振り返ると去年もほぼ同じ日程で鬼怒川温泉の旅をしていました。しかもお宿も今回と同じあさやホテルです。
ただ去年は東武電車のスペーシアxとSLでの電車の旅でしたが、今年は車で出かけました。
特に狙ったわけでもないのに去年と今年は同じ鬼怒川温泉、同じあさやホテルへの旅がクリスマスプレゼントになるとは。
年の瀬、クリスマスプレゼントはあさやホテルで過ごす一日が恒例になるかもですね。
日光に向かう快晴の日
急に寒くなり日本海側、特に北海道では十年に一度の大雪となった今日この頃。でも関東は雲ひとつない快晴で、一路日光を目指して車を走らせました。
お昼は焼きうどん
お昼ご飯ですが去年は定休日で来れなかった、日光のびしゃもんで焼きうどんです。
この店、ネットでの評判がすごく良く、それを裏付けるように開店直後に行ったにも関わらず、しかもウィークデーなのに既に満席で二組が待ってる状態。
期待大です!
今まで焼きうどんは外食で食べた経験はありませんし、仮にメニューにあってもまず選びません。
でもこの店では来店者のほぼ全員が焼きうどんをオーダーするとのこと。
さらにカレーもかなり美味しいらしく、家内は焼きうどんとサラダ、ドリンクのセットで、僕は焼きうどんと小カレーのセットを注文しました。
この熱々の鉄板プレートに盛られた幅広の焼きうどんが、絶賛の声高い焼きうどんです。
期待MAXで一口、口にれると? ん? 熱さのせいかな、あまり味がはっきりしません。
しかしその後食べ進んでも、残念ながらこの焼きうどんの何が、どこが美味しいのか理解できないまま、食べるのが辛くなりました。
絶品といわれるカレーもやや粉っぽく、正直僕が作る飴色玉ねぎを使ったカレーの方が明らかに美味しい。
焼きうどんはお醤油をかけてなんとか食べきりましたが、家内は無理で1/3ほど残してしまいました。
お土産のとちおとめを求めて
家内の親友の連れ合いの出身地が小田原で、しかも実家が蜜柑園を営んでいて、毎年この時期箱で蜜柑を送ってくれます。
そのお返しに美味しそうなとちおとめを送ってあげようと探した結果、船村徹記念館に併設されたニコニコ本陣という道の駅に立ち寄りました。
とれたての地場野菜や、日光だけに留まらず栃木県全域の物産を扱うその道の駅で、とても美味しようなとちおとめを見つけて手に入れ発送することができました。
一年ぶりですね あさやホテル
入り口を抜けると壮観な吹き抜け回廊型のホテルがあさや。
僕は吹き抜け回廊型の建物が好きで、そのルーツは今はなき青山のベルコモンズにあると思います。
今回も一階に飾られたクリスマスツリーの横のパイプオルガンが、厳かにクリスマスの曲を奏でる中、見上げると各階にハーフのクリスマスリースが飾られています。
自宅にクリスマスディスプレイを飾らなくなった今、こういったホテルでのクリスマスの演出は嬉しいですね。
そういえば例年恒例だった青山絵画館通りの銀杏並木の紅葉も、恵比寿ガーデンプレイスのバカラのシャンデリアも、コロナを機に見に行かなくなってしまってますね。
去年と同じ洋室ツインの部屋は必要にして十分でしょう。
なぜならあさやホテルのウィークポイントが部屋からの景色。眼下に鬼怒川はあるのですが、その対岸には廃墟になったホテル群が。。。
だからあさやでは景色を楽しむのではなく、温泉と食事を堪能することに専念できればいいのです、ハイ。
あさや会員の僕たちはアーリーチェックインで14時に入室できたので、早速温泉へ。
約1時間近く完全貸切の状態で、サウナ三昧を楽しんで2時間以上大浴場にいました。
勿論今回もサウナ禅です。
東日本一のビュッフェ
あさやホテルの最大の魅力のビュッフェディナー。数ある美味しようなメニューの中で、我が家のメインはズワイガニ。
よくありがちな紅ズワイガニとは違い、ぎっしり身の詰まった美味しいズワイガニなのです。これが食べたくてあさやに来る訳です。
三国港のブランド蟹には勿論かないませんが、美味しい蟹に間違いないです。
それと外せないのがエビチリと牛すじ煮込みで、この二つも外せません。
今回も90分の間、十分に食事を楽しませてもらいました。
ご馳走様でした、有難うございました。
月夜の露天風呂
満腹状態で部屋に戻りそのまま眠り込む前に、屋上露天風呂に行きました。
多分十五番目の丸い月と、澄み切った冬空に広がる星空は、時折温泉の湯気に揺られて幻想的な世界を見せてくれました。
これほどロマンティックな露天風呂は初めてです。
部屋に戻ると会員だけのプランの特典のスパークリングワインと、まるまるとちおとめを使ったチョコが待ってました。
禁酒してからもう二十年弱。でも折角なので家内と二人でスペイン産のスパークリングワインを楽しむことにしました。
アルコール猛者の頃の大好物がスパークリングワインだったので、懐かしくもあり嬉しくもあり。
二十年ぶりの白い泡の液体は、やや酸味の強いドライ系のものでしたが、喉越しもよく美味しかったです。
ただ二十年ぶり、それと重ねた歳もあるのかな?信じられないぐらい弱くなっていました(笑)
朝食もまた、お楽しみ
あさやは朝も凄いんです。
夜のメインがズワイガニなら、朝はイクラ、シラス、トビコと鮭のほぐし身のかけ放題カルテット。
いうまでもなくおかわりで二杯いただきました。
会員特典で11時のチェックアウトを十分に活かして、10時近くから露天風呂へ。
予想通り数名しかいないなか、男女入れ替え制で昨夜とは違う湯船で温泉を楽しみました。
今回もとてもお世話になりました、大満足です。
来年も年の瀬の時期にクリスマスプレゼントを兼ねてまた来ますね。
有難うございました、あさやホテル。
笠間芸術の森公園
計画では小山に立ち寄って、珍しい豚の角煮のトンカツをランチにする予定でしたが、朝食での満腹状態が続き昼食は無理> <となり、コースを変更し笠間芸術公園に立ち寄って、笠間焼を見ていくことにしました。
笠間焼きのギャラリーと製品の販売のある館は、木とコンクリートをうまく融合させた素敵な建物でした。
二階のギャラリーには多くの人体の像が展示されていました。
奥のギャラリーに続く廊下に、緩やかな曲線を使った展示棚があり、そこに購入できる作品が展示されていました。
ここがとてもいい雰囲気なのです。
人間国宝の展示室が一番奥にありました。
その作品は複雑な色彩や、陶器と思えないテクスチャーのものがあり、流石に他の作品とは一線を画す、思想的なものを感じました。
人間国宝の作ではなかったのですが、このまるで手編みの袋に見える、とても焼き物とは思えない作品にも驚かされました。
ここは笠間。日本三代稲荷の一つの笠間神社のある街です。
なのでポスターもお稲荷様をイメージした芸術的に奥行きのあるものでした。
笠間稲荷と笠間焼きの街。
公園のところどころにあるフラットな場所にも、タイルがわりに笠間の焼き物を敷き詰めていました。
遠目にピンクと白の花に見えるものも、近くで見ると焼き物だったのには驚きました。
大きな公園には1.5キロの散歩コースがありました。
満腹だったお腹を少しでも平常に戻すように、二人で散歩をしました。冬晴れの乾いた空気の中、穏やかでゆっくりした時間を二人で歩きました。
今年は例年以上に様々なことがあった年でしたが、こうして穏やかな年の瀬を迎えることが出来たことに、只々感謝です。
有難うございます。