クリスマスイブの前日、12月23日は天皇誕生日で国民の休日。
となるとどうしてもこの日にイブのイベントを持ってくるケースが多くなるのじゃないでしょうか。
現に僕もそうでした^ ^
昨年は確かjijottyの住む街まで出掛けて、そこのビストロで三人でディナーだったような‥
今年はchojoly夫妻とは先日ちょっとリッチなイタリアンランチを楽しみましたから、23日はjijottyを呼んでHome Partyと考えていたのです。
しかし‥
お一人様が好きなリケジョのjijottyにあっさり用事があるから無理と断られ>_<
じゃあいいよ、babarinaにあの感動をもう一度!で、先日の感動イタリアンのメニューのコピーを作ってあげるということで朝からな~んちゃってイタリアンシェフに変身^ ^;;
思う存分料理を楽しみ、美味なる?イタリアンディナーを堪能しました^ ^
でタイトルのXmas eve×2はクリスマスイブイブと読み、クリスマスイブの前の日というウィットに富んだネーミング(笑)
ブロ友さんのアイデアを拝借しました^ ^;;
なかなかチャミングなネーミングを思いつきますね^_<
ここからは食材の手配から始まり再現レシピをイメージしながら一日がかりで作った、久々に浅野Salvatore晃一本気のな~んちゃってイタリアンです^ ^
アンティパストは柿のインボルティーニ、よく作る簡単ながら絶品のメニューです。
十分に熟した柿をマスカルポーネにクラッシュアーモンドを混ぜたものを塗ってプロシュートで巻いたもの。
これが生ハムメンロンと同等、いや使用した柿の完熟度によってはそれ以上の美味しさになり、babarinaの好物の一つです。
フィオッキでは右の画像のようにマスカルポーネではなく里芋のピューレで供されました。
二皿目は蕪とゴルゴンゾーラのズッパ。
これがフィオッキで供された中でも一、二を競う美味しさでしたのでその味の再現に挑戦しました。
かなりいい線まで再現できたと思います、babarinaも同感でした^ ^
ただ欲をいえば少しゴルゴンゾーラの風味が強かった気がします。
トリュフュの代替として使用したトリュフ塩は微妙(笑)
云われないとわからないかも‥でした。
右の画像が本家のもの。まずもって器が違います、器が>_<
セカンドピアットはフィオッキの香箱ガニのリングイーネの再現にトライしましたが、何せ香箱ガニなど手に入らない>_<
そこでズワイガニのフレークととび子で代用してみたのですが‥
美味しくはできたのですがやはりとび子はとび子、蟹じゃない>_<
反省としては何が何でも蟹味噌を使うべきだったのかな~香箱ガニは雌のズワイガニで外子と呼ばれるプチプチの卵が特徴なのですが、内子の代用となる蟹の風味に蟹味噌が必須でした>_<
僕が作ったタリアテッレは一人前約75gですが右の画像のフィオッキのリングイーネはパスタが40gぐらいですね。
セカンドペッシェは蛸の溺れ煮。
本来は夏向きのメニューですが知り合いから見事な蛸の足を送ってもらっていたのでそれを使うことに。
板前の知り合いから蛸を柔らかく煮る秘訣を教えてもらっていたので、ぜひその実験も兼ねてと思っていたのですが大切な炭酸の手配を忘れるという大失態>_<
そのために味は合格点ながら蛸が決して柔らかいとは言い難い仕上がりになり残念。
折角上手くまとまったソースだったので本当惜しかったです。
セカンドカルネはコトレッタ、そうミラノ風カツレツです。
実はここでのメインはこのソース。
フィオッキのアンティパストミストのアランチーニのソースに供された、すごく香草が効いたマイルドなトマトソースを作ることをメインにこのメニューを選んだ次第^ ^;;
右の画像がそれです。
それと豚、プロシュート、フレッシュバジル、モッツアレラのミルフィーユ状態でのカツレツと、パン粉に生のニンニクのみじん切りも混ぜるという新しいパターンも試したかったので^ ^
他者評価(babarina)では、本日のコースではこのミラノ風カツレツが最高得点でした^_<
確かに美味しかったですね^ ^
ただ作り手としては‥
カツは良かったのですがソースにあの香りたつような香草の感じがまだまだ不足>_<
ここは改良の余地ありです、ハイ。
一部(柿のインボルティーニ)を除く4メニューは、いずれ Ristorante Salvatoreにアップの予定です^ ^
1時間半のイタリアンディーは総じて好評でした^ ^
僕も丸一日かけた再現メニューが高い評価を受けてうれしい限り。
素敵な時間を過ごすことができました。
本来ならばこのセカンドペッシェの後にドルチェでクリスマスケーキとなるところですが何せ食べすぎ(笑)
それを見越してクリスマスケーキは正真正銘イブの夜にとなりました。
食後はリビングのAppleTVのyoutubeで、これも毎年この時期の恒例行事のJR東海シンデレラエキスプレスを堪能。
このCMは1988年から1992年までの5年間、この時期に流されたそれはそれは素敵なCMです。
遠距離恋愛を後押ししたとも云われるこの27年前に放映されたCMは、50代オヤジが今見てもジ~ンとして胸キュン♡です^ ^;;
そして年甲斐もなく胸キュン♡になれる自分自身を自分が少し好きだったりして^ ^;;
このCMが流されている頃忘れえぬ想い出があったのかも知れません>_<
ちなみに僕は88年、90年、92年と偶数年の作品がお気に入りです。
1990年のCMでは彼氏に公衆電話から電話をするシーンがありますが、そう、あの頃は携帯電話なんて代物はまだまだ一般的じゃなかったんですよね。
会社のフタッフと雑談をしている際にたまたま待ち合わせの話になり、今ならケータイで通話にfacetime、メールにショートメール、LINEにSkype、Facebook。
設定さえしておけばGPSを使った友達を探そうで自動的に相手を見つけてくれますから、待ち合わせですれ違いなんてことはまず起き得ない。
でもそれもつい十数年前まではありえなかったこと。
そんな会話の中で若いスタッフから携帯がない時代の待ち合わせですれ違いが起きた時はどうしてたんですか?との問いかけが‥
僕はそういえばどうしてたっけ‥と記憶の糸を手繰り始めた時、今年50代になったなかなかキュートな女性スタッフが「掲示板ってありましたよね!」
そう云われると確かに各駅にこんなのがあったかも‥
思えば僕がまだ二十代前半の頃赤坂見附で待ち合わせをして、なかなか会うことが出来ずに苦労の末待ち合わせ時刻を大幅に過ぎてから出会うことが出来た思い出があります。
苦労して出会えた時の心の高鳴りは大きく、だからこそ色々なことを大切にしていたように感じます。
当時は会うことですら大変な時代だったんですね。
便利じゃななかった分、ロマンチックな時代だったかも知れません。
コーヒーメーカーじゃなく自分で豆を挽いてお湯を沸かして時間をかけて淹れた一杯の珈琲。
レンジでチンじゃなく食材を買い出してキッチンに立ち手間暇をかけて作る一皿の料理。
コピペじゃなくお気に入りの万年筆で相手を思い言葉を選んでしたためる一通の手紙。
マネキンそのままでなく自分のワードローブを思い受けべながら選んだ一枚のシャツ。
今だってプロセを楽しみ思いを形にすることは出来ます。
時間の流れが早くなりすぎたと感じる現代だからこそ、時には不便を、プロセスを楽しむゆとりを大切にしたいものです。