定年退職が今年の3月末日。もう半年も過ぎましたが、このタイミングで家内から退職記念のお疲れ様旅行をプレゼントしてもらいました。
折角ですから大好きな伊豆がいいと、旅のプランは企画担当の僕。
当初は伊豆定宿、稲取温泉の銀水荘が候補でしたが、今年の3月に訪れた姉妹店の西伊豆のニュー銀水にしました。
海老名SAは立ち寄りの定番
東名を通ると必ず立ち寄るのが海老名サービスエリア。そしてそこで楽しむのが、小田原 吉匠の味の唐揚げです。
僕はここの唐揚げが大好物で、常磐道の守谷SAのまる天と海老名SAの吉匠は外すことがありません。
伊豆お昼の定番 麦とろ童子
今年の3月の伊豆旅でのお昼の定番、麦とろ童子に行ったら、開店前に大行列!
致し方なく諦めて他を探しました。
そして思い出したのです、同じ3月に宇都宮の餃子通りも若い男女の集団の大行列だったことを。そう、3月は春休みの学生さんが主役になるのです。
そこで一句。
「春休み ご贔屓の店 幻に」
開店20分前に行きましたが、すでに4組が並んでいて、僕たちの後にはレンタサイクルで来た二人組の女性。
えっ?自転車?で思わずどこからと尋ねると、湯河原駅からです😀
初めてらしく情報誌を見ていたので「ここのイクラは北海道以上ですよ」と教えてあげて盛り上がりました。
ユニークな名物店主の口上を一通り聞いてから、一番で鐘を鳴らして注文したのは二人揃ってイクラとろろ丼。いつも家内は雲丹とろろなのですが、今回は封印のようです。
物価高には勝てませんね、舌代が3280円になっていました。初めて来た時は2500円もしなかった気がします。
でもその美味しさで納得。
粒の大きさと上品なお出汁で至上のイクラです。
レンタサイクルのお嬢さんたちも金額で悩んでいたようですが、イクラを選んだようで着丼したら、「すっごーーーい♡ おいしそーーーーっ♡」
その二人に微笑んで挨拶をして麦とろ童子を後にしました。
岬まで来たのは初めての恋人岬
今まで岬が見えるパーキングエリアにしか行ったことのない恋人岬ですが、今回は岬まで800mぐらいということで歩いてみました。
岬に向かってる段階で「行きは良い良い帰りは怖い」を理解しました。
結構な高低差を下ったのです。でも、時すでに遅しで帰りはエクササイズと決心しました(笑)
永遠の愛を誓って?!鐘を三回鳴らしました😀
岬で鐘を鳴らしていたら、違う場所から同じく鐘の音が。。。
あれ?他にもあるのかな?
と思ったら予想的的中で、岬まで行けない人ように途中にも金が設置されていました。
ここでも又々鐘を鳴らして永遠の愛を誓う老夫婦でした^ ^
今年二度目のニュー銀水
ニュー銀水は東館と西館がありますが、春は東館で今回は西館でした。
十二畳の和室に、風光明媚な堂ヶ島の景色が堪能できる角度の窓に、ソファーの置かれた広縁がありました。
水平線だけしか見えない海辺の窓よりも、島が見える風情のある景色がとてもいいですね、落ち着きます、好きです。
洗面室、バス、トイレと必要にして十分です。
温泉とサウナ禅
山形あつみ温泉の萬国屋のサウナでハマってしまったサウナでの座禅。
今回はそのサウナ禅を堪能したくて、珍しくチェックイン時刻にホテルに着きました。
まずはややぬるめの長湯必至の温泉でゆったりしてから、サウナに移動です。
サウナ禅とは自分の発案と思ってたのですが、なんと温室教という歴とした仏教の教えの一つとして既にあったことがわかりました!
驚きましたね、と同時に嬉しかったです。
自分が良いと思うことを2000年以上も前に、お釈迦様も同じことを感じていたことになります。
サウナ12分水風呂6分休憩2分の20分のルーチンを計5回100分楽しむことができ、身も心も真に「整いました」
んっ?質が上がりましたね、晩御飯
前回訪れた際の夕食が「銀水」の名を冠したホテルにしては、レベルが今ひとつの感がありましたが、今回ニュー銀水をあえて選んだ理由の一つには、稲取銀水荘の姉妹店であのレベルのままなはずがない、というのがありました。
その検証も兼ねての選択でしたが、予想は的中!食事のレベルが確実に上がってました。
ニュー銀水は稲取の銀水荘よりもカジュアルな宿です。その分値段も使いやすい設定にされてますが、だからといって食事の質もカジュアルでは銀水にあらず。
その不安を払拭するに十分な金目鯛の煮付けに、伊勢海老のお造り、鮑の躍り。
金目鯛の煮付けは稲取の銀水荘には叶わないものの、本家と同じ方向性のいいお味でした。
伊勢海老のお造りもプリプリで、鮑は火にかけられると踊りだし、半生でいただくと、その柔らかさと旨みに舌鼓を打ちました。
鮑は火の通し方で美味しさが大きく変わる気がしますね。
説明では火が消えたら食べごろですとのことでしたが、経験から半生がいいとの判断で、火にかけられた鮑が動かなくなったらそろそろ食べごろ。
なにしろ生の「活きた鮑」ですからね。
天ぷら、お造りはライブキッチンで提供されました。
天ぷらは揚げたて、お刺身は本鮪、金目鯛、縞鯵、鰹のたたきなどを、その場で必要な文を切って提供してくれますが、これが切り立てで美味しい!
ビーフシチューも前よりもおいしくなってましたね。
この半分ビュッフェの会席料理はなかなかいいアイデアですね。美味しかったです。
温泉に来たら、着いて一風呂、食後に一風呂、翌朝一風呂の三風呂が基本ですが、今回は満腹満足で思わず食後の一風呂をパスして爆睡してしまいました^ ^;;