毎年三月末から四月の初め都内は桜一色。
上野公園、千鳥ヶ淵を初め多くの桜の名所がありますが、我が家の定番は十年以上目黒側沿いの桜並木でした。
なぜここかといえば中目黒に住んでいたので地元だったということもありますが、目黒川を挟んで両脇に咲く桜の美しさとお散歩しながらしか見ることが出来ないロケーションが好きだったのです^ ^
花見と言えば桜の木下で宴会...
これも悪くはないのですが一部アルコールが回りすぎた人たちの少々大人げない態度に閉口することもしばしば>_<
目黒川沿いの花見ではこの宴会が出来ないことも毎年ここに通わせる理由の一つかも知れません。
今年はbabarinaもお散歩しながらの花見ができるようになったので数年ぶりに二人で出かけました^ ^
4月2日の土曜日はあいにくの花曇りでしたがまさに満開の桜で目黒川も多くの花見客で賑わっていました^ ^
多分三年ぶり?と思われるbabarinaとの目黒川の観桜^ ^
当日は冬を思わせる肌寒さで思わず二人ともレザーの完全防寒で出かけました。
水面と桜のコントラストは相変わらず美しく、これに澄み切った青空だったら言うことなしだったのに...
と思うのは贅沢というもの^ ^;;
すっごく懐かしく二人で満開の桜を楽しみながら目黒側沿いを歩きました^_<
途中でうなぎの串焼きを食べたりしながらのんびりお花見^ ^
でもあまりの肌寒さに甘酒を買って体を温めながらのお散歩でした。
甘酒を売ってるおばちゃまと少し立ち話。
「桜綺麗ですね」
「そうなんですよ」
「僕、元中目黒在住でした^ ^;;」
「まぁ!そうなんですか!」
こんな会話を少し楽しんだら
「甘酒多めに入れときましたよ!」
「ありがとう^ ^」
中目はどっか下町気分も楽しめる素敵な街です^ ^
左の写真はSMAPの木◯拓◯夫妻がペントハウスを購入したという噂の中目黒アトラスタワーと桜です^ ^
そして中目黒在住者にとっては忘れちゃいけない大樽と藤八!! 懐かしい〜>_<
どちらも地元超密着の居酒屋で連日満員御礼の店でした^ ^
右の写真は川沿いに建ち桜も見れる大樽
この日も昼から一杯やりながら桜を楽しんできる人達で満席でした^ ^
中目黒在住当時は運動を兼ねて渋谷までお散歩出勤していたのですが、その道すがらにあった店がトラットリア・サルバトーレ(笑)
僕のミドルネームはここからきている訳じゃないですよ^ ^;;
左の写真がそれです、ここも賑わっていましたね^ ^
そして川沿いにあるチーズケーキ専門店のヨハン、ここも中目黒では外せません。
買って帰ろうかな...
なんてほのかな思いを消し飛ばすほどの長蛇の列>_<
また次の次の機会に...ですね^_<
さて十分桜も楽しめたところでchojoly夫妻とのランチには少し時間が...
で、はたと閃いたのです!
前回のブログでアール・マッカちゃんから恵比寿のcafe tram情報^ ^
早速出掛けてきました^ ^
この大坊珈琲店の流れをくむcafe tramは恵比寿の駅近くのビルの二階に店を構えていました。
黒塗りの扉外からわかる薄暗い店内、それにとても狭い入り口ドアはイギリスのパブを彷彿とさせるものでした。
さて十分桜も楽しめたところでchojoly夫妻とのランチには少し時間が...薄暗い店内は入り口のすぐ左手に重厚感のあるマホガニーのカウンターがあり、奥には沢山のアルコールが所狭しと並べられていました。
店内は白と黒のボールドストライプを基調とし壁面で、そこにノスタルジックなアートポスターが飾られていて、重すぎず古すぎないトラッドな雰囲気を醸し出していました。
店内に流れるのは程よい音量のjazz。
7つほどあったテーブル席も皆マホガニー調のもので落ち着いた「大人の空間」が出来上がっていて、今巷にあるcafeとは一線を画する独特の空気感がありました。
もうこの段階で供される珈琲にもかなりレベルであろうことが直感的にわかります^ ^;;
で、はたと閃いたのです!
前回のブログでアール・マッカちゃんから恵比寿のcafe tram情報^ ^
早速出掛けてきました^ ^
この大坊珈琲店の流れをくむcafe tramは恵比寿の駅近くのビルの二階に店を構えていました。
黒塗りの扉外からわかる薄暗い店内、それにとても狭い入り口ドアはイギリスのパブを彷彿とさせるものでした。
久々に珈琲を淹れる技術の職人技を見せていただき感動しました>_<
ネルロリップにポタポタと落ちるお湯の点滴...
すべての豆にゆっくりとお湯が染み渡るように時間をかけて淹れられる珈琲...
思わず息を飲んで見入ってしまいました。
僕はブレンドを、babarinaはミルクコーヒーをオーダー。
さて大坊珈琲を思い出す職人技で入れてくれた珈琲...
香りの立ち方まで違う気がするのは気のせいとしても、一口口に入れた時の珈琲の温度の心地よさにやられました。
僕は猫舌ではありませんが飲み物にはその味を見極めるための適正な温度というものがあると思います。
熱すぎずぬるすぎず口にした時に温度に違和感を感じず香りや味に集中出来る飲み物ごとの適温...
銀座のランブルに行った時もそうでしたが、このcafe tramも含め名店と呼ばれる店ではまずこの温度が絶妙。
そして蘇りました、このエスプレッソではない濃くて深い珈琲の味...
挽かれた豆の粉をゆっくりと余すとこなくエキスを纏って落ちてきたような、焙煎だけに頼らない、ブレンドの配合の妙だけじゃない、お湯の温度と卓説した淹れ方と、何よりも美味しい珈琲を出したいという真摯な姿勢の結晶のような風味と味わい。
苦味ばしってるのに後味に柔らかな甘みを感じる珈琲... 大坊珈琲の味。
大坊珈琲店の正当な継承者ですね、cafe tramは^ ^
この日のランチはchojoly夫妻と一緒の予定だったのですが訳あってラーメン^ ^
というのも義理の息子の会社の社長が自らスープも作るという大のラーメン好き>_<
そしてその趣味が高じてアメリカでラーメン事業を展開すべく着々と準備を進めているとか...
しかもその準備スタッフに息子も選ばれていてアメリカの現地スタッフとの打ち合わせのためにアメリカ出張をしているような状況なのです。
そんなこともあり彼の目下の最大の関心事はラーメン...
で、ラーメンとなると僕もbabarinaもかなりうるさくまた詳しい(笑)
そこで我が家にとって魚介系ラーメンの最高峰 永福町の大勝軒に久々に足を運びました。
しかし...
土曜日のお昼時、待ちの行列は二十人弱>_< 一時間は覚悟しなければいけません...
すると息子から
「多分、お父さんとお母さんも気に入ってもらえるハマグリ出汁をベースにポルチーニオイルを使った美味しラーメンが幡ヶ谷にありますよ」
何?あさりとポルチーニ...
即刻永福町から幡ヶ谷に移動しました^ ^;;
その店の名前は不如帰(ホトトギス)
幡ヶ谷の6号通り商店街の中ほどの路地を少し入ったところにありました^ ^
さすがの名店だけあってここでも行列は出来ていましたがそれでも大勝軒の半分ほど。
肚を決めて待つ事約30分、カウンターだけの7席ほど店内へ^ ^
息子が云うには醤油はハマグリ出汁&ポルチーニオイル、塩はハマグリ出汁&トリュフオイル...
どちらにも惹かれましたがラーメンの基本は醤油のMy定義から醤油を選択、奇しくも四人とも醤油でした^ ^;;
供されたラーメンは写真を見るとわかりますがまずは綺麗^ ^
「美味しいものは美しい」の僕の定義からすると既に合格^ ^;;
麺をすする前にかすかに香るポルチーニの香りと上品な脂。
強くはないがベースにしっかりハマグリの出汁を感じるマイルドながら濃厚な醤油のスープを纏った麺は、エッジの効いた角のある麺なのに独特の「ヨジレ」がありこの歯ごたえと歯ざわりがとても良い。
メンマはもちもちの木と同じ穂先メンマを使っていて上品なこのラーメンによくマッチしていて、あまり重要視しないチャーシューも麺とスープの味の邪魔にならない、主張の強くない味付けで好感が持てました。
久々に「上品なラーメン」を食べた気がします。
ここも再来は必至ですね^ ^