去年はbabarina、今年は僕の僕の還暦のご報告
毎年恒例の奥の細道 ご先祖様を偲ぶ旅。
昨年はbabarinaの還暦のご報告も兼ねてルーツとなる秋田県まで足を伸ばしました。
そして今年は僕が還暦。昨年と同じように秋田まで北上しての墓参を計画しました。
今年初?!
jijottyは会社が変わったばかりなので休暇を取ることが出来ず、僕達夫婦とchojoly三人でのお墓参りの旅となりました。
出発前日から実家に戻ってきたchojolyの晩御飯は、彼女にとって久々の父のイタリアンです。
思えばchojolyは夫の転職や引越しなどがあり、この夏初めての実家での食事。彼女の好物を作ってあげないと、と作り手のテンションも上がりました^ ^
夏になるとレモンパスタを食べたがる彼女ですが、今回はポモドーロ「極み」^ ^
定番のレシピのホールトマト缶の汁と煮込み時間を少し変えて、ワンランクアップした?!トマトソースを食べさせてあげたかったのです。
パスタの周りはカッテージチーズ。本当はリコッタチーズを使いたいところなのですが、手に入りやすいカッテージで代用です。
もう一品は彼女の大好物、桃のインボルチーニ。
熟した桃にクラッシュナッツを混ぜたマスカルポーネを塗り、プロシュートで巻いた簡単な料理ですが、これがことのほか美味しい!
chojolyもbabarinaも、もちろん僕もとても満足したイタリアンディナーでした^ ^
お陰様で
ドライブ、車の運転が大好きな僕。
例年恒例の奥の細道墓参の旅は、全ての行程を僕が運転してのドライブ旅です。
お日様が顔を出す前に出発。
運転手以外は皆車の中でゆっくり睡眠状態^ ^ 高速での不規則な揺れや振動が1/f 揺らぎなんでしょうね、いつものことながら皆ぐっすり眠ってました^ ^
還暦前までのMr晴れ男を返上して、嵐を呼ぶ男に変わってしまた今年。この墓参の旅でも、その影響が。。。
酷暑の上にやたら台風の多かった今年。今回の旅の日程と行き先にも、台風20号と鉢合わせしそうな予想でした。
しかし台風の方が予想よりも一日早く行き過ぎてくれたのですが、熱帯低気圧となったその影響は免れることが出来ませんでした。
東北道を北上している間はなんとか持ちこたえてくれたのですが、秋田県側に差し掛かるとポツポツと雨が。。。
県境を越えると本降りでした>_<
そんなことで予定していたお墓掃除は雨で取り止め。
墓前で傘をさしながら読経をして還暦のご報告をしてきました。
奥の細道 味紀行
宮城以北まで足を伸ばすと、食の楽しみが増えます。それは岩手の盛岡冷麺と秋田の十文字中華そば^ ^
まあ、食いしん坊な一家です(笑)
去年と同様に、途中この二つを楽しんできたのは言うまでもありません。
盛岡冷麺を初めて口にした時の感想は。。。この麺、まだ茹できれてない(笑)
それぐらいゴムひもでも噛んでいるような、ゴワゴワした食感でした。ところが、これに慣れるとその食感がクセになるわけです。
実際本場韓国でも何度か冷麺を食したことがありますが、麺はもっと柔らかかったです。でも、総合的に盛岡冷麺の方が僕の味覚に断然あってました。
韓国冷麺でも、ソウル冷麺でもなく盛岡冷麺と名打つあたり、盛岡で独自の進化を遂げた冷麺なのでしょう。
かたや秋田県のかまくらで有名な横手市に隣接する、十文字町で楽しめるのが十文字中華そば。
こちらも何件かの店が十文字中華そばを掲げていますが、十文字以外にも店舗を展開し、TVにも取り上げられる名店が三角そば屋です。
ここの中華そばの第一印象は、あまりにもあっさりしていて、まるで和食のお澄ましの汁で極細のチキンラーメンを食している感じでした。
ところがこちらも盛岡冷麺と一緒、何度か食べてるうちにはまり出すのです(笑)
今は取り扱っていないようですが、一時期、日本橋三越のデパ地下で生タイプを扱っていて、よく手に入れて自宅で楽しんでいました。
盛岡冷麺、十文字中華そば。。。ともに現地本場で食べると、その美味しさに改めて惹かれた次第です。
ご馳走様でした、有難うございました^ ^
日本の宿 古窯へ
奥の細道墓参の旅は例年通りのルートでも、北上して秋田まで向かっても、常宿は山形上山温泉の日本の宿 古窯と決めてます。
今回も古窯さんにお世話になりました^ ^
これがレギュラーなのか、常連ということでのサービスなのか、12畳の和室に6畳の次ノ間、そして窓際にはテーブル椅子セットの板間。しかも二方向に窓がある角部屋です。
古窯では昔ながらに、部屋に着くとすぐに仲居さんがお茶をいれてくれて、館内説明に食事時間の確認などをしてくれます。
このへんのおもてなしにも心が和みます。
また今年もお世話になりますと、こちらからもご挨拶させていただきました^ ^
お楽しみの夕食
古窯の良さは沢山ありますが、食事も間違いなくそのうちの一つ。
今回の夕食処は、いつもの個室料亭とは違う場所に案内されました。途中には露天風呂付きの個室、世に言う特別室もあり、その奥の大きな和室が今回の夕食会場でした。
初めて通されたこの食事処は、おおよそ20畳はあろうかという純和室。
お品書き以外に料理が供される毎に、丁寧な説明がありました。
まずは食前酒で、今年もご先祖様の墓参りを家族でできたことに感謝して乾杯です^ ^
原則ノンアルコールの僕が、年に一度唯一口にするのがこの古窯の夕食での梅酒。これが実に美味しい。
梅酒といえばチョーヤの最高峰の梅酒を、ザ・チョーヤと呼んでいるようですが、それに倣うとこの古窯の食前酒はまさにザ・コヨー^ ^
画像は先付けの季節の野菜料理。
胡瓜とトマトに、桃だったかな?のゼリーを寄せたもの。玉ねぎのみじん切りのドレッシングが爽やかでした。
同じく先付けで左の画像の赤いお椀が、枝豆豆腐と鮑の煮付けの椀もの。
白の平皿は桜鱒の燻製に焼きトウモロコシを乗せた真薯、そして鬼灯の中にコケモモの実。
枝豆豆腐は風味が豊かで、蒸し鮑が対極の食感を供してくれて美味しくいただきました。
桜鱒も燻製度合いが絶妙で、しっかり香りがのっていましたが身はジューシー。焼きトウモロコシも甘みが強く、最後はコケモモの酸味でさっぱりでした。
右の画像は上の赤の器から時計回りに、何か美味しいもの(笑)、次が麦そば?という初めて口にするもの、その隣緑の器も同じくなにか美味しいものパート2(笑)、最後は珍しい蓴菜の酢の物でした。
収容客数も多い古窯。すべてが手作りとは考えにくいのですが、山形の地産品を上手に使ったこ手作りとしか思えない料理の数々に、毎回関心させられます。
画像左は、これも古窯の名物の一つでしょう、漬け物のにぎり寿司です。
これも好きなメニューなのですが、特に僕のお気に入りはさくらんぼの漬物のお寿司。さくらんぼ特有の香りと深みのある軽い甘みが漬物になって、そこにほのかな酸味が加わり大好きです。
九月のメニューでは雪のかまくらで供されるお造りも、八月は氷りの器に盛りつけられてきました。
三種盛りは鯉の洗い、本マグロの大トロ、蟹の爪。
鯉の洗いは全く臭みが無く、いわれないと淡水魚である事すらわからなかったでしょう。歯触り歯ごたえが良かっですね。
本マグロの大トロに感想は不要^ ^ 口の中でとろけました。
食べ応えのある蟹の爪も美味しかったです。蟹はツメの部分が一番美味しいと言われていますからね。
過去に数回体験した事のある山形名物の芋煮。しかし、その経験の中では豚汁の派生ぐらいしか思えませんでした。
そのイメージを激変させてくれたのが、ここ古窯で供された芋煮です。
この感想は家族全員で一緒で、それ以来家族そろって古窯の芋煮の大ファンになりました。
なにが違うかと言うと、具材に特段の変化はありません、汁が違うのです、汁が。
米沢牛の甘味が拡がった汁を吸った具材達は、食材本来の旨味がその汁を吸ってコーティングされ、一つ上の次元にいった感じ^ ^
ホント、美味しかったです、沁みました。
去年はすき焼き、今年はステーキで米沢牛を楽しむ事にしました。
いまでも初めて古窯にお世話になった際に口にしたステーキの味は忘れられません。そんなことで毎回、投宿した際はステーキにしていたのですが、去年だけすき焼きにしてみました。
今年は恒例のステーキに戻ったということです。
ステーキはさすが一頭買いらしい綺麗にサシの入った米沢牛。
粗塩、岩塩、ワサビ醤油で楽しめますが、焼きの基本はミディアムレアかレアでしょう。米沢牛本来の旨み、甘みを堪能出来ます。
しかし。。。
babarina、chojply共に僕に差し入れが。運転を担ってる僕への謝意かと思いましたが、それもあるけど脂が少しくどく感じてとのこと>_<
これは肉の問題ではなく、彼女たちの食の変化です。
特にbabarinaは、ここ数年揚げものが殆ど無理で、豚骨ラーメンすら重く感じるようになってきてました。
chojolyはまだ32歳なのに、同様の事をいってます。
来年からはすき焼きに変更すべきですね。
お陰様で僕は米沢牛のステーキを十分堪能させていただきました。
ご馳走様でした、有難うございました^ ^
お食事は山形米のつや姫、留椀は田舎味噌、漬け物は大好きなさくらんぼの漬け物をはじめとする山形の漬物達。
お腹が一杯にもかかわらずごはんがすすみましたね^ ^;;
水菓子は、これも古窯での楽しみのひとつ特性プリンです。
甘みが程良く触感は独特のまったりとしたものです。chojolyはお土産としてもこのプリンを購入していました^ ^
今回も大満足の夕食でした。
jijottyが参加出来ないのは残念でしたが、この御先祖様の墓参奥の細道の旅での常宿古窯での夕食は、同じく恒例となった年末年始 内房の旅のろくやでの夕食と共に、わが家族の恒例の楽しみですね。
温泉三昧
個室露天風呂も予約した今回の旅。
chojolyとbabarinaの二人で楽しむもよし、夫婦でゆったりするのも良し。今回は後者の予定でしたが、食べすぎのbabarinaは予定時刻になると、布団でうとうと。
ということで僕とchojolyで楽しむことに^ ^ というのは彼女が高校生までの話(笑)
今回は僕ひとりでゆっくりさせてもらいました。
古謡には8階の蔵王を臨む展望風呂と1回の大浴場があり、時間で男女が入れ代わります。
温泉に来たら最低三回は楽しむ僕は、到着して直ぐに8階の展望風呂で一風呂。食後に貸し切り露天風呂へ。朝は一階の大浴場で自然の恵みを堪能しました。
朝食も大満足
去年かな?古謡の朝食がパワーアップしたのを感じたのは。
今年は更に良くなっていました^ ^
和食、洋食ともに満足度がより上っていますが、特に和食、地産地消の料理のグレードが上がってました。
朝は和食の僕にとって種類が増えた山形の漬け物は有り難い限り^ ^
ここでも思わずごはんがすすんじゃいました。
角界の著名人による楽焼きが売りの古窯。朝食後に見歩いていると、なんと世界的なコンダクター小沢征爾の手による皿を見つけました。
でも、残念ながら浅野温子の名前は見かけてなんですよね>_<
帰りがけには玄関前では花笠を手に家族揃って記念撮影。
今年もお世話になりました、本当にゆっくりさせて頂きました。美味しくて食べさせてもらいました。温泉を堪能させてもらいました。
有難うございます、また来年もお世話になりますね^ ^
丹野こんにゃくを食べないと
古謡から車で10分ぐらいにあるのが山形物産館のぐっと山形。
ここには山形の名物が全て揃ってます。
取れ立ての野菜に果物を初め、加工された食品や菓子類、木工品と品ぞろえが豊富です。
そこで外せなないのが丹野こんにゃく。その場で食べられるたまこんにゃくが名物です。朝ご飯をお腹いっぱい食べたあとですが、ここのこんにゃくは別腹^ ^
たまこんを楽しんでお土産を買って帰路につきました。
遅めのランチは那須高原で
遅めの昼食は那須高原。
おいしいご飯と美味しい味噌で作られたお味噌汁が有名な瑞穂蔵へ。
黒光する太い梁がみえる重厚な古民家でいただけるのは、田舎風のシンプルな定食。僕とbabarinaは野菜主体の田舎膳を、chojplyは鳥煮込み膳をたのみました。
温泉たまご、茄子の煮浸しに漬け物とごはんに合うおかず達に箸がすすみましたが、肝心の売りのご飯が。。。
ごはんが美味しいとなるとどうしても新潟のこめ太郎で食べたそれと比較しちゃって。
でも物販部で試食した塩だけで作られた味噌の味にびっくり!
そもそも麹を使わないで塩だけで味噌って作れるんですか?という疑問が。そこそこ良いお値段でしたが、みそ汁が好きな家族なので手に入れました。
小さなチーズ工房
前にも訪れたことのあるあまたにチーズ工房ですが、前回はチーズが売り切れだったのか到着時は既に閉店>_<
だからどうしても今回こそと思っていたのですが、嬉しくも営業中でした。
那須でチーズといえばチーズガーデンの那須本店、でもチーズガーデンの商品は都内でも手に入ります。
さてあまたにチーズ工房で是非手に入れたかったものはモッツアレラチーズのたまり漬け。それともフレッシュチーズが欲しかったのですが、先客でたまり漬けはソールドアウト>_<
とおもったら工房から持って来てくれました^ ^
チーズ好きのjijottyと友人の分も含めて、モッツアレラチーズのたまり漬け、リコッタチーズ、モッツアレラチーズを手にれました。
渋滞、そしてゲリラ豪雨
二日目は雨らしい雨にもあたらず、嵐を呼ぶ男も一次的かな?と思っていたのも束の間。
前が見えないとは正にこのこと。
ワイパーを最強にしても前の車のテールランプがやっと見えるぐらい。ラテン系の運転は封印して慎重にゲリラ豪雨が過ぎ去るのを待ちながら走りました。
雨や渋滞の影響で予定よりも遅く自宅に着きました。
今年もご先祖様の墓参の旅が無事に終えることが出来た事に感謝です。