慰労会

 

 

料亭にて

定年退職になり勤務先も変わることになったので、対外的にはご挨拶も必要と最終日に本日をもちまして定年退職になった旨と、今までの謝意を表したメールを送りました。

 

4月になり新たな勤務先で貸与されたWindowsにメールなどのデータ移行処理をしたら、退職案内への返信が多数着信しました。

その中のいくつかには新たな勤務先に挨拶に伺いたいといった丁寧なものから、なんと会食で慰労したいとの過分な申し出もありました。

 

お相手は入社当初に仕事をした広告宣伝費関係のお取引先の社長。

仕事の一環としては何度か酒席をともにしましたが、個人的には初めてですし、定年直前までの部署はトップ直属のタスクチームでしたので仕事をする事もなかったので、慰労会の申出には少し驚きました。

 

指定されたのは仕事で訪れたことのある割烹。

個室に通されて、長い間お疲れ様でしたと一先ず乾杯で喉を潤しました。

 

 

 

想定外の高級な店に招かれて慰労の宴にやや恐縮気味の僕。

しかしこころからの労いの言葉をもらい、感謝の思いから身も心も軽くなりました。

 

手の込んだ日本料理を楽しみながら十年間分の思い出話に花が咲きました。

お互いに時を忘れて話し込んでいると、仲居さんから「すみません、そろそろお時間が。。。」

 

いいかげんの歳のオヤジ二人が料亭で失態、大人としての気づかいを忘れていました>_<

でも、時間を忘れるほど良い時間を過ごした証しでもあります。

 

社長、本当に有り難うございました。

 

 

 

居酒屋にて

正社員としての最期のプロジェクトで一緒だったスタッフ。

僅か半年の程の仕事仲間だったのですが、彼からも是非個人的に定年退職への慰労をしたとの申し出が。

 

半年のご縁とはいえ、ご厚意を無下にするわけにもいかないので有難くお受けしました。

 

会場はサラリーマンがよく行くであろう全国チェーンの居酒屋。

居酒屋メニューも雰囲気も好きです、ノンアルコールの今になっても^ ^

 

 

 

焼鳥、揚げ出し豆腐、川海老の唐揚げ、もつ煮込みと定番居酒屋メニューが並ぶなか、お疲れさまでした!と乾杯。

 

話しは勢い仕事の事が多くなりましたが、僕の仕事観、仕事の進め方がとても勉強になった、その事への謝意と定年への慰労の宴席とのこと。

わずか半年の仕事での付き合いにもかかわらず過分な評価を頂き嬉しいやら、恥ずかしいやら。

 

最期は仕事を離れてプライベートな話にまで広がりました。

心から有難うございました。

 

 

 

始があれば終わりがあります。

 

定年というひとつの節目、終わりに際して、思いもよらなかった方達からの労いの言葉、宴を開いていただいて本当にありがとうございます。

 

仕事とは扱い品を通した自分売り。

こうして自分の節目に厚情を掛けてもらえるということは、自分が売れたということでしょう。

 

本当に本当にありがとう。