鬼怒川温泉の旅 Ⅰ

 

もう数日で4月、新年度が始まります。

様々なことがあった今年一年の慰労を兼ねて家内と二人で鬼怒川温泉に出かけてきました。

 

宿はあさやホテル。プロが選ぶ日本のホテルでも昨年度発表で22位でした。

ちなみに伊豆での定宿の銀水荘は全国4位、山形の定宿の古窯はトップ5はおろか、10に入ることもなく年々下が続け、17位までそのランクを落としてしまってました。

残念ですね。

あさやホテルのバイキングはつとに有名で、その品数、味の良さ、ライブステージでの調理数の多さなどで、日本でも有数のバイキングが有名なホテルの一つです。

今回は昨年11月末末に訪れた函館での心残りの一つ、蟹をたらふく食べるためも含めての、あさやホテルの選択でした。

 

 

 

 

3月27日

 

お昼は蕎麦

お昼御飯は栃木県で一番との評判の、引きたて打ちたて茹でたてを売りにしている、三たてそばの長畑庵で、美味しい蕎麦を頂くことにしました。

ネット情報で日曜日は長蛇の列、平日でもかなり混むとのことだったので、月曜日でしたが11時開店の40分前に到着しましお陰で、二番目に名前を書くことが出来ました。

 

 

 

 

待ち時間が結構あったので、店のそばにあった桜がとても綺麗だったお寺。

行ってみると曹洞宗の寺ではないですか!で花見と洒落込みました。

一番上の画像は長畑庵からお寺に向かうまでの道すがら見つけた、黄色とピンクのコントラストがとても素敵な桜です。

 

お寺の桜は手前にソメイヨシノ、奥にシダレサクラの大木がありました。

まだ満開には至っていませんでしたが見事な桜でした。

 

 

 

 

ここ長畑庵はメニューが変わっていて、大もり以上は「合打」で表記されていました。これは尺貫法の体積を示す「合」なのでしょう。つまりお米と一緒。

ネットで事前に調べていたので僕は2.5合で家内は大もりにしました。金額ベースで考えると2.5合は大もりの二倍弱の量のようですね。

 

期待した蕎麦ですが。。。正直期待外れでした(残念><)
思ったほどのそばの香りもなく、のど越しも思ったほどではなく、返しも僕の舌のは少し醤油の塩味が強く感じられました。

 

返しに山葵や葱などの薬味を入れすに、蕎麦にそれらをのっけて返しに浸してから食べる僕ですが、蕎麦の風味が弱いので葱に負けてしまうので、ほとんど葱の薬味は蕎麦湯の際に使いました。

救われたのは蕎麦湯は特筆するほど濃厚で美味しかったことです。

 

 

 

大谷石

大谷石の名前は知っていました。でも、その詳しい特徴や使い方についてはほとんど知らなかったです。
そこで訪れたのが大谷石資料館。大谷石について知ることができるほか、過去の石切り場も見ることができるとのこと。

早速行ってみました。

 

 

 

石切り場には階段を下って行きましたが、まるでインディージョーンズの映画の世界に現実で入っていくようなスリルがありましたが、実際に階段を抜けると驚きでした。
本当にインディーの映画に出てくるような世界に一瞬息を飲みました。

 

 

 

幻想的にライトアップされた石切り場の中にはオブジェもありました。

これは華道家假屋崎省吾の作品でした。単色で無機質な空間の中で、一点艶やかで華やかな花が咲いたような美しさがありました。

 

 

 

行ったことはありませんが、エジプトのピラミッドの中はこんな感じなのかなと思いながら、異空間での非日常の時間を堪能しました。

 

 

 

鍾乳洞とはまた違う人の手が加わった自然もまた、ライティングの演出効果もあり幻想的な異空間を作り上げていました。
この大谷石資料館はそこを目的に訪れる価値のある施設でした。

 

 

 

資料館を出た左手にある小洒落た売店と併設されたカフェ。ここでコーヒータイムにしました。

切り立つ大谷石の山が見えるハイカウンターで僕は珈琲、家内はカフェラテを飲みながら、ゆったりした時間を過ごしました。

 

 

 

あさやホテル




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ネット情報ではバブル全盛期に78奥円を投じて大改装したバブリーな建物とのこと。

ロビーが6階で1階から13階までの回廊式吹き抜けの建物はまさに壮観で、130年の歴史と五つ星ホテルの威厳すら感じました。

 

 

 

 

部屋は7階の和室でした。広い玄関の右手にはウエルカムドリンクの珈琲が置かれたホームバー。その横に飲み物がセットされた冷蔵庫と、その上に別途空の冷蔵庫が置かれていて、その横には手洗いだけの洗面ボールがありました。

トイレは自動で蓋が開くタイプで広さも十分でした。

 

 

 

部屋は和室の床の間のある12畳に、四人が座れる曲がり木を使ったソファーセットがある広縁がある大きな部屋。

二人には広すぎるぐらいの部屋でした。

 

窓の外には眼科に鬼怒川が、目線には東武鬼怒川線をトコトコ走る電車が。なかなかの景色なのですが、ちょっと目線を左に振るとバブルの遺産、今は廃墟のホテルが視界に。。。

これも現実です。

 

 

 

 

 

大型和風旅館の室内風呂は窓無しのユニットバスが多い気がします。それは大浴場に、露天風呂、家族風呂、貸切風呂と多くの温泉を楽しむことができるので、何も温泉の出ない室内風呂に力をかける必要がないからだと思います。

 

しかし、もし室内風呂も温泉だったら。。。

それがあさやホテルでした。だからの室内風呂としてはかなり大型で、しかも窓を開けると鬼怒川の清流の音も、風も入ってくるプチ露天状態。

これには驚かされました。

 

 

 

あさやホテルの屋上露天風呂はそこからの景色と解放感で有名。ということでチェックイン直後に行ってみました。

脱衣所から続く半露天風呂と青天井の開放感抜群の大きな露天風呂が二つありました。

素晴らしい解放感で思わず長湯してしまいました。

 

 

 

 

ホテル内に岩盤浴があり、岩盤浴を家内が未体験ということで、僕は露天風呂からのはしごで家内とともに岩盤浴を楽しみました。

男女別々の岩盤浴は各々12床ほどありましたが完全な貸切状態。

約45分一人でじっとりと汗を出しました、家内もほぼ貸切だったようです。

 

 

 

 


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お楽しみの東日本一の呼び声高いあさやのバイキングは二部生で17時と19時から。初めてのあさやだったので少し早すぎる感じはありましたが17時を選びました。

食事の時間お目安は90分でしたが、僕と家内はそのうちの約半分の時間を黙々とカニを食べる時間に使いました^ ^;;

 

身のぎっしり詰まったズワイガニは美味しさも食べ応えも十分で、函館の旅での心残りを完全に解消してくれました。

 

僕は正直宿泊を伴う旅行での夕飯のバイキングを好みません。イメージもあるかもしれませんが、数点の売りのメニュー以外は既製品や、数合わせの品が多い感じを強く持っています。

 

でもさすがビュッフェが売りのホテルだけあって、何を食べても全てが及第点以上でした。ライブキッチンでの品目も多く、本当に満足しました。

 

ベスト3を選ぶなら身が詰まったズワイガニと、その柔らかさと味付けの良さの牛すじ煮込み、そして半生に近い火入れでながらプリップリのエビと、複雑で本格的なソースのエビチリの三つ。

これは次回も必ず食べたいメニューです。

 

 

 

 

食後一階に降りてみました。

パイプオルガンはダミーのようでしたが、それにしても13階の吹き抜け空間は爽快です。

過去には新宿ハイアットリージェンシー、沖縄インターコンチネンタルなどにも宿泊しましたが、ここあさやホテルの吹き抜け構造もなかなかのものです。

 

 

 

 

時節柄でしょう、ホテル何の随所に飾られたお雛様が印象的でした。

僕はローマの休日ならぬ、鬼怒川の休日でパシャ!

 

 

 


食後は八番館にある大浴場で、本日二度目の入浴(岩盤浴も入れると三度目)をして、身も心も満たされた状態で寝床に入りました。

とても満たされた一日でした、どうも有難う。