平成最期の年末年始の旅

 

 

ようこそ、jijotty

平成最後の年末年始家族の旅。

去年はchojoly夫妻も参加して二家族五人で出かけましたが、今年は義理の息子が仕事の都合で参加は無理>_<

ということで四人で出掛けました。

 

前日の夜から娘達は我が家に集合です。

ただchojolyは間に合わないとの事で、jijottyと三人での晩御飯。雲丹が苦手なjijottyにはイクラとマグロの漬けだけでの海鮮丼です。

 

ちなみに雲丹とイクラは毎年恒例釧路へのふるさと納税の返礼品^ ^

それはそれは美味しくいただきました。

 

 

 

我が家の大晦日の朝食の定番

みそかの朝は我が家の定番年越し蕎麦です。

 

今年は山形産手打の二八蕎麦。

大きな海老天をのせた海老天そばです。朝から家族四人そろって蕎麦をすすっていると年の瀬感が高まります。

 

これも我が家の年末の風物詩の一つかも^ ^;;

 

 

 

出かけよう、恒例の家族旅行

思い返すと房総への年末年始の旅は今回で4回目。

 

二泊三日が基本だったこの旅が、一泊二日になってから今回で二回目。そしてお昼ご飯は、四年前の初の房総年末年始の旅を企画した際に、あまりに混雑していて食べるのを諦めた店でリベンジ。

 

その店名は富津の大定、穴子の名店です。

実はchojoly、大の穴子好き。美登利寿司に行っても、もれなく一本穴子を注文します。

 

そこでいつでも娘思いの甘~~いお父さんは(笑)、富津に美味いはかりめ(穴子)あると聞き、そこでランチを計画したのですが、あまりの行列に断念>_<  これが四年前でした。

 

 

 

今年は四年前の混雑が嘘だったように、すんなり入店出来ました^ ^

注文したのはシェア前提で僕とchojolyが焼き穴子重、babarinajijottyが季節限定鰯重。

 

足の早い穴子の良し悪しを決めるのは鮮度も重要ですが、すがさすが富津名物のはかりめ、穴子がもつ臭みが全くありません。

そしてふっわふわの身に驚き!甘味を押さえて醬油の香ばしさが立つ少しドライな風味も、この柔らかな穴子を楽しむには良い感じです。

 

鰯重には開いた新鮮な鰯が大葉と共に天麩羅に揚げられていて、そこに長年続いているんでしょう秘伝のタレ、多分鰻の蒲焼きのタレと思われるがタレが掛かっていて、こちらも絶品^ ^

好きずきからいえば、僕的には鰯重に一票!

骨まで煎餅にしてお重にのっていたことも記しておきます。

 

 

 

四年連続で房総を訪れていると、おおよその観光名所や気になった店は訪れています。

そんなことでプランするのも一苦労^ ^;;

 

今回は少し気になるロースターを舘山に発見。店内で珈琲を楽しむ事も出来るらしく、食後のコーヒータイムをそこで過ごす事にしました。

 

行ってみて驚いたのは館山市内ではあるのですが、繁華街からはほど遠く、更に脇道に入り山に向かう民家が点在するような場所にありました。

 

ブロワ珈琲焙煎所

外観からして味があり過ぎるこのロースター。店内は乱雑ながら清潔感は失っていない独特の雰囲気。chojolyにいわせるとフォトジェニックなそうな。

 

さて拘りのありそうな店主と笑顔がステキな奥さま?にオーダーしたのは、babarinachojolyは豆乳ラテとカフェラテ、珈琲通?の僕とjijottyインドネシアのアリオスト農園産のトラジャ。

 

ハリオ式のパーパードリップで淹れてくれた珈琲は、僕の淹れ方とは違うものの、ドリップポットは温度計付きで期待大^ ^

紙コップで供された淹れたてのトラジャは、豆の芯までしっかり火の通った香ばしさとインドネシア産の豆の持つ野性味が雑味なく抽出されていて、久々に美味しい珈琲と出会うことが出来ました。

扱ってるどの豆でもホット、アイスを問わず一杯250円という、信じ難い価格で提供されています。

 

帰りがけには、トラジャ、ピーベリーのブラジルブルボン、東ティモールの三種類を豆で買って帰りました。

いいロースターとのご縁を得ました^ ^

 

 

 

今年の大晦日もお世話になります、三年続けて内房ろくやさん。

 

過去は三階の部屋しか案内されたことがなかったのですが、今回は二階です。

段差を設けたベッドスペース以外に琉球畳の15畳ほどの大きな部屋。家族四人では大きすぎるぐらいの部屋でした。

 

僕とbabarinaは到着して直ぐにお風呂へ。予約した貸し切り風呂は一休みした娘達が入り、お楽しみの晩御飯の時間を待ちました。

 

 

 

様々なことが起き今年。

 

ライブを楽しむ年と決めた今年の前半は漫談、ボッサノバライブ、寄席、シルクドソレイユ。

還暦を迎えた今年、babarinaからのバースディプレゼントは豪華客船でのクルージングの旅。でも。。。6月の季節はずれの台風でルートが大幅に変更。

施設を変えた姉と晩夏に訪れた永久の別れ。

人生初の人間ドックで見つかった癌からの入院手術。

 

そして年末には恒例の家族で年末年始の旅。

色々ありましたが

御大晦日を迎える事が出来たことにありがとう

今年もありがとう

家族にありがとう

で、いただきます!の発声で乾杯しました^ ^

 

 

 

お楽しみの料理。

先付は白菜の摺り流し、蟹のほぐし身と海老芋と鰹の揚げ出しみぞれ餡掛け。

 

白菜の摺り流は白菜の甘味と蟹身の塩加減のコントラストがきわ立つ一品。

海老芋はやや海老感が薄めでしたが鰹出汁が効いてました。

 

ただ、いつもより少し塩味が強いかな?という感じがしました。

 

 

 

十三種類の刺し身で飾られた圧巻の舟盛り。ここでの食事の一番の楽しみでもあります^ ^

 

これらの刺身を楽しむのが岩塩、塩酥、刺身醤油の三種類。

鮃などの白身魚お酢で、脂の乗ってるめじ鮪は岩塩がお勧め、栄螺のお刺し身や鯵には刺身醤油。

 

普段の生活の中で刺身十三種盛りなどに巡り合うことはまずありませんし、実際僕もここ以外でこんなに多種な刺身を口にすることもありません。

だから魚の多様な味、歯触り、旨みが楽しめるここの舟盛りは感動ものです。

 

今回も心置き無く楽しむことが出来ました。

ご馳走様でした^ ^

 

 

 

八寸は栄螺の香草焼になんとか竹(笑)という筍に生ハムを撒いて揚げ物にしたもの。

筋野菜のバーニャカウダと河豚の生ハムという珍味の小袖寿司の四種類。

 

筍生ハムの揚げ物はイメージどおりの美味しさで、栄螺はエスカルゴに似た風味。

相変らずの絶品のバーニャカウダソースで食す地野菜も文句なし、どうやって作るのか知りたい河豚の生ハムを使ったら寿司も美味しかったですね。

 

ただ。。。

絶品バーニャカウダソース、ほんの少しだけ塩味が前にでてるかな?

 

皆美味しいのですが、今回は総じて塩が若干強い感じがしますね。

 

 

 

別皿はいつもように貝類甲殻類が苦手のjijottyだけ肉料理のすき焼き、彼女以外の三人は大好きな鮑の踊りです^ ^

 

今年の鮑は特に柔らかく感じました。

程良い海水への浸り具合だったのか味も風味もとても良く、じっくり味わうことが出来ました。

 

昨年まではステーキだったのですが、今年からすき焼きに変わった肉料理。

やや強めの割りしたを纏ったすき焼きも美味しくjijottyも満足の笑顔でした。

 

ご馳走様でした^ ^

 

 

 

今年からお品書きに加わった洋皿は、海老真薯のカダイフ揚げに芽キャベツが添えられたもの。

 

サーブする際にクロッシュがわりに和紙で出来たシャポーのようなものががかけられて、温度と香を保ったまま供されるという演出。

ソースはオリーブ山蕗餡というものでオリーブの香りを楽しんで欲しかったようです。

 

なかなか手の混んだ一皿で、揚げることで味が凝縮された海老が、ここでもまたやや塩味強目のオリーブ山蕗餡と相まって美味でした。

 

 

 

今年の鉢肴はイサキ大根。

 

この煮魚のタレはいつもと同じで美味しかったです^ ^

ただイサキは骨が多く食べるのに一苦労>_< やはり煮つけなら去年食べた鰤大根の右に出るものはないようです。

 

 

 

去年まではなかった一品が年越し蕎麦^ ^

 

出汁の効いた蕎麦つゆはなかなかいい感じで、二八と思える蕎麦も風味があり美味しくいただきました。

添えられていた蒲鉾の魚感がとても強く、食感こそ違えど仙台の笹蒲鉾を彷彿とさせる味でした。

 

ご馳走様でした^ ^

 

 

 

いつも煮物替わりで供される丸六石焼鍋、これもこの宿の楽しみのひとつです。

 

渡り蟹に数種の野菜の入った味噌仕立ての鍋に、熱く熱せられた石を投入して短時間で汁と具材に熱を入れます。

この短時間での温度変化の賜物なのか、実にいい出汁がでます^ ^

 

蟹の旨みに野菜の甘味、そして芳ばしい味噌の味が混然となって美味しい汁ものになるのです。

 

 

 

ここまで食べ進むと御飯は入りそうにないのですが、ここのとろろがまた絶品。。。

ついついこの誘惑に負けて今回も食べ過ぎてしまいました^ ^;;

 

何ともなめらかなここのとろろは、お土産で別売してほしいほど美味しいも糠漬けとの組合せで、ご飯の進み方が半端なくなります(笑)

ご馳走さまでした。

 

 

 

デザートはbabarina焙じ茶と餡子を使った和風。

それ以外の三人はクレマカタラーナというプリンを凍らせたもの。

 

最後に甘い物がでると妙な満足感に包まれるのは僕だけでしょうか(笑)

 

 

 

今回お世話になって感じたことは。。。お料理の塩味がやや強くなってません?

醤油ベースの皿にはそれほど感じませんでしたが、お塩が基本の料理には総じてそれを感じました>_<

 

料理長が変わったのか。

変わりはしないもの味覚に変化が起きたのか。

はたまた体調を崩したまま板場に立ったのか。

 

料理の美味しい宿で、味覚でもコスパでも常に上位常連の宿なので、勢い評価も厳しくなります。

次への期待をこめて少し辛口の評価をさせてもらいました。

 

でも客観視すると。。。本当美味しい料理でした。

今年もご馳走さまでした。

 

 

 

平成最後の元旦

朝風呂に入ろうと少し早目に起きると、babarinachojolyの側で添え寝。

あれ?と思っているとchojolyが深夜から腹痛とか。。。

 

症状から推察するに「大当り」>_<

しかし何故?食べた物はみんな一緒で、しかも一番胃腸の弱いjijottyが平気なのに。。。

 

 

 

ということで朝食はchoujoly抜きで^ ^;;

 

花籠に紅白餅でのお雑煮、それに干物にご飯。

干物は三人がバラバラで僕の金目鯛、babarinaの鯖、jijottyの鯵の開きとバラエティーに富んでます。

 

朝食の定番の海苔に納豆、生卵もありましたが、夕べの食べすぎに今朝も餅にご飯という重いメニューで、それらには誰も手をつけませんでした^ ^;;

 

 

 

チェックアウト直前までchoujolyを休ませて、彼女の体調を慮って即帰宅する事を提案したのですが、体調もだいぶ回復したので平気との返答。

そこで快晴の元旦に東京湾越しに見える富士山を拝めるように、内房の海岸に足を伸ばしました。

 

何故か、そしてやはり年頭には富士山が似合いますね、確かに一富士、二鷹、三茄子です。

 

 

 

内房での定番になりつつある立寄り先のひとつが道の駅とみうら枇杷倶楽部。

こはちょっと面白いと思えるようものが販売されています^ ^

 

それとこの隣にあるのがお百姓市場。

実はここには千葉県の名産のひとつ落花生の規格外品があります。

落花生好きの我が家で自家消費に見た目の美しさは不要。味が同じなら量の多い方!という分かりやすい基準を満たしてくれます^ ^

 

 

 

お昼ご飯の前に立ち寄ったのは館山の渚の駅たてやま、そこの海のマルシェに行きました。

 

今年は立ち寄らなかった全国道の駅第三位に輝いた道の駅富楽里とみやまと同じで、規模は小さいながら鮮魚を扱う魚屋さんがありました。

 

さてここの後はもうランチ。。。

しかし三人共とてもお腹が一杯でお昼ご飯など無理>_<

無理して食べても美味しくないので、これから立寄る干物屋で好きな干物を手に入れて帰宅し、その干物で早めの晩ご飯がいい!のjijottyの意見に賛同^ ^

 

 

 

次なる房総定番のたちより先は、海岸線が美しいもフラワーラインのなかにあるロースマリー公園。

ここは園内に素敵な建物が点在していて、その中のはなまる市場は家族のお気に入りです^ ^

 

ここではお隣さんはじめ手渡できる友人へのお土産と、珍しい野菜や多種なお醤油をテイスティングできるコーナーからお気に入りの味の醤油を家の土産にしました。

 

買い物金額に応じて引ける新年の福引き。

年頭からchojolyが「大当たり」なので、彼女に引かせるとこれが大正解!

 

家の土産にもした美味しそうな手打ちの蕎麦を2セットも当ててくれました^ ^

いいぞ、chojoly^ ^

 

 

 

そして最期も房総立ち寄り定番の道の港まるたけ、ここでは干物ですね。

手渡し出来ない友人には、ここで干物の詰め合わせを手に入れて宅急便で送るわけです^ ^

 

家土産には鯵の開きに烏賊、鯖などを手に入れてました。

 

ここでの福引も大当り娘が担当。

するとここでも大当たり、大当り!

 

エイヒレに海老せんべい、更には金目鯛にホッケや鯵の開きなど満載の干物セットまで引き当てました。

天晴!chojoly^ ^

 

 

 

予定よりもかなり早く帰宅した今回の年末年始の旅。

帰宅すると夕陽に染まった富士山が、朝とはまた違った表情で風格のある落ち着きさを見せていました。

 

朝は朝で東京湾越しに雄々しい落ち着きをみた富士山。

 

年号が変わる今年が、朝と夕にみた富士山のように美しくてどっしりとした平穏な一年であることを願いました。

 

自分、そして家族、友人知人、友人知人の友人達、日本中の人達、世界中の人達、生きとし生けるもの総てにとって平穏な一年でありますように。