Dear たえち

 

 

 

たえっち

あなたの10月13日のブログを拝読しました。

浅野Salvatore晃一は過去の人なのであなたのブログにコメントできません。

だから僕のブログでメッセージです。

常に頭から離れない葛藤があったのですね。

思い悩んだ日々があったのですね。

そして出した結論をあなたは「運命は決まったところに動いていく」といいました。

それを宿命というのかもしれませんね。

生きていくということは選択の連続です。

結論が一つじゃない道を、自分の考えで、体験で、思いで、信念で選びながら生きていきます。

思い悩んで出した選択の結果は必ずしも思いどおりとならないこともままあります。

でも…

でもその今まで来た道を振り返ってみるとそれは一本道。

引き込まれそうになる星空。

満天の星空は夜にだけその姿を表すのでしょうか。

いえ、違います。

太陽がさんさんと輝く日中でも満天の星空です。

強い太陽の光が星達の輝きを凌駕してるだけ。

さやさやと揺れ動く木々の枝や葉。

枝葉は自ら生き物のように揺れ動いているのでしょうか。

いえ、違います。

木や枝や葉が自由意志で動くことはありません。

目に見えない風が枝や葉を揺らしているのです。

人は目に見えるものに囚われます、大切なのは目に見えないものやことなのに。

僕は三十代で母を、四十代で父を亡くしました。

親孝行してきたつもりなのに、両親と永遠の別れをしてから「日中の星空」や「風が揺らす枝葉」の親孝行が出来ていたか疑問に感じました。

「父母の恩の有無厚薄を問わない。父母即恩」

「母を念えばどんな苦労もじっと耐え生きる力がわいてくる

 母を念えば手足の爪も母のいのちのこもるもの

 母を念えば鳩寿(90歳)過ぎても子供なり……」

どうも世の中には「今しかできないこと」「今なすべきこと」が日中の星空のように、風で揺れる枝葉のように目には見えないものとしてあるようです。

心の目を見開いて、日中の星の光を感じるように、枝葉を揺らす風を感じるように本質を見極めたいものです。

たえっちが選んだ結論は、間違いなく「今しかできないこと」で「今なすべきこと」だと思います。

あなたとあなたの母上との時間が末長く続くことを願い祈っています。