ゆっくり温泉三昧の旅/鬼怒川温泉

 

今年のGWは特にお出かけの予定はたてなかったのです。

 

季節柄ルーバルのガーデニングや読みたかった本を読んだり、やりたかったインテリア計画を実行したりで過ごすつもりでした。

 

ただ…

日帰りでどこかに出かけたりはするだろうな…

そういえばここ数ヶ月家内と泊まりでのお出かけがないな…

なんて事をふと考えているうちに急に温泉に行きたくなり、出来れば貸切のお風呂付の日帰り旅がいいかも…日帰り?もったいないから、いっそ泊まりで貸切の露天風呂付の旅はどうだろう!

 

ここまでイメージしちゃうと止まらなくなる性格で早速プランニングと手配(笑)

 

いつもならなんの迷いもなく伊豆箱根で決まりなのですがたまには北もいいかも!ということで今回は鬼怒川温泉で探してみるました。

 

 

 

計画もなくぶらっと…と云う旅は一人旅、つまり僕にとっては直近でいつ出掛けたのかもはっきりしないバイクでの一人旅になります。

 

それ以外の旅行は例え日帰りでも長期の旅でも、いかに楽しくどこまで愉快に心から快適になれるかを念頭に計画します。

 

そこで今回は是非再来したいと思っていたsaga coffeeでゆったりとした気分で美味しい珈琲をいただき、料理だけでなく建物にも興味のある宇都宮の石の蔵でランチにして、江戸の再現で話題の羽生SAの鬼平江戸処を見て帰る計画をたてました。

 

 

 

再訪問!SAZA COFFEE 本店

 

常磐道をひた走ってひたちなか市のsaza coffee本店に着いたのは11時頃。
今回も前回初めて訪れた時と同じテラス席に案内されました。
 
僕はサザオリジナルブレンドを、家内はカプチーノを注文し珈琲が淹れられるまでの間、イギリスの自然な庭をイメージして作られたようなガーデンを眺めながらとりとめのない会話で時間が流れていきました。
 
運ばれてきたオリジナルブレンドパナマゲイシャ•ブレンドのようなフレーバーはないものの少しだけ強めの苦味が印象に残る、これもなかなかのバランスされた美味しい珈琲でした。
 
家内の美味しい!に促されてカプチーノを一口もらいましたが確かに美味い。
 
ミルクの甘さが最も引き出される温度でスチームされたのでしょう、ミルク単体と思えない厚みのある甘さとエスプレッソが絶妙のハーモニーでした。
 
必ずまた来ますね!お店の場所はここです^ ^
 
 
 

鬼怒川温泉の貸切露天風呂

 

ホテルの部屋は和モダンで統一されていました。
 
一段段差を設けた10畳ほどのフローリング張りの部屋にマットを敷いてのベッドスペースと、縁のない琉球畳を使った6畳ほどのリビングスペースに、洗面所、浴室、フルオートのトイレがついています。
 
 
 

圧巻は今回の旅のテーマでもあった貸切露天風呂。
 
離れになっていてお宿から数分の所にある露天風呂まで、二人は温泉街を浴衣姿で腕を組んでお散歩を楽しみながら出掛けました。
 
途中まず聞くことのない鶯のさえずりを生で楽しむことができ思わず二人に微笑みが。
 
その露天風呂は10畳ほどの着替えスペースと同じく10畳ほどの浴室から出来ていて、天井を張らずにあえて梁と屋根をみせて開放感を倍増させる開放的な創りでした。
 
総檜の浴槽に張られたお湯は無味無臭の弱アルカリ性でとても心地よく、いつまでも入っていたくなる優しいお湯の質でした。
 
開け放たれた窓が外界との心理的な壁も無くしてくれて、四月の日光の空気に風、音と光、香りに気配までをも浴室に運んできてくれて、しばし家内と二人でとても緩やかで柔らかい時間を湯船の中で過ごさせていただきました。
 
 
 

美しきベゴニア園

 

 
草花に関心を持つ自分を10年前ならば想像出来ません(笑)
 
人は変わる…正しくは全ては変わる(笑)
だから怖い、でもだから楽しい…
 
僕がガーデニング、正しくは観葉植物に関心を抱き始めたのは品川在住の頃からです。興味の芽とは不思議なものでそれは一枚の絵画から始まりました。
 
 
ある日彼女の絵と出会いました、その絵はオレンジの花弁を持つ花を描いていました。
僕は独特の透明感と濃度を持つ彼女の絵に引き込まれていくと同時に、その絵のモチーフの花にも興味を示すようになりました。
 
その花の名前がパンジーであることが分かった僕はいつの間にかオレンジ、イエローそれに赤のパンジーを自宅のベランダで育てていました。
 
そんな経緯もあり鬼怒川のはないちもんめという関東以北で最大のベゴニア園に立ち寄ることに。
 
色とりどりの大輪の花を咲かせたベゴニアに天井から吊り下げられて育て上げられたベゴニア…
ただただ口から漏れるのは、感動のため息と綺麗という言葉。
 
まさに天を加えた五面の花空間は人を元気に、そして優しくしてくれる効果を実感しました。
 
 
 
 

雰囲気、味覚、対応の三拍子揃った至福のランチタイム

 

古きものに新たな命を与える、息吹を吹きこむということはとてもエキサイティングなことだと思います。
 
横浜の赤煉瓦倉庫や函館の金森赤レンガ倉庫などと同じように年代物の石造りの倉庫に現代の息吹を吹き込んだのが宇都宮にある石の蔵。前からとても気になっていたお店をお昼に訪問しました。
 
「本日はご予約のお客様だけとさせていただきます」の看板にも、神は我々夫婦を見捨てなかったようで1時間ほど待っていただければ席を用意していただけるとのこと…
ハイ!とYes!と喜んで!(笑)
 
不勉強な僕はこの時点でこの石の蔵にはショッピングギャラリーがあることを教えられ、そこで食事を待つ間お茶を頂戴しながら時間が来るのを待つことが出来ることを知りました。
 
そしてこのギャラリーがとても素敵なんです。
石壁と木と漆喰の白壁?のバランスとそこに差し込む自然の光量と人工の照明の光量の絶妙な配分が独特の空気感を作っています。
 
ほんの少しだけ柔らかさを持つ凛とした雰囲気が、微かな緊張の中での長居を誘います。
 
ここでの極上のランチはblogで。
 
 
 
 

鬼平江戸処で江戸時代へタイムスリップ

 

羽生SAが江戸の町並みに化粧直ししたことは知ってました。

なにやら鬼平犯科帳をイメージしてその名を鬼平江戸処とか…その空間デザイナーが横浜ラーメン博物館で昭和30年代の町並みを作り上げたと同じ人物となればますます興味津々。

 

羽生SAですが…

人気沸騰でSAの入り口手前から長蛇の列。一瞬見逃しそうになりましたが何とか最後尾に車をつけて即ハザードランプで後続車にアラートを表します。

 

誘導員に促されて何とか駐車場へ…それにしても凄い数の車と人。

 

 

 

僕はあまり時代劇を見るタイプじゃありませんので鬼平犯科帳がどんなものなのかは知りませんが、町並み自体はそっくり江戸時代にタイプスリップしたがような感覚になりそうなもの、正に江戸処ですね。

 

実際には何もしていませんが雰囲気作りで写真のような見世物小屋の入り口も再現されています。

 

建物の中はお土産品の販売スペースもありますがほとんどが飲食店です。

 

飲食の予定もなかったのですがどんな店舗が出店しているのかを確かめる余裕もないほどの人、人、人(笑)

ただ人形町玉ひでは出店していましたね。

元祖親子丼でも食べることが出来るのでしょうか?そうならわざわざ出掛ける価値ありですね。

 

 

一泊二日の鬼怒川への旅も楽しく過ごさせてもらいました、有難う。