享年67歳でした。
穏やかな顔で眠る姉を見て、嗚咽し、涙がとめどなく、いつまでもいつまでも流れ落ちました。
安らかに眠る姉の胸元には、家内が作ったトトロの人形がありました。
書斎の机の前に飾ってるポートレートが、一枚だけ落ちていました。
何かの力を加えない限り、まず落ちることのないポートレートが、机の上に落ちていました。
わかりました。
最後に掛けられたのは、お気に入りのグレンチェックのワンピース、そして大きな麦藁帽子。
とっても姉らしい装いで、帰らぬ旅に出ました。
お姉ちゃん、ゆっくりね、安らかにね。
今まで、ありがとう。本当に、ありがとう。
我が家の位牌に新しく加わりました。
これからは想い出のなかでしか、会うことができなくなってしまった姉。