台風15号

 

 

毎年それなりにそなえてきた

現在のマンションに越してきて九年。

広めのルーバル付きのこの家に住んでからガーデニングも趣味の一つとなりました。

13階ですから地上高36mで回りに遮るものが何もありませんから風も相当強いと予想していたのですが、それが思ったほどのこともなく快適にルーバルライフを楽しんできました。

しかしここは日本(笑) 台風はつきものです。

ですから台風接近の予報の際は風の通り道になりにくい場所に鉢を移動する、サンラウンジャーなどガーデンファニチャーも一カ所にまとめるなどの対策はしてきました。

それで鉢が壊れたりの被害と呼べない程度のこともたまにはありましたが、今まで大過なく来れました。

今回の台風15号も大型で足が速く関東に上陸のアナウンスがされていました。

しかし関東上陸は今回が初めてじゃありません、いつものように備えました。

 

 

 

今回は違った

しかし、今回の台風はモノが違ったようです。

画像の様に今年の草花はとても順調でインパチェンス、ベゴニア、マリーゴールドにやや遅れたもの九月に入って毎朝咲き乱れるようになった洋朝顔スカーレット・オハラ

去年から育てている九本のエレガンテシマも順調でした。

このお気に入りのガーデンで過ごす時間は至福のひと時でした。

 

 

 

惨劇

before

 

 

 

 

after

しかし9月9日、関東に上陸した台風が我が家に残していった爪痕は大きすぎました。

深夜?それとも早朝? 

猛烈な風雨で激しく動く網戸の音で目を覚まし、そっと外を見てその惨劇がわかりました。

今まで一度も倒れたことのないエレガンテシマが強風にあおられ激しく揺れ動き一部は床に倒れていました。

しかし猛烈な風雨の中なすすべもなく朝を迎えました。

その時の状況は、まるで大地震でも起きたかのようでした。

大鉢のエレガンテシマがすべて倒れていたにとどまらず、普段バルコニーやベランダで使うものを収納している木製の物入も無残に倒れていて、その物入の上に置いていた鉢類は床に叩きっけられ粉砕。

想像を超え

る被害に言葉もありませんでした。

 

 

 

before

 

 

 

 

after

不幸中の幸いはモノが飛ばされなかったこと。

鉢に一部プランターなどは倒れ、エレガンテシマの大きな鉢も一鉢だけひびが入ってしまいましたが、調べてみると強風で飛ばされていったものはなかったです。

ということは階下の人々、人様の家、車などに害を及ぼしたこともない。これで一つ胸を撫で下ろしました。

サンラウンジャーやテーブル椅子も強風に煽られた様子もありませんでした。

ただ。。。

大きな鉢が倒れたのも、ましてや物置きが倒れたことも過去には一度もなく正直驚きました。

 

 

 

台風は深夜か早朝に過ぎていったようなのですが、この画像は起床時の午前6時時点でのもの。

寝室のロールスクリーンを上げての光景です。

台風通過中?に様子を見て、昔音に反応して首を振るフラワーロックというインテリア小物があったのですが、そのフラワーロックの首振りを10倍速ぐらいで見るようにエレガンテシマが猛烈に揺れ動いていて、一部倒れていましたのでそこは諦めていました。

ただ木製の物置きが倒れているのと、エアコンの室外機カバーのフロントが吹き飛んでいるのを見たときは絶句でした。

 

 

 

う~ん、何も知らないでこの画像を見せられると、地震か!!!と思うでしょうね。

今更ながら自然の驚異、大型台風の威力には驚かされました。

しかし。。。

マンション一階の樹木や周りの戸建ての家の庭の木に街路樹は何事もなかったようです。

通勤時に注意してあたりをうかがいながら駅まで行ったのですが、物置が倒れていたり気が倒れていたりという光景に出会うことは皆無でした。

やはり遮るもののない13階は風の巻き方も威力も地べたとは比べ物にならないょうです。

 

 

 

いつもの街並み

画像は我が家のマンションの道を挟んだ前に造られた戸建ての街並みで僕の通勤路でもあります。

僕の住む街は比較的緑の多いところですが、この台風でも戸建ての家々の前の植栽は何一つ被害を受けていませんでした。

今回の台風で房総半島では停電断水が続いています。

また台風の通り道の九州沖縄地方では台風が来るたびに、その強風と大雨で被害にあわれる方が出ます。

同じことは四国に志摩半島、それに愛知静岡でも起きて、日本列島の西側ほど影響を受ける頻度が高いです。

つまり関東は被害の頻度が一番少ないほうでしょう。

今回の台風でも房総で被害を受けた方々に比べたら、我が家のルーバルの惨事など被害のうちに入らない程度です。

人は現状に感謝する心をどこかで忘れて、「有り難い」が「あって当たり前」にすり替わってしまいます。

そして「あって当たり前」のもの、ことを失ってまた「有り難い」を思い出します。

今回の台風で壊れかけたルーフバルコニーのガーデンはそんなん心への警鐘だったのかもしれません。

また一から、感謝の心をもって少しずつ復旧して、「有り難い」の心を忘れずに長くガーデンワイフを楽しんでいきたいと思います。

前のブログのコメント欄で早々に台風被害を心配してくれた豆ちゃん、心から有難う♡

いつも豆ちゃんのタイムリーな心温まるメッセージが心を軽くしてくれます。

今回も有難う、より素敵なガーデンをお見せしますからね