一周忌と誕生日

 

 

一周忌

八月に入り俄然酷暑になった今年の夏ですが、姉が星になった去年を思い出すともっと暑かった記憶があります。

2018830日。。。姉がこの世を去った日はうだるような暑さの日でした。

 

あれから早一年、一周忌の法要が八月三十一日の土曜日に白金で行われました。

暑いとはいえ去年の暑さと比べると涼しいといっていいぐらいの気候でした。

 

本堂で和尚様に読経していただき、その後ご説法を頂戴しました。

感謝ということについてお話をされていて、僕は真摯に話に耳を傾けていました。

 

 

 

法事のあとは同じ寺の中にある広間でお時でした。

 

亡き姉の実の兄弟である僕と僕の家族三人、それに姉の子供たち三人とその家族という、全員でも十一名という本当に身内だけの一周忌でしたが、その席に和尚様の姿はありませんでした。

 

思い返すと四十九日の法要のお時の際も和尚様の席はなかったです。

宗派でしょうか、施主の考えでしょうか、四十九日や一周忌ですら和尚様の席がないというのは、どうにも馴染みません。

 

それと残念だったのはお時での席順も決めていないで適当にどうぞといい自分が上座座に座った施主の義理の兄。

挨拶らしい挨拶もなく、いただきますと言い放って各々食事になだれ込む始末。

 

食事をせかすような発言のあと、親族揃っての法要は今回が最初で最後。あとは各々でお墓参りをしてくださいとのこと。

 これでは亡くなった姉も浮かばれません。

 

せめて三回忌、七回忌までは、どのような形になるかはその時々の状況を考慮して決めればいいことで、一周忌後は個々でやってくれとは、正直開いた口が塞がりまあせんでした。

 

姉が病で伏せてる頃は、よく面倒をみてもらったと感謝しますが、姉が現世に別れを告げてからの行動は、それまでの愛情厚情を打ち消すようなものの様に見えて仕方ありまあせん。

僕がとやかく言うことではありませんが残念な気持ちになったことは否めません。

 

供養とは忘れないこと、誠を尽くすこと。

 

 

 

誕生日

chojoly 三十三回目の誕生日。

烏兎怱怱 光陰矢の如し 。。。 月日の経つのは本当に早いものだと思います、長女が三十三歳を迎えました。

 

三十三歳という年齢は個人的にとてもも印象深く生涯忘れえぬ年齢だったので感慨深いです。

娘もその年齢になったんですね。

 

 

 

自宅でイタリアンディナー

翌日ご贔屓のトラットリアにてバースデーランチでのお祝いを計画していたので、娘達二人と共に白金から自宅に戻りました。

帰路の車中で晩御飯の希望を尋ねると、さすがに次の日のイタリアンに備えて晩御飯はそれ以外がいいとのこと。

 

しかし。。。

chojolyからレモンパスタが食べたい!との一声。思えばこれは我が家の夏の風物詩。

作る本人はそれほど気に入ってないのですが、chojolyはレモンパスタが大のお気に入り。彼女曰く、他の種類のパスタは外でも食べれるけれど、レモンパスタだけは我が家でしか食べれないとのこと。

 

まあ、そこまで気に入ってもらえると嬉しい次第です。

そこで晩御飯もイタリアンに。

 

 

 

 

chojolyからのオーダーがないと一年間作らずに終わることもあるレモンソースパスタ。

レシピも古いブログを見ないとわかりません>_<

 

レシピを確認して、前作を思いだしながら今年風のアレンジを加えました。

それはレモンの皮を千切りにしてレモンソースに混ぜてパスタに絡めたこと。

一口口にしたchojolyは「これこれ!この味!」ととても満足そう。ただ、シェフの僕が味の記憶があまりない。。。

 

まあ、喜んでくれたので結果オーライです。

 

トウモロコシの冷製スープは、彼女たちも知っているパリの友人のレシピであることを伝えました。

一口目で娘達が揃っていったのは「あま~い!おいし~い!」

砂糖や蜂蜜系の甘味料を何も使ってないと教えると、目を白黒させて驚いていました。

 

サラダもパリの友人レシピ。

トウモロコシの冷製スープと同じで今年二回目のトマトと桃、アンチョビ、バジルのサラダです。

桃といえば生ハムとマスカルポーネで作るインボルチーニが定番なので驚いていましたが、このサラダもまた違った美味しさで満足だったようです。

 

結果、久々に娘たち二人そろって食べた僕のイタリアンへの評価は。。。もはや、お店の味だとか。

有難うね♡

 

 

 

Chojoly、三十三回目の誕生日おめでとう

chojolyの誕生日は彼女の希望でご贔屓のトラットリアで。

前回ぐらいからかな?ランチも予約なしでは無理になってきたこの店。食べログの評価も俄然上がってきてるようです。

 

乾杯は全員が大好きなブラッドオレンジジュースで。

なんかブラッドオレンジジュースも久しぶりな気がしますが、やっぱり美味しい!文句なしで美味しい!

 

chojoly、三十三歳のお誕生日おめでとう!

Cin Cin

 

 

 

月が変わったからでしょう、前回パリの友人と来た際のパスタとは種類が違うタリオリーニ、パンゾッティ、パッパルデッレの三種類。

同じのはタリオリーニです。

 

メニューには、青森県産丸ガニ、エダ豆のタリオリーニ

初めてのパスタは海老、帆立、イカ墨のパンゾッティ ジェノベーゼ和えというもので期待大!

そして牛バラ肉のヴァッチナーラ パッパルデッレの三種類。

 

パッパルデッレ。。。このパスタの名前を見聞きすると、サービス終了からそろそろ一年の料理のSNS、ペコリを思い出さずにいられません。

ペコリでこのパスタの名前を初めて使ったのはピョンちゃん。

 

それからこのパッパルデッレを使った一皿を!の機運が盛り上がり僕と僕の一番弟子、サトル氏が各々作り投稿しました。

何しろこんなパスタどこにも売ってない>_<

ということでネットで見つけた生パスタのパッパルデッレを手配したことが思い出されます。

 

妙に懐かしい気分になりました、ハイ。

 

 

 

いつものように五種類のアンティパストミスト。

 

画像真上から僕もchojolyも大好きなゼッポリーニ。ここのゼッポリーニはいい油を使っているのか、揚げ方が上手いのか、祖の双方なのでしょう、他で食べるより軽い感じなのに味わい深いのです。

 

時計回りにシマアジカルパッチョは軽くマリネされてました。

 

カンパチとポテトのサラダは初物。

魚とポテトサラダ?と思いしたが、これが合う!ポテトは滑らかなマッシュポテトで、カンパチも少しマリネされてた感じです。

 

この皿の一番は次のつぶ貝のサラダ マンゴソース。

これがことのほか絶品で、新鮮な貝にマンゴソースがよく合いコリコリした食感も良かったです。

 

ちなみに甲殻類ほぼ全滅のjijottyの皿には、イチジクとプロシュートという気の配り様。

有難うございます。

 

最後lはこんがり焼いたバゲットの上に鶏レバです。これもまったく臭みがなく美味しく頂きました。

 

 

 

前回と同じメニューは一皿目の丸蟹のタリオリーニ

でも嬉しいです、この丸蟹のパスタは蟹の旨味がパスタにじっくりしみ込んでいてとても美味しかったのです。

 

今回は前回にもまして旨味が凝縮された感じでbabamrinachojolyも大満足でした。

 

蟹が食べれないjijottyには別枠でピスタッチオを使ったピンク色のパスタを作ってくれました。

一口口にしたjijottyの口元が緩み顔がパッと明るくなったので、一口もらっうと納得しました。

わかりやすすぎるほどjijotty好みの味で、ピスタッチオは程よく溶け込んだクリームがとても美味しかったのです。

 

こうなると一度食べた丸蟹よりもピスタッチオのほうがよかったかも。。。というのは贅沢、我がままの極みですね>_<

 

 

 

さて楽しみにしていた海老、帆立、イカ墨のパンゾッティ ジェノベーゼ和え。

 

ところが。。。

甲殻類が無理のjijottyに合わせて全員特別メニューで松茸のリゾットに変更になりました。

常連お馴染み様(多分)へのサービスで、我が家だけに作ってくれたその配慮は心に染みました。サーブされた際もランチでリゾットは先ず出ないんですよ~との説明。

 

僕が作るそれ、他店のそれよりも粘度の少ないアルデンテのリゾットは美味しかったですが、う~ん。。。海老、帆立、イカ墨のパンゾッティ ジェノベーゼ和えが食べたかったかも(笑)

 

 

 

懐かしいパッパルデッレは牛バラ肉のヴァッチナーラと共に。

食べてみるとどうもラグーの一種のようなヴァッチナーラとはなめし革職人風という意味とか。

カルボナーラの炭焼き職人風にカチャトーラの猟師風と、イタリアの料理名には何かの職人、専門職の名称が多い気がします。

 

なんとこのパッパルデッレにはココアとシナモンが練りこまれてるとか。。。手打ちパスタならではの芸当ですね。

パスタをココアとシナモンの風味で食べたのは初めてのこと。牛の煮込みがココアと合っていて違和感はありません。なんとも新しい味の発見という感じでした。

 

 

 

ペッシェも前回と同じ甘鯛の鱗焼きでしたがクレマがトウモロコシからカリフラワーに変わっていました。

 

僕とbabarinaは経験済みでしたが、娘たちは初体験の鱗焼き。

パリッパリの鱗とジューシーな身、そしてトウモロコシよりも合ってると感じたカリフラワーのクレマに彼女たちもその食感と味に驚きの声でした。

 

今度時間のある時に鱗焼きのレシピと方法を教えてもらおう。

 

 

 

メニュ^では鴨ロースのソテーとなっていましたが、前回がそのメニューだったので変えてくれました。

で、運ばれてきたのが黒毛和牛のランプのタリアータ。

 

白の器にジャストな粘度のバルサミコソースが多重サークルで描かれ、その上に芋とシシトウのグリル、タリアータがお洒落に並べられていました。

この日も最高の火入れの和牛で、ナイフを入れると切り返す必要もなくスーッと切れる柔らかさ。

バルサミコ酢の角が完全に取れた美味しいソースと共に頂きました。

 

 

 

chojolyのドルチェのプレートにはイタリア語でハッピーバースディのメッセージが。

彼女もご満悦の様子。

 

前回本物の西瓜以上に美味しかった西瓜のグラニテは梨に姿を変えてました。

 

クランベリーのパウンドケーキにはカスタードクリームが添えられ、残る一つはイチジクのコンポート。

娘たちは美味しいといいながらメッセージのチョコレートも食べきっていました。

 

それにしてもチョコで書いた筆記体のメッセージ、実に美しい文字でした。

 

 

 

カントゥッチが添えあっれたコーヒーはマシン淹れの中道の味。

手放しで美味しいとは言えませんが、今回はいつもよりも少しいい出来だったのでは?(笑)

 

いつものことながら今回も至福の時間を有難うございました。

全てが美味しかったです。