。
ビーフシチューはほぼ稲取と同じ味でしたが、金目鯛の煮付けは。。。もう一つ、いや二つかな?(笑)
ちっと驚いたのは鮑の踊り。この鮑が結構大きいのです。
そして焼き上がりの頃合いを見てウエイターが捌いてくれました。若干レアな焼き加減で、とても柔らかい鮑を楽しむことができました。
身も肝も美味しかったですよ。
特別企画の蟹の食べ放題!えっ!鮪の握りも?!
今回の特別企画が蟹の食べ放題。
あさやホテルようなズワイガニではなく、ベニズワイガニなのが残念なのですが、それでも美味しくカニを楽しました。
鮪の握り寿司も食べ放題ですとアナウンスがあったのですが、???この鮪祭りは来月からの企画なはず。
なんとも大盤振る舞いのサービスに、鮪の握りもいただきました。
夕ご飯の会場から撮った、「日本一の夕陽」です。
天気のも恵まれたこともあり、確かに日本一を公言してもいいほどの、素晴らしい夕焼け日没でした。
デザートは桜プリン。これが桜の香りが広がる、とても美味しいものでした。
食後のコーヒーはロビーのフリードリンクでいただきました。コーヒーメーカーはボンマック製でした。確か熱海温泉の萬国屋も同じだった気がします。
ボンマックはホテル、旅館でシェアを伸ばしているのかもしれませんね。
ひな祭りで彩られた館内
食後のコーヒーを楽しんだ後、館内ツアーをしました。
3月ということもあり、吹き抜けのシースルーエレベーターからは吊るし雛が、フロントロビーのショーウインドーのディスプレーも吊るし雛でした。
館内のオブジェや花、季節の飾り付けに細やかな気配りを感じます。
夜の露天風呂でオリオン座を臨む
夕食前に入った大浴場は、眼科に海を臨む素晴らしいロケーションでした。透明無臭の温泉は、温度が最適で長湯必至のいい温泉でした。
夕食後、寝る前の一風呂でサウナで「整えた」あと、夜空の露天風呂に行きました。
遠くの潮騒を聞きながら見上げた空に、オリオン座を見つけました。
露天風呂に入りながら星座を確認できたのは、初めてのことのような気がします。
オリオン座の星言葉は「信念を持ち我が道をゆく」
今の、いや今までの自分の生き方を代弁したような星言葉に、思うことが一つ深まった気がします。