我が家のニューカマーと気になるものと思うこと

 

家電の寿命とニューカマー

かれこれ二十年も前の話になりますがソニータイマーという言葉を教えられたことがあります。

 

それはソニーにおいて最も優秀なエンジニアとは保証期間が過ぎたころに、ちょうど不具合を生じるような設計をするエンジニアであり、その仕掛けをソニータイマーというとの話です。

バグ発生のタイミングが保証期間後ということでは短すぎて信用問題にもなりますから、平均的な機器の寿命を指していたのかもしれません。

 

そういったことに関わらず機械ものには寿命があります。

確か去年はテレビでした。そして今年はエスプレッソマシンと電気ポットの寿命が尽きました。

 

 

 

 

今までありがとう!のDelonghi

5、6年使ったでしょうか、前のエスプレッソマシンは。

今年の初夏頃にスチーマーは動くものの、肝心のエスプレッソが抽出されなくなりました。合わせて異音も大きくなりお役目ごめんとなりました。

 

ドリップコーヒーは日に最低でも五杯以上飲みますが、エスプレッソは週に二、三回だったので暫くの間次のマシンを用意しませんでした。

 

でも根っからの珈琲好きにとってエスプレッソが楽しめないのはやや辛く、しかもエスプレッソの本場は僕の大好きなイタリア。

ということで次のマシンのリサーチだけはしていました。

 

ただ今の傾向なのでしょう、メーカー指定のポッドだけを使うことが出来るマシンは多いのですが、自分が選んだロースターから購入した好みの豆で淹れることが可能なマシンは極々限られます。

その結果総合判断で残ったのはボンマックスとデロンギ

 

デロンギには複数の選択肢がありましたが、ボンマックスは一種類のみです。

そしてデザインの幅もデロンギはノスタルジックなものからスマートなものまで四種類ぐらいの幅がありました。

 

中でも今回購入したデディカは一番お気に入りのモノでしたが、その分値段も一番高いものでした。でも、やはり?予想通り?デザインに魅かれて購入。

 

しかし使ってみて納得。タンクに水を入れてコーヒー豆をタンピングしてマシンにセットするまでは前のマシンと一緒なのですが、その後がワンアクション。

ボタン一つで適正な量のお湯をベストのタイミングで出してくれるので綺麗なクレマのあるセスプレッソが簡単にできます。

 

「美しいものは美味しい」の持論通り、なかなかのエスプレッソでした。

自分でコントロールできないというジレンマは多少残りますが、簡単に作れるということあり、エスプレッソを楽しむ機会が多くなるかも。

 

 

 

 

 

長い間お疲れ様でした、のT-fal

電気ケトルといえばT-fal

そのイメージが強かったのですが、思えば必要な機能はお湯を沸かすことのみ。

であれば、機能以外のポイント、具体的にはデザイン最優先でもいいのでは?ということで買い替え品を見直しました。

 

候補にあがったのは定番のT-falバルミューダデロンギとデザインに力を入れているメーカー三社。

早速現物チェックで近くの大型家電販売店で見比べてみたと結果、デロンギに軍配が上がりました。

 

T-falはデザインで落ちてバルミューダはコーヒーポット以外の機能も必要となるが理由でした。

それと。。。そもそも僕はイタリア製、イタリアブランドに弱い(笑)

 

電気ケトルに使用感もありませんが、上蓋がボタン一つのワンタッチで開くのが楽ですね。

野暮ったくなくシャープ過ぎないデザインは言うまでもなくお気に入りです。

 

 

 

気になるもの

TVCMでよく目にするカテゴリーの一つに新車のCMがあります。

しかし、新車なのに一度もそのCMを見たことのない車があります。

 

それがMAZDA3。

この車をネットで見て。久々に感情が揺さぶられるような感覚になりました。

 

 

 

幼いころの三輪車から始まった僕の乗り物ライフは、その後自転車、バイク、自動車、ホバークラフトと、陸を動くものであれば残るは電車の運転ぐらいになってましたが、そんな中でも車はバイク並び僕の乗り物ツートップでした。

 

僕はどこかアンチな傾向があり、その昔言われた皆が好きなものの例えの「巨人 大鵬 卵焼き」の中で好きだったのは卵焼きだけでした。

同じことは車にも言えて、皆が天下のトヨタ車のオーナーになってると、僕はトヨタ以外を選択。

 

そんな僕のお気に入りはHONDA

度肝を抜くような発想と技術力で常にモータリゼーションのパイオニアであり続け、N360S600を世に送り込み、プレリュードでスペシャリティカーというカテゴリーを作り上げ、F1ではアイルトン・セナMarlboro HONDAで一時代を地築きあげました。

そんなことで四輪はHONDAの信奉者です。

 

多分次の買い替えが人生最後の車になるであろうという思いがあり、今まで慎重に新車をみてきました。

 

CIVIC TypeRに試乗して、そのスポーツマインドに度肝を抜かれました。

しかし。。。大好きなHONDAですが、ここ数年デザインの方向に問題ありと感じています。

 

どこか妙にスマートな感じになってきて色気を感じないか、いっそtype Rのょうにガンダム?的なやりすぎのいずれかに偏るようです。

前者は洋服で言えばセオリーのような服のイメージになってきていて感心出来ません。

 

ガンダムイメージもやりすぎ感が強く、そもそも僕はガンダム世代じゃないし、仮にそうであってもあの手のモノには興味を示さなかったと思います。

だから極論するとどこかおもちゃっぽく安っぽささえ見え隠れしていたのです。

 

 

 

Alfa Romeo BRERA

 

 

MAZDA3

そんな時に現れたのがMAZDA3です。

 

車らしいロングノーズが紡ぎだすバランスのいいフォルム

ファストバックと呼ばれるクーペとハッチバックの中間的な角度を持つバックライン

MacOSのようなシンプルにして細部までこだわったセクシーなインパネ

高級車のような上質なファブリックを使い重厚で丁寧な仕上げのインテリア

 

そのスタイリングとテイストは上部の画像のアルファロメオ ブレラにインスピレーションを貰ったかの如くの、イタ車のような色気を醸し出しています。

 

何でも完璧はないという前提で話を進めると、唯一気になるのが大切な「顔」

色気のあるイタ車指向の僕からすると、どこかドイツ車寄りの端正で精悍な顔は手放しで喜べません。

 

しかしトヨタ車の様にその時代時代を感じさせる、悪く言えば「飽きる」顔や、日産車の様に根本的なデザインの方向性に疑問を持つものとは違い、飽きの来ない秀逸なデザインであることは、はっきりわかります。

 

総合判断でここ十年ぐらいの間で、一番心揺さぶられた車でしょう。

 

 

 


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人の価値観は十人十色。

僕にあってデザインとは自分の価値観の中で重要で且つ大きな部分を占めます。

 

いくら高機能でも、どんなにリーズナブルでも、デザインに納得がいかなければ結果愛着も湧かず良好な関係が築けないのです。

 

僕は年に1万キロ弱走り、既に総走行距離は8万キロに達しているはずです。

車に関してはコロコロ乗り換えるのではなく、気に入ったものを長く乗り込んでいくタイプですが、10万キロが一つの目途になりますので、買い替えも時期もあと2、3年後だと思います。

 

新しいものよりも気にいったものが大切な僕にとって、MAZDA3はその際のとても有力な選択肢です。

 

 

 

思うこと

心から感情を揺さぶられたラグビーワールドカップでの日本代表の魂のプレイの数々。

テレビを通しても伝わってくる気迫を引きだした要因の一つに、今年の流行語大賞にもノミネートされているワンチームがあると思います。

 

ワンチーム。。。

とても短い単語ですが、その意味の指すところは深いと思います。昔から「同じ釜の飯を食った仲間」というフレーズがあり、これも同じように苦楽を共にしてきたという意味があります。

 

しかしワンチームには苦楽を共にしてきた以上の、お互いの魂のぶつかり合いの末得られる真の信頼、安心感、絆を感じるのです。

 

 

 

ワンチームを頭においたまま世界に目を向けてみます。

 

1991年にベルリンの壁が崩壊して第二次世界大戦後の世界の大きな流れであった東西冷戦時代が崩壊し、人類は新し秩序の元世界平和に向かうものと誰もが思い描いたと思います。

 

あれから三十年弱。

確かに西欧の多くの国がまとまってEU欧州連合が形成されその流れで一瞬世界は大きなまとまり、結果世界的なワンチームに向かうのかと思いました。

 

しかしその夢は儚くも消え去り、今は各国で世界的な協調よりも自国の利益第一主義的な発想、勝手で過激な宗教解釈に基づいた武力集団の台頭など、人類は大同を忘れて各々が自分達だけの価値観に基づいた行動に走っています。

 

人類がワンチームになることは無理なのしょうか。