夜空が好きです。
そして月が大好きです。
Yummingの「14番目の月」という曲を知っていますか。
これは彼女が松任谷正隆氏との結婚が決まった時期にリリースされた同名のアルバムのA面(懐かしいな〜、この言い方^ ^;;)の二番目に入っている曲です。
以下が歌詞。
あなたの気持ちが読みきれないもどかしさ
だからときめくの
愛の告白をしたら最後そのとたん
終わりが見える
um…IWANUGAHANA
その先は言わないで
次の夜から欠ける満月より
14番目の月が一番好き
女心が、そして恋の本質が秘められた詩のように感じます。
まあ、恋が愛に変わりゆく前のドキドキ感とパッションは恋だけが持つ特権かも…ですね。
僕は…男の子だからというわけでもないでしょうが満月が好きです(笑)
それと三日月が好き^ ^
そして三日月をモチーフにした歌もあります。
それは「乱」
なんとも穏やかじゃない曲名ですが、作曲は玉置浩二で作詞は岡田冨美子という方、歌っているのはな、な、なんと小柳ルミ子^ ^;;
でも詩も曲もなかなかのものです。
天窓をあけると銀色の夜風
私を抱くあなたを三日月が斬る
死にたいとささやくぜいたくがこわい
こんな愛を知ったらつらくなるのに
その切なさがうれしい
好きかときかれるたびに
あなたへと命乱れていく
僕の志向のメインストリームの「濃い透明感」や「思慮あるラテン系」とは対極の、どこか耽美的で背徳的な濃密感を感じます。
さて、これを読まれる皆さんはどちらのイメージがお好みですか?
この曲、実はTwo for the showというミュージカルのために書き下ろされた曲。
で本来はジャズのナンバーとして有名だったようです。
でも僕はこのアストラッド・ジルベルトが歌うボサノバのHow high the moonが大好きで、この曲をイメージして作ったMusic Videoです。
真っ赤な太陽が今まさにその一日を終えて消え去ろうとしているマジックアワーからトワイライトタイム。
自然が織りなす一日で一番素敵なグラデーションのショーの始まり。
燃え上がるような夕焼けがみるみる薄紫に変わりゆく頃、東の空に大きな月が姿を現わす。
ホテルの一室の大きな窓からシャンパンを飲みながら見上げる大きな月。
東の空がディープパープルからネイビーブルーに刻々と変わりゆく中、月の光はより鮮明になっていく。
こんな時、会話はいらない。
共に同じ月を見ながら、月に想いを馳せる。
それは多分、月を介した無言の会話。
時に無言は言葉以上の想いを伝える。
時間が経つのを忘れるひと時。
この曲を聴くといつも思い出すのがウエスティンホテル東京です。
恵比寿ガーデンプレイスの道を挟んで反対側に建つこのホテルは、随所にヨーロッパの香りを漂わせる素敵なホテル。
何度か利用させていただいたのですが恵比寿という大好きな街にあることと、決して華美に走らない洗練されたインテリアと調度類、そして空気感が好きなホテルです。
古いブログにも何度か取りあげさせてもらいましたが、クリスマスシーズンには恵比寿ガーデンプレイスに飾られる世界最大のバカラのシャンデリアを見て、その足でウエスティンホテルのロビーにあるクリスマスツリーを見るのが十数年来の恒例のイベントでした。
今年も間違いなく出かけることでしょう。
一昨年は家内の病状が悪化の一途を辿っていたので出かけることが出来なかったような気がします。
去年は外を歩けるようになるまでに回復したので出かけました、その時の様子は古いブログにもアップしています。
確か「自撮りスティック」を手に入れたので面白がって何枚も写真を撮りました。
今年は去年よりも健常者に近い動きの家内とバカラのシャンデリアとウエスティンホテルのクリスマスツリーを楽しむことが出来そうです、まだ先の話ですけどね^_<