レッド・スパローと桜

 

 

桜吹雪

この時期の楽しみはやはり桜。

 

有難いことに我が家の玄関を開けてポーチに出ると、眼下に約100mほどの桜並木を見ることができます。

ですからこの時期、出勤時最初に出会うのがこの桜なわけです。

 

それだけで心が柔らかくなりますね^ ^

 

 

 

今年もこの桜並木を楽しむべく、自宅から見えるほど近いのですが買い物ついでに車で出かけてきました。

 

午前中の早い時間だったからなのか、近場の人はもう楽しみきったのか人影もポツポツで、桜だけのすっきりした写真が撮れました。

 

見ての通り桜の花びらがひらひらと風に舞う桜吹雪を楽しむことができました。

コンクリートの道路もピンクの花びらで覆われて。。。

 

そう、元かぐや姫のメンバー伊勢正三ことショーヤンが、かぐや姫解散後に結成したユニット、風の「桜の道」の歌が蘇えりました。

 

 

 

 

道は歩くためよりも

春にはむしろ見るためにある

二人で歩いたこの道も

舞い落ちるピンクの花びらいっぱい

 

私が歩くたび はらはらと散る花びら

私が息をするたびに 心の中まで散る花びら

 

まるであいつと別れるまでの

数え切れない思い出を

一つづつ懐かしむように

山国の遅い桜は散る

 

 

 

この3月は映画の当たり月

映画には当たり不当たり好き好きがありますが、スクリーンで映画を楽しみたいと思った時、観たい映画がないというケースが結構あります。

 

しかし、この春の一斉封切りの映画はどれもが魅力的なヒットの予感溢れる当たりで好きなものが多く、選びきれないという贅沢な悩みが生じました。

 

まずは「ウィンストン・チャーチル

いうまでもない第二次世界対戦下のヒットラーナチス軍に敢然と挑んだ、チャーチル率いる大英帝国イギリスの物語。

既に主演男優とメイクアップでアカデミーを受賞した折り紙付きの作品。

 

そしてTVCMでも頻繁に流されていた「ペンタゴン ペーパーズ」

この社会派の映画にも興味津々。時おりしも森友問題で国会が紛糾している最中でもあり、報道のあり方に一石を投じるものであろうことは想像に難くありません。

 

そして「フライトゲーム」の列車版を思わせる「トレイン ミッション」

僕はこの手の謎解きミステリーも結構好きなんです。

 

残るは「レッド・スパロー

そもそもアクションスパイものが大好きな僕。特に時代背景が東西冷戦下であれば言うことなしですが、今となっては冷戦時代も遠い昔。

でもこの映画はその冷戦時代を彷彿とさせるロシアとアメリカのスパイが主役。

 

悩んだ末、上映時間も考えて「レッド・スパロー」を楽しむことにしました。

 

 

 

物語はボリショイバレイでバレリーナを目指していた女性が、思いもよらぬ運命の悪戯?計算された人間の罠?で、ロシアのスパイ養成機関に送り込まれ、そこからロシアのスパイとしてアメリカのスパイと絡み合う人間ドラマ。

 

実によく練られたシナリオに二転三転する展開、アクションシーンを抑えた演出がかえってリアリティを醸し出しています。

実際の大国間の表舞台の裏側では、本当にこんなことが起きているんだろうと思わせるような迫真さがありました。

 

結末は想像を超えたものでしたが、そこに思想宗教体制国家を超えた人としての魂の叫び、肚を決めた人間の思いの深淵を見た気がします。

 

この映画も表舞台はロシアとアメリカの二重スパイですが、伝えたかったことは人間の真の愛憎。

 

それにしても恐ろしいと思ったのは主演のジェニファー・ローレンスが送り込まれたロシアの第4学校。

ここは単なるスパイ養成施設ではなく、人間の心を操るための訓練を受ける特別な施設で、その起源はソ連のフルフチョフ政権下とか。

 

「人を操るためには自分のプライドを全て捨て、目に入るものは皆物体と思え」との冷徹な教官の教えに、言葉では言い表せない戦慄と、また、人間のもろさも感じた次第。

 

人は人として生まれ、人の心を持って初めて人になると思いましたね。

 

 

 

フォアグラ丼を再現

先週、上野で食したフォアグラ丼

 

ここのソースがなかなかのものでして味を忘れないうちに是非再現したいと思っていました。

で、思い出したんです、確かフリーザーにフォアグラがあったはずだと^ ^

 

早速晩御飯で上野のフォアグラ丼の味の再現にチャレンジしてみました。

 

 

 

肝心のソース。

果物系の甘味にジンジャーの香り、ベースは日本人なら誰でも好きなお醤油。。。

 

これを再現しました。

使ったのはアップルバター、生姜、ニンニク、バルサミコ、蜂蜜、EXオリーブオイル、醤油、出汁醤油、塩、だし汁。

いい線までいきました^ ^ でも。。。少しニンニクが強すぎたかな?^ ^;;

 

大切な玉ねぎを使うのを忘れたので、本物よりもインパクトの強すぎる味になったかも。

 

それと鴨肉ではなくサーロインステーキをフォアグラとともに添えました。

ステーキは両面をしっかり柳宗理の鉄鍋で焼いてから、アルミホイールに包んで約三分。

切ってみると程よい火の通り加減がそのピンク色に表れていました^ ^

 

美味しかった^ ^

このソースの味を教えてくれた上野の鉄板焼き屋さん、どうも有難う。