今年二度目の西伊豆の旅 Ⅱ

二日目は西伊豆の帰りの定番の沼津で干物を買い求め、遅めのお昼をさわやかでハンバーグを楽しんでから家路に着く予定です。

 

 

今日は晴天なり

西伊豆の穏やかな海が好きです。
地形でしょうか、稲取の銀水荘の目の前の海のように、激しく波が打ち寄せることはなく、いつも凪いでます。
そしてその静かな海に、まるで正座でもしてるような島々が風情を醸し出してくれます。

朝、部屋のカーテンを開けると、この景色が目に染み渡ってくる幸せを感じてました。



爽快な朝 美味しい朝食

朝食はビュッフェスタイル。案内されたのは風光明媚な景色が目の前に広がる窓際の席でした。

ここニュー銀水は日本一の夕日を売りにしていますが、昨日は残念ながらの曇り空に早めの日没でしたが、今朝は爽快で絶景の堂ヶ島の景色を楽しみながらの贅沢な朝食です。

朝食は焼魚や揚げ物に、かなり美味しい揚げ出し豆腐はライブキッチンで作られます。それと注文を受けてから作るおにぎりも人気でした。

それに前回はまった地元飯のまご茶漬けも定番でありました。
僕も家内も、いつも通り和食の朝食です^ ^ 美味しかったです、ご馳走様でした。



館内ツアー

西館から大浴場へは長いエスカレーターを使って行きます。そのエスカレーターがいい感じなのです。
長めのエスカレーターは、なぜかワクワク感がありますね。

東館の吹き抜けも素敵ですね、僕は吹き抜けが好き人かも(笑)
生家に吹き抜けがありましたから、その影響かもしれません。

 

大浴場に向かう休屋のスペースも和の趣満点のディスプレイで、元呉服屋さんは直様反応します^ ^
三つ子の魂百まででしょう、和的なものには惹かれますね。

珍しい上下に分かれる男湯と女湯。暖簾がいい感じですね。
ニュー銀水の大浴場は、今の主流の入れ替えはなく固定です。

 

ロビーは広々としていて、西伊豆堂ヶ島の絶景を十分に堪能することができます。

チェックインしたら、まずこのロビーのソファーに座り、フリードリンクのコーヒーを飲みながら景色を楽しんで、ゆったりした時間を過ごしてから部屋に向かいます。

帰りも別れを惜しむようにロビーのソファーに体を埋めて、堂ヶ島の絶景を見てからチェックアウトします。

この全面ガラス張りの絶景とスペースリッチ感は貴重ですね。

記念写真を撮ってもらいニュー銀水を後にしました。
お世話になりました、有難うございました。


今まで見逃してたの?ガラス館

ニュー銀水を後にして沼津に向かうその途中、ホテルから5分も走ったかな?という場所の左手に「。。。ガラス」の看板を発見。

えっ!ガラス?と、通り過ぎてから即Uターンして、その場所へ。
なんとそこはガラスミュージアム 黄金崎クリスタルパークという施設じゃないですか!

何度もこの道は通っていますが知らなかった。見落としていました> <

 

ここはガラスミュージアムというガラスと万華鏡の美術館と、ガラス工芸の体験工房、ギャラリーにショップ、それにカフェまである大きな複合施設でした。

ショップに行ってみると、感じのいいスタッフさんの「いらっしゃいませ」の挨拶が^ ^

実用的なものからオブジェまで比較的お手頃な価格で販売されていましたし、奥には作家ものも置いていてました。

特に目を引いたのが日本のイベント毎に必要なガラス製のオブジェで、我が家に似たものがある正月の鏡餅や、お雛様がありました。

クリスタルの兜もあったので、来年の端午の節句には、きんじゃえもんに買ってあげようかな。

とても素敵な旅の記念を二つ手に入れました。

一つはリビングのテーブルに置いた、イルカの振り子です。
店内にあったので動かしてみたら、とてもバランスが良く長い時間動いていたので、我が家のオブジェに仲間入りです。

もう一つは家内の目に止まったクリスタルのフクロウです。
フクロウは「不苦労」で、苦労なしという縁起物として重宝されるオブジェで、我が家の玄関にも一つありますが、二つ目として玄関に置きました。

これで「不苦労の二乗」で万全ですね^ ^

 

この施設からすぐの所にある、馬ロックという観光名所の背景画の前で記念写真を撮ってくれたスタッフさんが激推しだったのが、本物の馬ロック。

恋人岬のような体力勝負は必要なしで、目前まで車でいけますとの説明に納得。
あとで行ってみることにしました。

ガラスと万華鏡の美術館に行きました。
不勉強で知らなかったのですが、日本の硝子芸術家の第一人者 藤田喬平という人の特別展示がされていました。

藤田喬平さんは、まるで玉手箱のような美しい箱モノを、ガラスで作るのが特徴とのこと。とてもガラスとは思えない作品に驚きました。

またイタリアに渡ったこともあり、ベネチアングラスの影響を強く受けた、全く作風の違うものも展示されていました。

 

万華鏡の部屋は、回しながら片目で見る一般的な万華鏡とは違い、両眼で見たり、万華鏡の中に自分自身が入って見るものなど、なかなか見れないものがありました。

でも万華鏡のコーナーはサブ的かな?


激推しなだけあり、馬ロック

馬ロックは、その今いちなネーミング(失礼)に反して、予想以上に良かったです。


馬の背なのかな?確かにそう言われるとそう見える岩と、浜のエメラルドグリーンから、すぐ沖のネイビーブルーまでの海のグラデーションがとても美しく、快晴だと富士山まで臨める景色は絶景でしたね。

恋人岬の鍵のような物語が、この馬ロックにもあれば、もっと有名な観光地になるでしょうね。
例えば自分が賭ける競馬レースの必勝祈願を、絵馬に書いたもので願掛けをすれば成就するとか(笑)

素敵な隠れた名所を教えてくれた、黄金崎クリスタルパークのスタッフさんに感謝しながら記念写真です。

有難う馬ロック、西伊豆


ここでしか買いません、干物のカネキン

伊豆、特に西伊豆に行ったら必ず沼津に行って手にいれる干物。
それも沼津港のカネキン露長商店の一択、ここでしか買いません。

僕が手に入れるのは、一般的な鯵の開き、それと鯵の開きの味醂醤油漬け。この醤油漬けが絶品なのです。

家内の兄夫婦と娘にもこの美味しさをクール宅急便で届けました。



初めての三嶋大社

実は三嶋大社を訪れる予定はありませんでした。
ここに足を運ぶことになった訳は、ランチで訪れたハンバーグのさわやか。

さわやかは静岡県内のチェーン店ですが、どこも激混みなのは知ってます。前回も小一時間ほど待たされた記憶があります。
ところが今回は、な、な、なんと待ち時間120分!

都内の激混み有名店でも、あまり聞いたことのない待ち時間です。
たださわやかの凄いところはDX化が完璧で、発券された番号券のQRコードから待ち時間状況が確認でき、順番が近くなるとLINEで教えてくれます。

そこで、この待ち時間を使って三嶋大社を訪れたのです。

 

広大な敷地の鬱蒼とした樹木の中に、お社はありました。
裏門から入ってきたので正門まで行き、そこから正門を通りお社の敷地に足を踏み入れました。

手前の建物、多分拝殿が改修中のようでしたが、本殿は厳かな佇まいで鎮座してました。
二人で二礼に拍手一礼で参拝しました。

天然記念物の金木犀が、とてもいい香りを纏っていて、近づくとその香りで心が落ち着いていく感じがありました。


やっぱり美味しいハンバーグ

約二時間の待ったからという訳じゃなく、美味しいさわやかのハンバーグ。
他でもよく見る俵形のハンバーグは、席のその場で半分に切り分けられ焼かれます。

その後に、さわやかのさわやかたる所以、爆旨のオリジナルオニオンソーズをかけてもらいます。

結構な量のご飯なのですが、この醤油ベースのオニオンスープが白米にベストマッチで、普段ならこの量の半分でも残してしまう家内もご飯完食です。

多分スチームコンベクションオーブンを使うミート矢澤のハンバーグとは、一線を画すさわやかのハンバーグですが、ソースのお陰でしょうか、まるで永福町大勝軒のラーメンのような中毒性があります。

ご馳走様でした、有難うございました。

退職記念旅行を有難う。家内には感謝してます。

共に喜怒哀楽のある人生を歩み続けて、もう四捨五入すると七十代になってしまいました。
でも、これからも振り返るのはまだ早いで、楽し事、嬉しいことを考えて、企画して、思慮あるラテン系な人生を、一緒に歩んでいきましょう。

最愛の妻へ^ ^






今年二度目の西伊豆の旅 Ⅰ

定年退職が今年の3月末日。もう半年も過ぎましたが、このタイミングで家内から退職記念のお疲れ様旅行をプレゼントしてもらいました。

折角ですから大好きな伊豆がいいと、旅のプランは企画担当の僕。
当初は伊豆定宿、稲取温泉の銀水荘が候補でしたが、今年の3月に訪れた姉妹店の西伊豆のニュー銀水にしました。


海老名SAは立ち寄りの定番

東名を通ると必ず立ち寄るのが海老名サービスエリア。そしてそこで楽しむのが、小田原 吉匠の味の唐揚げです。

僕はここの唐揚げが大好物で、常磐道守谷SAのまる天と海老名SAの吉匠は外すことがありません。


伊豆お昼の定番 麦とろ童子

今年の3月の伊豆旅でのお昼の定番、麦とろ童子に行ったら、開店前に大行列!
致し方なく諦めて他を探しました。

そして思い出したのです、同じ3月に宇都宮の餃子通りも若い男女の集団の大行列だったことを。そう、3月は春休みの学生さんが主役になるのです。

そこで一句。
「春休み ご贔屓の店 幻に」

 

開店20分前に行きましたが、すでに4組が並んでいて、僕たちの後にはレンタサイクルで来た二人組の女性。
えっ?自転車?で思わずどこからと尋ねると、湯河原駅からです😀

初めてらしく情報誌を見ていたので「ここのイクラは北海道以上ですよ」と教えてあげて盛り上がりました。

ユニークな名物店主の口上を一通り聞いてから、一番で鐘を鳴らして注文したのは二人揃ってイクラとろろ丼。いつも家内は雲丹とろろなのですが、今回は封印のようです。
物価高には勝てませんね、舌代が3280円になっていました。初めて来た時は2500円もしなかった気がします。

でもその美味しさで納得。
粒の大きさと上品なお出汁で至上のイクラです。

レンタサイクルのお嬢さんたちも金額で悩んでいたようですが、イクラを選んだようで着丼したら、「すっごーーーい♡ おいしそーーーーっ♡」
その二人に微笑んで挨拶をして麦とろ童子を後にしました。


岬まで来たのは初めての恋人岬

今まで岬が見えるパーキングエリアにしか行ったことのない恋人岬ですが、今回は岬まで800mぐらいということで歩いてみました。

岬に向かってる段階で「行きは良い良い帰りは怖い」を理解しました。
結構な高低差を下ったのです。でも、時すでに遅しで帰りはエクササイズと決心しました(笑)


永遠の愛を誓って?!鐘を三回鳴らしました😀

 

岬で鐘を鳴らしていたら、違う場所から同じく鐘の音が。。。
あれ?他にもあるのかな?

と思ったら予想的的中で、岬まで行けない人ように途中にも金が設置されていました。
ここでも又々鐘を鳴らして永遠の愛を誓う老夫婦でした^ ^



今年二度目のニュー銀水

ニュー銀水は東館と西館がありますが、春は東館で今回は西館でした。
十二畳の和室に、風光明媚な堂ヶ島の景色が堪能できる角度の窓に、ソファーの置かれた広縁がありました。

水平線だけしか見えない海辺の窓よりも、島が見える風情のある景色がとてもいいですね、落ち着きます、好きです。

洗面室、バス、トイレと必要にして十分です。



温泉とサウナ禅

山形あつみ温泉の萬国屋のサウナでハマってしまったサウナでの座禅。
今回はそのサウナ禅を堪能したくて、珍しくチェックイン時刻にホテルに着きました。

まずはややぬるめの長湯必至の温泉でゆったりしてから、サウナに移動です。

 

サウナ禅とは自分の発案と思ってたのですが、なんと温室教という歴とした仏教の教えの一つとして既にあったことがわかりました!

驚きましたね、と同時に嬉しかったです。
自分が良いと思うことを2000年以上も前に、お釈迦様も同じことを感じていたことになります。


サウナ12分水風呂6分休憩2分の20分のルーチンを計5回100分楽しむことができ、身も心も真に「整いました」



んっ?質が上がりましたね、晩御飯

前回訪れた際の夕食が「銀水」の名を冠したホテルにしては、レベルが今ひとつの感がありましたが、今回ニュー銀水をあえて選んだ理由の一つには、稲取銀水荘の姉妹店であのレベルのままなはずがない、というのがありました。

その検証も兼ねての選択でしたが、予想は的中!食事のレベルが確実に上がってました。

 

ニュー銀水は稲取の銀水荘よりもカジュアルな宿です。その分値段も使いやすい設定にされてますが、だからといって食事の質もカジュアルでは銀水にあらず。

その不安を払拭するに十分な金目鯛の煮付けに、伊勢海老のお造り、鮑の躍り。
金目鯛の煮付けは稲取の銀水荘には叶わないものの、本家と同じ方向性のいいお味でした。

伊勢海老のお造りもプリプリで、鮑は火にかけられると踊りだし、半生でいただくと、その柔らかさと旨みに舌鼓を打ちました。

鮑は火の通し方で美味しさが大きく変わる気がしますね。
説明では火が消えたら食べごろですとのことでしたが、経験から半生がいいとの判断で、火にかけられた鮑が動かなくなったらそろそろ食べごろ。
なにしろ生の「活きた鮑」ですからね。

 

天ぷら、お造りはライブキッチンで提供されました。

天ぷらは揚げたて、お刺身は本鮪、金目鯛、縞鯵、鰹のたたきなどを、その場で必要な文を切って提供してくれますが、これが切り立てで美味しい!

ビーフシチューも前よりもおいしくなってましたね。
この半分ビュッフェの会席料理はなかなかいいアイデアですね。美味しかったです。

温泉に来たら、着いて一風呂、食後に一風呂、翌朝一風呂の三風呂が基本ですが、今回は満腹満足で思わず食後の一風呂をパスして爆睡してしまいました^ ^;;





きんじゃえもん参上

三連休中、義理の息子が会社の慰安旅行で留守ということで、ヨダレ怪獣きんじゃえもんこと、レイくんがやって来ました。


といっても、長女とレイくんが二人電車でトコトコとなんてほのぼのしたものではなく、娘に甘く孫に激甘の、素直なノンノ(イタリア語のおじいちゃん)が行きも帰りも高速を飛ばしてお迎えにお送り^ ^

それと何故一泊なのにそんな大きな荷物なの?で、そもそも電車は無理ですもんね。


寝てたんだもんね、ゴメン🙏

レイくんの家から車に乗り爆睡夢の中から、ノンノの家につき意に反して起こされちゃった、きんじゃえもん。
まるで火がついたように泣き出しました> <

そりゃそうでしょう、僕だって同じことされたら泣いちゃいます、暴れちゃいます。
ごめんね、ごめんねーーーーっ😞


大泣きの原因は空腹もあったのかな?

ミルクを口にしたら、あ〜らびっくり!さっきの泣き顔が嘘のように、にっこりニコニコ、いつものきんじゃえもんへ変シーーーーン😄


ヘッドギアだぞ〜っ!


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匍匐前進に飽き足らなくなったのか、近頃は何かに捕まって立ちあがろうとするレイくん。そんなことで、よく倒れたり転がったりすることが多く、とても危険。

そこで登場ヘッドギア。
ヘッドギアというと、過去に日本中を恐怖に陥れた某教団を思い出しますが、同じヘッドギアでもものが違う、目的が違う、被ってる人が違うで、こんなにかわいい♡

これで、たとえ倒れても頭は守られるので一安心ですね。


晩御飯は長女の指定の、びっくりドンキー

もう何年、いや何十年ぶり?と思える懐かしい店名を、晩ご飯で指定してきたのは長女で、それは「びっくりドンキー

びっくりドンキーといえば、チェーン店なのに店によって異なる面白い外観が特徴ですよね、車で通り過ぎただけなのに、それがびっくりドンキーとわかります。

店内も木を多用した独特の雰囲気、楽しさがあり、40年ぐらい前かな?舞浜にオープンしたディスニーランドに初めて足を踏み入れた時、思わずびっくりドンキーを思い出しました(笑)


びっくりドンキーといえば、このウエスタンドアを思いおこす、ルーバー風の場違いに大きなメニューを思い出します。
馬鹿でかい分、メニュの画像も文字もはっきりくっきりだったのです。

でも時は流れ、今はメニューはタッチパネルで、店内には配膳ロボットが。
時代だから仕方ないですが、少し寂しい気がしました。

 


家内と長女ときんじゃえもん。
きんじゃえもんは会席の時、鰻の時もそうでしたが、外に行くととても静かにしています。

その動じない雰囲気と、時に見せる妙に大人びた表情から、きんじゃえもん意外に「部長!」というあだ名、ニックネームもあります。


この顔、表情を見てください、部長でしょう!

なんか営業会議で神妙に部下の意見に耳を傾けている、そんな感じがするのは僕だけじゃないと思うのです、ハイ。

ただ長女に言わせると、部長じゃなく社長じゃないと困る😠
らしいです(笑)


午後から甥の顔を見に来た、叔母の次女も一緒に晩御飯です。

オーダーは四人一緒でチーズバーグディッシュです。これは四人とも定番の青春の味!
このチェダーチーズのようで、多分そうじゃないチーズと、柔らかいハンバーグに醤油ベースのタレのマッチングが最高なのです。

ミート矢澤のような正当?なハンバーグとは一線を画す、B級グルメ、ちょっとジャンクっぽい、びっくりドンキーのハンバーグの美味しさを再認識しました。

懐かしかった〜っ、美味しかった〜っ、有難うございました。


いつも以上の匍匐前進と掴まり立ち、それに抱っこと高い高ーいをしてもらって、疲れ気味のきんじゃえもんは、家に戻るとぐっすり夢の中です。


日曜の朝は丼で

朝は軽くしてね〜、の言葉を残して爆睡の長女のために用意した朝ごはんは海鮮丼。

前の晩にじっくり煮込んだミニ帆立の煮付けと、シャケのフレーク、それと松前漬けです。
娘のことを知り尽くしてる僕は、軽くといっても海鮮好きの娘に、多めのご飯がわかりにくい大きめの丼で提供。思惑通りしっかりガッツリ一粒残らず食べてました(笑)


家内作の猫耳帽子

ほぼ毎日何かを縫ったり編んだりの家内が作ってたのがこれ、きんじゃえもんの猫耳帽子だったようです。

まあ、本人はヘッドギアを被せられたり、ナーナ作の猫耳ニット帽を付けさせらりたりで大変でしょう、この暑い中(笑)

でも可愛い♡
無邪気に勝る可愛さなし!ってことでしょうね。
きんじゃえもん、いつまでもその無邪気さを忘れないでね。残念ながら大人になるにつれて邪気が生じてくるから。



お昼は娘ご指定でパスタ。
トマトとバジル or キャベツとじゃこで悩みに悩んで長女の指定は後者。

キャベツとじゃこのペペロンチーノは僕の定番ですが、有り難く皆さんBuono!で完食でした^ ^


自宅に戻る前にパンパースの交換。
下半身丸出しで、チン○コリン祭り状態です(笑)

きんじゃえもんが来ると、一時も目が離せないし、抱っこに高い高ーいと、体力も気も使い結構な疲労度です。

でも帰っちゃうと、すぐまた会いたい。。。

孫と一緒にいると、その時間だけは考え事や雑念を忘れています。
まさに無心。心の状態は座禅と同じなのかな?とすら思います。

きんじゃえもんの成長を見るのが、無邪気な喜びですね。





お墓参り Ⅱ



お楽しみの晩御飯^ ^

去年投宿した際の晩御飯の食前酒とデザートのプリンが、もう一つの定宿古窯で供されるそれに酷似していたので調べてみて納得、古窯と萬国屋は業務提携をしてたようです。

でも。。。食事は萬国屋に軍配が上がるかな^ ^;;

食前酒で乾杯した後は、八寸から箸をつけました。
どれも少し上品な、美味しい出汁が各々の食材を活かす味付けが良かったですね。


吸い物は、勿論初物の松茸の土瓶蒸しで、凌ぎはだだちゃ豆のうどんでした。
これがどちらも美味^ ^


お肉料理は山形牛のしゃぶしゃぶでしたが、これがまた絶品。
勿論しゃぶしゃぶの湯通し加減も大きく影響しますが、お肉がとろける柔らかさで驚きました。

ポン酢、ゴマだれ、共にいいお味でしたね。


お造りは鮪、真鯛赤海老とサザエのお刺身でした。
思えばサザエは壷焼きよりも、刺身の方が美味しいということを教えくれたのは、大好きな今は亡き姉でした。


 蒸物はずわい蟹茶碗蒸しでしたが、確か昨年も同じものをいただいた気がしますが、その時とても美味しかったと記憶していたので有り難かったです。

今回も同じくとても美味しいものでした。


山形といえば芋煮。煮物は言うまでもなく芋煮でしたが、これは上山温泉の古窯のそれが絶品なのですが、萬国屋の芋煮も古窯のものよりも上品な美味しさで、甲乙つけがたい美味しさでした。


実は追加の別皿で各々にキンキ(吉次)の煮付けを頼んでおきました。
去年は僕と家内が鮑で、甲殻類と貝類が苦手の次女にはノドグロを頼んだのですが、たまには鮑以外もと、三人同じキンキの姿煮にしたのですが、これが大正解!

上品なキンキの脂が、同じく品のある出汁ベースの甘辛いタレに絡んで、三人揃ってその美味しさに目を見開きました。
是非ご飯と一緒に楽しみたい!と、早めに食事をお願いしました。


身離れは金目鯛に敵いませんが、それに骨の多さを加えたとしても、このトロトロの食感と美味しさに、三人揃って食べるんならキンキに落ち着きました。

お値段は鮑を凌ぐものでしたが、選んで良かったです。
来年も萬国屋に来る機会があったら、多分また頼んでいるでしょう(笑)


これが問題の?(笑)デザートのプリンです。
古窯ではホテルの前に戸建ての店舗を作って、このプリンをお土産として販売してる程です。

ほぼ、いや全くかな?同じ味で美味しかったです。

今回も食前酒から水菓子まで、どれもこれもお世辞抜きで本当に美味しかったです。
プロが選ぶ日本のホテル・旅館でも11位まで伸ばしてきている萬国屋ですが、これならトップ10入りは時間の問題でしょう。

ご馳走様でした、有難うございました。


竹あかり

去年は夜に観ることができなかった竹細工の竹あかりを、今回は食後に忘れずに楽しんできました。

竹にドリルで穴お開けて絵を描いたり文字を描いたりして、竹の中から照明を照らすことで浮き上がる素朴で幻想的な芸術でした。


広々とひた露天風呂

温泉に行ったら着いて一風呂、食後に一風呂、朝に一風呂が定番の僕は、食後のお風呂で露天風呂に行きました。

一度に十人以上は入れそうな大きな露天風呂は、周りを竹屏で囲われた大きなお風呂でした。それを一人貸切風呂状態で楽しませてもらいました。


翌朝は5時半に朝風呂へ


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萬国屋の大浴場へのアプローチはとても素敵なんです。
全面ガラス張りの眼下には温海川のせせらぎが見え、結構長めの廊下を進んでいく気分はまるで殿(笑)

温泉へはアプローチからの期待感の高まりも、とても重要な要素なんだと気付かされたのが萬国屋です。


男女入れ替えで昨日と反対の大浴場に早朝5時半に出かけたのは、前日のサウナ座禅があまりに気持ち良かったから(笑)

サウナ座禅12分と水風呂5分の計17分を4クールの、合計1時間強をサウナで汗を流し、心を整えました。

その後はシルク温泉に小さめの露天風呂で、あつみ温泉を十分に満喫しました。


鯛めしの朝ごはん

萬国屋の朝ごはんは定番で鯛めし。去年初めていただいたのですが、これがまた美味しかったのです。
萬国屋を選んだ理由の一つは、この朝食をもう一度食べたかったのもあります。



朝食の品数は少なめですが、メインは鯛めしです。
初めは鯛めし自体の美味しさを確かめ、二杯目は鯛の刺身で食します。最後は勿論鯛茶漬け。


鯛めしの美味しさは云うに及びませんが、絶品は鯛茶漬け。何しろお茶漬けの出汁のうまさは絶品で、僕はそこに本来刺身で食べる鯛の切り身を、ごまだれにつけてお茶漬けに乗せて食べるのが好きです。

鯛のかまの煮付けもいい味です。
黙っていたら何杯でもいただけそうな、美味しい鯛めしの朝食でした。


食後は日本庭園を眺めながらコーヒータイム

スペースリッチな萬国屋を特に強く感じさせる庭園を臨む、フリードリンクのあるロビースペース。
ここで食後のコーヒーをゆっくり楽しみました。



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温泉地でも、思わず散歩でもしたくなる雰囲気のある温泉街もあります。

草津温泉修禅寺温泉はそれにあたりますが、この動画をみると、あつみ温泉もその一つだと納得してもらえると思います。

またきますね、萬国屋さん。お世話になりました、有難うございました。


山形の定番お土産スポット

年に一度のご先祖様のお墓参り道奥の旅で、ここ山形市にあるぐっと山形に来ると、その日の夕方には自宅なんだなと思います。
ぐっと山形は帰り道のスタート地点みたいなものなのです。

ここでは丹野こんにゃくの玉こんと、東だんご本舗のだだちゃ豆のずんだ団子を食べるのが鉄板です。
そして山形のだけにとどまらず、広く東北の名産を取り揃えた店内から、友人やお隣さんへのお土産を手配します。


やっぱり味 太助

お昼は仙台まで行き牛タンのお昼ご飯にしました。
仙台名物の牛タンは全国展開している利休が有名ですが、我が家は太助がご贔屓。

太助も味 太助と親類が経営する旨味 太助という、なんとも紛らわしい二店舗があり、しかもこの二つの店は50mも離れていない> <

この二つの店の双方を経験した結果、我が家は味 太助がお気に入りです。
何しろ牛タンが厚いしタンの味がいい。しかも厚いのにタンの噛みごたえはあるのに、サクッと噛み切れるのは、肉の目利きと肉への包丁の入れ加減。そして大将の絶妙な焼き加減の賜物でしょう。

少々強めの塩加減も、それ以外の調味料不要で麦飯が進むちょうど良い味加減で、職人技を強く感じます。

美味しかったです、ご馳走様でした。


帰り道は娘とのトークショータイム

満腹状態で仙台を後にして東北道をひたすら南下。
その車のナビゲーターシートには行きも帰りも次女が座っていましたが、行きは深夜の出発だったので彼女はスイミングタイム。

でも帰りは父との会話の時間でした。
旅の話、食べ物の話、政治の話と共通の話題に花が咲けば、仕事のこと、お互いの違った関心事と、互いに聞き役に回ることも。
離れて暮らしてる分、その会話が心の距離を縮めてくれました。

途中から常磐道に向かい、これも定番の守谷SAにあるまる天で、晩御飯代わりの磯揚げ棒を買って帰りました。

今年も家族でお墓参りができたことに感謝します。
有難うございました。





 

 

お墓参り Ⅰ

毎年恒例、ご先祖様のお墓参り奥の細道の旅を、家内と次女と三人で行ってきました。

もう何年前になるのでしょうか、かれこれ40年以上前になると思いますが、ルーツという言葉が流行しました。
それは自分の源流を知る、つまりゴーギャンの名言「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」の、どこから来たのかを知ると同義です。

あまり深く考える必要はないと思いますが、せめて自分のご先祖様のことを少し深く知ることで、それに比例して自分自身への理解も深くなる気がします。



いつものように丑三つ時に北へ向かう

お墓参りドライブは毎年決まって、午前3時前に自宅を車で出発します。そしてひたすら北へ向かい約6時間でご先祖様のお墓に着きます。

僕はバイクでも車でも、長く運転していてもおおよそ疲労を感じません。途中トイレ休憩のためにパーキングエリアでエンジンを切りますが、それがなければ6時間ぶっ通しでハンドルを握っていても平気なタイプ。

今回もいつものように家内とjijottyは、程よい揺れの中で夢の中でした。



大好きな道を走りたくて

出発から約5時間、盛岡インターで降りました。その後は少し寄り道をして大好きな小岩井農場を経由して目的地に向かうことにしました。

真夏のそれとは違う色の空に、雄々しい姿を見せる岩手山
裾野から山頂まで見渡せる、その果てしない大地で目に飛び込んでくるのは小岩井農場の緑豊かな牧草地で、何度来てもここが日本であることを忘れそうになります。

写真は小岩井農場ブランドの工場と岩手山です。
まだまだ暑い日が続いていますが、北国岩手は気温を忘れさせる爽やかな風景が、体感温度を少し下げてくれる気がしました。

 

豊かな自然の中で眠るご先祖様

年に一度しか来ることがないお墓なので、毎回お墓の掃除にも力が入りますが、今回はより一層キッチリできた気がします。

綺麗になったお墓の前で般若心経をあげて、その後この一年間に起きたことをご報告して、それについて自分が思うことを話して、今後どうするかを伝えて、その考えが正しっかどうかを問うて。。。

でも、いつもご先祖様は真剣に自分で考えて、それが正しいと思うことをしなさいと、穏やかな表情で語ってくれてように感じます。

ご先祖様、どうぞ御霊の安らかんことを。
来年また来ます。



本当に久しぶり!の従兄弟

今はやりとりがだいぶ少なくなてきている年賀状ですが我が家では毎年出してます。
ところが、その年賀状。僕のイズムで毎年クールなデザイン、見方を変えるとあっけない空白だけが目立つものになっていて、一部友人知人から、らしいけど今はどうしてるの?という不満があるのも、それとなく知ってました。

そこで今年の年賀状には近況報代わりの俳句を、各々に書き記して投函したのです。
するとそれまで年賀状のやりとりだけだった数人の知人から連絡があり、その中の一人に父方の従兄弟がいて、お墓参りに来たら絶対に会いたい!との希望を今回実現しました。


父の兄の次女で僕より一歳歳上、そう家内と同い年の従兄弟は、親類の中でもとても明るくジョークも通じる、親しみやすい女性でした。

小学生の頃夏休みに父に連れられて遊びに行った時、近くの川に遊びに連れて行ってくれました。
虫取り網と虫籠と川遊び、冷水に冷やした胡瓜と西瓜、縁側と蚊取り線香と蚊帳。。。
絵に描いたような日本の原風景の中で、一緒に過ごした遠い日の夏は大切な思い出です。

予定が詰まっていたので、十数年ぶりの再会は大好きなラーメン店の三角そば(笑)
で、お昼ご飯のラーメンを一緒に食べながらとしました。
ラーメンを食べながらお互いの近況を話し合い、時々でる昔話に笑い声をあげ、とても素敵な嬉しい時間を過ごしました。


昨年と同じ萬国屋へ

東北なら日本の宿古窯、鬼怒川ならあさやホテル、伊豆なら銀水荘と、特に食事を主体に定宿を決める我が家に、東北で二件目の選択肢をくれた、あつみ温泉の萬国屋。
去年に引き続いて今年も泊まりはこの宿にしました。

 


今回の部屋は昨年と反対側の、温海川を見下ろせる十二畳の和室でした。

実は亡き母も山形ならば古窯か萬国屋がご贔屓でしたが、僕が特にここがお気に入りになた理由の一つに、あつみ温泉自体が、ひなびてなくこじんまりと纏まってるというのがあります。

鬼怒川でも伊豆でも有名どころの温泉には、残念がら廃業してしまったままの、廃墟に近い建物がいくつかあるのですが、ここはそれが皆無です。

萬国屋とたちばな屋という東西の横綱で、あつみ温泉に来るお客様を二分していて、他に宿はないと思えるほどの規模なので、それが現実となっているのかもしれません。


温海川沿いの歩道は、段差をつけた休憩場所があったりいい感じで、浴衣姿で川沿いに散歩を楽しんでいる人もいました。
水音も涼しげで心に沁み、豊かな緑は目に潤いを与えてくれました。


洗面室にトイレ、室内風呂は必要にして十分で、掃除も行き届いていました。
使わないですが備え付けの室内バスが、檜なのは嬉しくなりますね。

 

萬国屋は何かと気の利く痒いところに手が届くようなサービスが多いのですが、チェックインから当日の零時まで、いつでも楽しめるフリードリンクも他では見られないサービスの一つです。

早速浴衣に着替えて、ボンマックのコーヒーメーカーで淹れられる珈琲を楽しみました。

 


お風呂も、いいんです!

萬国屋は男女入れ替えの大浴場と、同じく入れ替えの露天風呂の二箇所で四風呂ありますが、これも掃除が行き届いておて、とてもすっきちしていて大好きです。

しかもこの四箇所のお風呂の全てに、サウナがついていて驚きです。

二十代からサウナ愛好者、今でいうところのサウナーだった僕。
一時の誰でもサウナブームが少し沈静化した感のあるこの頃、じっくりサウナを楽しませてもらいました。

萬国屋のサウナは、その全てにセルフロウリュがあり、アロマ水をかけて室温を上げることができました。
有難いことにサウナは貸切状態。そこで、人の多いサウナでは変な目で見られそうで自粛している「サウナ禅」を敢行^ ^

 

サウナ禅とは僕が勝手につけた名称ですが、100度前後のサウナ室の中で12分間の座禅を組むものです。
あの暑さの中で雑念を払い、何も考えずに呼吸だけに集中するのは結構大変のですが、その後の水風呂の爽快感が、いつもより大きい気がするのです。

心身共々「整った」ところで、お楽しみの晩御飯です。

 

 

 

 

 

7回忌と美術館と

今年は亡き姉の七回忌です。
コロナ禍以降、数年できてなかったお墓参りに夫婦で出掛けてきました。

姉のこの世を去った年に、僕は膀胱癌の手術をしました。
そんな関係なので姉の年毎の法要は、その経過年数引く一が僕の癌手術からの経過年数になり、感慨深いものを感じます。

本当に初期で見つかった癌は、亡き姉が教えてくれたものと思ってますから、姉の命日には姉の分も僕が健康で長生きしなければと改めて思います。


高輪で眠る亡き姉

山手線の最新駅で、現在も工事中でどんどんの街の表情が変わってる高輪ゲートウエイ駅からも、地下鉄南北線の白銀台駅からも同じぐらいの距離にある浄土真宗のお寺の墓地。
そこに現代風のエレガントな墓石の中で姉は眠っています。

浄土真宗ではあげることないですが、祖は同じお釈迦様なので、浄土宗、日蓮宗以外の多くの仏教で挙げられる般若心経を読経して、その後墓前で暫くの間姉と話をしていました。

 

 

義理の兄から七回忌の法要の案内は当然のようにありませんでした。
なにしろ一周忌の法要で、今後は各々でやってくれと言い放った人です。ですから勿論三周忌の法要の案内もありませんでした。

今年の七回忌だって覚えているかどうか。。。お盆だってお墓参りをしたかも疑問です。
甥たちも親(義理の兄)の影響が大で、我が家(僕や姉)の親類家族を大切にとの理念とは一線を画す価値観の持ち主になってしまったようです。
姉が亡き後は義理の兄から連絡すらありませんし、甥たちも同じです。

姉と僕はよく喧嘩もしましたが、喧嘩するほど仲がいいともいえる典型で、このブログにも、それにまつわるエピソードをいくつも記しています。

僕や姉は家族、親類を大切にする、そこでの人間関係を極才色の思い出で綴る、いってみればビビットカラーな家族、親類付き合いですが、姉の嫁ぎ先はモノトーンだったようです。


でも今では、家内の兄弟と我が家イズムの極才色な親類付き合いをさせてもらっています。
ありがたいことに家内の兄も義理の姉に子供たちも、方向性は我が家と一緒で、ビビット系、ラテン系なのです!(まあ、家族的にいわせると僕がハイパーラテンすぎるようですが^ ^;;)


家内の兄の趣味は畑で、レントゲン技師の仕事の合間をみては野菜作りに励み、それを送ってくれます。
我が家も旅先から美味しいモノを送ったり、お中元やお歳暮といった形を超えて「これ美味しい!食べて欲しい!」の思いを、お互い形にするビビットな親類付き合いをしています^ ^


久しぶりの美術館

姉のお墓参りを済ませてから久しぶりに美術館に行ってきました。
竹橋にある東京国立美術館で「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」が開催されていたのです。

あまりに抽象的すぎて理解を超えるものを除くと、クラッシックな芸術とはまた違った味わいを持つモダンアートは好きな分野です。

 

何かのメディアでたまに見かけるこの絵が「郵便配達夫」というタイトルで、佐伯祐三という日本の画伯の手によるものであることを初めて知りました。

独特のタッチと力強さに雰囲気から、てっきり海外の画家のものと思ってました。


写真もありました。
家内と二人でとてもパリっぽいと話していた写真です。

二十代にパリにファッション遊学していた家内にとっては現実的なものとして、僕の中ではイメージとして、両脇にワインの瓶を抱えて自慢げな顔をしている少年から、強烈なパリ感を感じました。


上の三越は杉浦非水作で、下の近鉄の広告は早川良雄が手がけたもののようです。
両画家の名前は知りませんが、その作風のものや明らかに同一人物作の作品は目にします。

三越の広告はまさに昭和の香りがプンプンで、どこかノスタルジーを感じて昭和のポスターの代表みたいな感じを受けます。

一方の早川さんは、実はこの近鉄のポスター以外でお馴染みな感じなんです。
というのも大好きな寄席の僕たちのホームの浅草園芸ホールは、TX浅草駅から徒歩1分の場所にありますが、そのTX浅草駅の中に早川良雄さんのタッチに酷似した、浅草で活躍した歴代のスターのポスターが飾られているんです。

調べたらそのポスターの作家は星野修一という作家(構造家)でしたが、そのタッチが実に早川良雄に似ていて、今回展示されている近鉄のポスターも初めて見た気がしませんでした。


ZOZOの創業者の前沢さんが大好きなバスキアです。
僕は。。。あまりに前衛的で、理解を超えた芸術に感じました> <


シュルレアリスムサルバドーレ・ダリ作の「幽霊と幻影」です。
ダリは理解の範囲内で結構好きです。

ルネ・マグリットの「レディ・メイドの花束」という作品で、マグリットの十八番の山高帽の後ろ姿の男性の前に、ボッテチェリの絵画の中に描かれてる春の女神、フローラが絵が描かれてます。

フローラがレディ・メイドということでしょうか?
タッチ、構図はまさにマグリットのそれで、明るくも暗く、暗くも明るい、そんな感じです。


間違えようのないモジリアーニは、ハワイの美術館で観て以来です。
モジリアーニも独特の世界観ですね。


名前は知っていたものの、その作品を見るのは初めてになるローランサン
「プリンセス達」とされたこの絵画は、柔らかいながらもぼやけることのない、内側からの強さを感じる作品でした。

 

日本の鬼才、岡本太郎の初期の作品のようです。
彼の本領が発揮されたのは、縄文時代土偶に出会ってからだったと何かのメディアで聞いた気がしますが、この絵からは一般的に知られている岡本太郎イズムはまだ感じません。


透明素材の椅子の中に花を散りばめたチェアー。
イデアが面白いですね。


出口の前で強烈な存在感を示していたのが、奈良美智の作品。
奈良さんの作品を初めて目にしたのは、かれこれ20年以上前だと思いますが、その独特の世界観に衝撃を受けたのを覚えています。

自分が幼い頃にもいたような、何かに静かな不満、押し殺した怒りをもつ女の子を、フラットなタッチで描いていて、絵画のその先、いやその奥かな?に引き込まれる感じがありました。

その後、とても穏やかな、静かな幸福と、押さえ気味の喜びをした女の子も描いていた記憶があります。

 

久しぶりに目と心にビタミンをもらった感じです。
アートはいいですね!ありがとうございます。


大好きなビルKITTE

吹き抜けと回廊が好きな僕にとって、KITTEは東京で一番好きなビルです。
遅めに予約したランチまで時間があったので立ち寄りました。

今回のオブジェは雪?それも雲?
季節を考えるとやっぱり雲かな。。。なにしろ素敵なオブジェでした。


家内が好きなブランドのMARcourtがKITTEの三階に入店してます。

若い頃はYsやCOMME des GARCONSが好きで、その後は落ち着きましたが、今でもみたがる服はYsやMARcourtです。

 

僕のお気に入りは、気が利いたステーショナリーを中心に、趣味性の強い小物の品揃えがいいアンジェビュローが上の写真。

中はGOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARAで、国内唯一のグッドデザイン賞受賞商品のみを取り扱うデザインストアです。

そして下がユニークな手拭いの専門店のJIKAN  STYLEです。

 

新丸ビルのイタリアン


お昼は人気のイタリアンを予約しておきました。
場所は素敵な東京駅が一望できる新丸ビル七階のイタリアンですが、ここが超人気店でなかなか思うような時間帯で予約ができません。

でも今回はお墓参りの後に美術館のイベントを入れて、さらにKITTEで時間調整をすることで、遅めのランチタイムを予約することができました。

 

ランチで最初に供されたのはキャロットスープです。
少し漉しが甘いかな?と思ったのですが味はバッチリ。人参の甘味と生クリームの比率がベストで美味しかったです。

 

サラダを中心にしたカジュアルな感じのアンティパストミストも良かったですよ。


イタリアンサラミ、エビとアボカドのマリネ、米ナスのミートソース焼き、タマネギとトマトとツナのサラダ、クラッシュアーモンドのクリームチーズ

そしてグリーンサラダでしたが、このサラダのドレッシングが絶品!
思わず訊ねると「西京味噌の素レッシングです!」

えっ!?さ、西京味噌!?
とても西京味噌とは思えない、どこか柔らかい柑橘系の甘さのベースが最強味噌だったとは。
でもエアーレシピは出来上がりました。
西京味噌、キウイジャム、白ワインビネガー。オリーブオイル、塩、砂糖、蜂蜜、ホワイトペッパー、ブラックペッパーを使い、あとはその比率でしょう。

明日は無理でも、次回のウィークエンドシェフの時間が楽しみです。
あの味を忘れないように、それが一番の課題かも。

 

ランチのメインはピッツアとパスタを選び、二人でシェアしました。

ピッツアはクワトロフォルマッジを選びましたが、これが大正解!
僕が大好きなラボヘムのゴルゴンゾーラピッツアに勝るとも劣らない。ゴルゴンゾーラの量が、まるでゴルゴンゾーラのピッツアを彷彿とさせるものでした。

それに持ってきてくれた蜂蜜が、木製スティックのついた直径高さともに8cmほどのガラス瓶に満タンの蜂蜜!
いやいや驚きました。これならラボヘムで頼む「蜂蜜多めでお願いね」などのフレーズも不要です。

なかなか浮気はしないタイプですが、ことゴルゴンゾーラのピッツアについては、こちらに鞍替えするかも^ ^;;

 

12種類あるパスタから選んだのは、海老とストラッチャテッラのトマトクリームソースですが、これも驚きの美味さ!
実はイタリアかぶれの僕が初めて聞いた単語がストラッチャテッラ。
なんだかはわかりませんでしたが、海老とトマトクリームなら間違いないだろうと思ってのオーダーでした。

食べてみたら。。。これがめっちゃ美味しい!海老はプリップリでトマトソースはベストなマイルドさ。トマトソースの酸味の角が程よく取れて実にいい感じの旨み、甘味、酸味なのです。

そして謎のストラッチャテッラ。パスタの上にトッピングされてる、多分ストラッチャテッラは、どうもチーズのようなのですが、カッテージでもモッツアレラでもクリームでもない、言葉にならないマイルドさを持つものでした。

あとで調べてわかったのですが、な、な、なんと、それは世の中で一番好きなブッラータチーズの核になるもの、あのどろっとしたブッラータチーズの中身がストラッチャテッラであることがわかりました!

驚きました!まさに美味しいに決まってる!
もうリピート必至、というか月に一度は口にしたいぐらいです。

 

ドルチェは追加料金で好きなものに変更可能ということで、僕はクラッシックティラミスに、家内はアフォガードのソフトクリームバージョン?に変えました。

正直なところティラミスは選択ミスでした。
美味しくなくはないけど美味しいともいえず、家内のソフトの方が美味しかったです。

あとでわかったのは、この店のドルチェの売りはベイクドチーズケーキだということ。
次回は必ず頼みます。


ドリンクは家内が食前にコーラを。これはピッツア対策ですね(笑)
僕は食後にコーヒーをお願いしました。

近頃はだいたいどこの店でもマシン入れですが、選ぶカプセルの種類で違いが出ますが、ここは多分モカベースのカプセルだと思います。
強すぎない上品な酸味に好感が持てました。

で特筆すべきは珈琲ではなくシュガーです。
僕は基本ブラックのノンシュガー派ですが、ここで供された砂糖は有機栽培のココナッツシュガーとありました。

興味深かったのでスプーン半分ほど入れてみたのですが、コーヒーの味を損なうことなく、ほのかな甘味を感じました。
この変化は今までの数少ないシュガーを加えたコーヒーでは感じたことのないものです。

あまりに自然なので今度はスプーン一杯加えたのですが、ここでも自然とコーヒーが甘くなったような感じで、一般的な甘味とコーヒーの分離が全く感じられませんでした。


人生は選択の連続

人生は選択の連続であると教わったのは二十代後半か三十歳になってすぐの頃だったと思います。
今、振り替えてみると全くその通りだったと思います。

選択肢は人生の節目だけに現れるわけではありません。
自分が今行ってる行動は、常にある選択肢の中から自分が選んだ行動といえます。

明日何をしようか?
今晩は何を食べようか?
今は何をしようか?

今の状態はいくつかの選択肢の中から、意識無意識を問わず自分が選んだ選択です。

だからこそ、どうなりたいか、どんな人生を送りたいか、つまりありたい生き様や価値観が大切になるのです。
なぜならその価値観に沿った選択をするから。

人様の価値観にものはいいませんが、連れ合いの年季法要すら行わないという生き様には、とても賛同できません。

それを反面教師とするしかないですね。






Happy Birthday Chojoly♡ & First time swimming pool 😄

8月22日は長女の誕生日です。
毎年一度も忘れることなく、僕と家内の誕生日をバースデープレゼントで祝ってくれる娘たち。
そんな彼女の誕生日の少し早めのお祝いとお盆を兼ねて、孫のレイくんを連れて長女一家が我が家に来てくれました。

 

我が家に来ると何もいわれてないのにどこかのタイミングで焼香する長女ですが、今回は家に着くなり義理の息子が仏壇に手を合わせていました。

有難いことです、両親に亡き姉も天国で微笑んでいることでしょう。

 

 

レイくんは車に乗ると即爆睡が得意技ですが、我が家に着いてもまだ眠り足りなかったようで、スヤスヤを続行です。

この寝顔を見ているだけで、ほっこりします、至福の時間です。

レイくんが目を冷ましてから、僕が仏前で読経をあげましたが、その間もレイくんは、騒ぐことも泣くこともなく、静かにしてました。


お昼は家内の手料理とお寿司

前の日から「お寿司が食べたーい」といっていたらしい長女の思いが、以心伝心で伝わったのか、お昼ご飯は家内手作りのお惣菜とお寿司にしました。

イタリアンも頭を過りましたが、お寿司で大正解でした、ハイ。

 


レイくん、プールデビュー!

孫が産まれてから、夏の季節はルーフバルコニーにはプールが広がる日があるんだろうな。。。と思っていましたが、それは来年のことと思っていました。

ところが、我が家に登場した長女はプール持参で来たのです!



www.youtube.com

そんなことでノンノ(おじいちゃん)とナーナ(おばあちゃん)の予想を裏切って、生後半年でプールデビューし金左衛門くんこと、レイくん^ ^

水深3センチのプールで、近頃できるようになった匍匐前進で水と戯れます。



お誕生日会は鰻

僕は発想はかなり柔らかい方と自負していますが、お気に入りについては結構保守的というか、脇見や浮気をしないタイプです。

食に関しても同じことがいえて、各ジャンルでお気に入りの店が決まると、通い詰めるタイプなんです。
で問題が一つ。僕のお気に入りの自宅近くの鰻屋さん二軒は共に予約ができなくて、しかも一件はテーブル席のみです。
そうなるとレイくんの行き場がない。。。

そこで、ここからが僕の真骨頂のリーサーチ大作戦。
SNSにBlog、それにMAPを駆使して条件を満たす店を見つけ出しました。

 

それがこの趣のある佇まいの鰻割烹です。
折角ならば美味しいに越したことはないとの願いも叶えてくれそうな店構えに、長女も期待値がアップしたようでした。


玄関廻りのインテリアも好みですね。
純和風がベースなのですが、障子の格子や床板に角度を持たせたデザインは、ネオジャポネスクのテイストです。

飾られてる和風の小物に灯り、花もとても素敵です。
こういった感覚に素直に心が動く度に、呉服屋に生を受けたことを思い出します。


用意していただいた個室は、掘り炬燵が二箇所ある、12畳以上ありそうな大きな部屋で、ここにも綺麗に花が飾られていました。

レイくんもちょっと緊張気味?!

 

この店は各部屋にテーマを持っているのか、はたまた全室そうなのかはわかりませんが、この部屋は鴨をモチーフにしたオブジェクトで統一されていました。

パリ五輪にあやかったのか、金髪に染めた長女の横でいい子でいるレイくん。

隣の部屋にも我が家と同じように乳児同伴のお客様だったようですが、そこから絶叫の鳴き声が聞こえてきましたが、それに引かれることもなく静かにしていたレイくんは偉い!
動じることのないその姿勢に、将来大物?!と思っちゃうのはノンノバイヤスかな(笑


箸置きとデザイン統一された金と銀の箸に鰻の骨煎餅と、流石割烹での鰻となるとこうなるかと唸らせてくれました。

いよいよ待望の鰻重登場です。
肝吸に香の物の定番以外に、一口冷奴に山椒と山葵が用意されていました。

僕と家内が特に喜んだのが山葵。
ひつまぶしの名店うな富士では、うな茶漬け用に山葵がついてきますが、山椒の代わりに山葵を好む方もいらっしゃいますよ、との中居さんが教えてくれ実行したら、これが山椒以上に美味しい!

でも一般的な鰻屋で山葵がつくことはありません。そんなことで、鰻料亭は違う!と喜んだ次第です。

問題の鰻ですが、背開きで蒸された関東風の鰻はとても身厚で、身と皮の間に上質な鰻の脂を感じました。
そして特筆すべきはその焼き方。関東風の蒸して焼いた時、みわふわふわですが皮の香ばしさが犠牲になります。それは名店の伊豆榮、野田岩でも一緒です。

でもここは身はふわふわなのに皮もパリ感がちゃんとあるのです。
驚きました。

そして僕が一番気に入ったのはタレです。
個人的には天皇陛下も食された、野田岩の醤油の旨みが効いたタレよりも、伊豆榮の甘めで上品なタレの方が好みなのですが、ここのそれは上品な甘めなのに角の取れた醤油の旨みも立っているのです。

これは絶品でした。
家内はうな富士に匹敵する美味しさかもと大絶賛でした。
とても美味しかったです、ご馳走様でした。


孫とは体力勝負?!

匍匐前進ができるようになった金左衛門くん。
でもやっぱり抱っこが好きで、高い高いは笑顔と笑い声が出るほどの大好物(笑)

抱っこされたくなると、ぐずったり泣いたり。
勢い抱っこしてあげ、笑顔を見たくて高い高いをするのですが、さすがに7キロ越えのレイくんを5分も抱いていると、しんどくなってくる。

ましてや高い高いは一回1分が限界ですが、それをなん度も繰り返す、抱っこも家内と順番で何回もやってると、かなり疲れる。

そんなことで鰻料亭で長女一家と別れて家に戻ると二人ともバタンキュー^ ^;;
家内は21時前にベットに入ってました(笑)

嬉しい疲労感に包まれた一日でした^ ^