立春の神楽坂と姉のお見舞い

 

 

神楽坂散歩は参拝から

2018年の立春の2月4日日曜日。

日陰はまだまだ肌寒い神楽坂を散策してきました、いや正しくはランチのお店以外は定番ルート?(笑)を廻ってきました。

 

先ずは神楽坂の毘沙門さまのお参りからお散歩開始です。

 

お参りする人の中には韓国語や中国語で話す人も多く感じました。

神楽坂は都心にありながら浅草とはちょっと違った風情を持つ街なので、観光客にも人気なのでしょう。

 

 

 

ミニ会席を楽しむ

今年そこそこきっちりしたイベントがあり、その食事会場としてイメージしてるのが神楽坂。

この日のお昼はその会場の下見を兼ねたランチでした^ ^

 

食事は和食でと決めています。

過去に神楽坂くろすは体験済みですので、今回は違う店を選択しました。

 

テーブルのあるちょっとした個室に通されて、ミニ会席でお手並み拝見となりました^ ^

 

 

 

先付けは五品。

ランチタイムでのミニ会席に一品ずつの説明を求めてはいけまんせん(笑)

 

出し巻き卵、鯛の棒寿司、鶏つくね団子、なめ茸の煮付けまではわかりましたが、最後の一品が。。。

何かを野菜を酢漬けにしたものなのは間違いないです。

 

お造りは色味から見てハマチ、それと鯛でした。鯛は少し昆布で締めてましたね。あとは湯葉

魚を売りにしている店らしく、お刺身の鮮度はなかなでした。

ハマチは鮮度の証の適度な歯ごたえがあり、鯛の昆布での締め方もほんのり感じるぐらいの上品なもの。

 

あしらいも考えられていて器に氷を敷いて上笊の上にお刺身を配したり、付け合せも最低限を守っています。

 

八寸は味の濃淡に少し統一性を欠いた既製品?の流用も感じられましたが、予約もせずにふらっと暖簾をくぐってでもできる会席料理のそれが限界でしょう。総じてそつが無いように感じました。

 

 

 

煮物は蕪と鴨肉でした。

これはこの店のお出汁がチェックできる一品、なかなかいい味でしたね。

 

蕪も程よく柔らかく鴨肉もジューシーで、柚子の餡がまた良かったです。

本日のお品書きの中では一番好きな味でした。

 

揚げ物はキスとピーマン?あと海老真薯のあられ揚げ。

先週腕のいい職人さんの揚げた天ぷらを楽しんだばかりなので、評価は厳し目ですがこちらは衣が重い>_<

それと素材ごとの揚げ時間の違いをあまり感じることが出来なかったかな。。。

 

天ぷらと言う料理はかなり奥が深いみたいですからね^ ^;;

 

 

 

留め椀、香の物、ご飯。

ご飯は松前漬け炊き込み御飯といったかな、名称は間違ってもものはそのものズバリでした。

 

松前漬けが大好きな僕、でもう~ん、出来れば白米に松前漬けがよかったかも>_<

炊き込むことであんまり好まない感じの磯風味が前に出て、しかも松前漬けの味が薄まる感じでした、残念。

 

汁物と香の物は極めて一般的。

 

水菓子として供されたのは林檎の赤ワイン煮込みと、なんだったのでしょうこの四角の食べ物は。

林檎はイメージした味でした、ただ少し苦みを感じたのはワインの種類のせいでしょう。

そして高野豆腐のような、卵豆腐にも見えたこの四角の食べ物は。。。謎のままです(笑)

 

イベントの食事会場としてふさわしいかの検証を兼ねた今回のランチ。

我が家が贔屓にしている料亭よりもずっとカジュアルで予約なしでも入れます。その分、至高の味覚などは求めていませんでしたが、お値段から考えるとサービスも味も上々でした。

 

神楽坂はその風情ある街並みに似合わず?結構フレンチの名店が軒を連ねています。

そんななかでも、ここや神楽坂くろす、別格な高級割烹石かわのように入門から名店まで、街の雰囲気にあった日本料理の店があるのはうれしい限りです^ ^

 

 

 

いいもの見つけちゃった^ ^

この注ぐと醤油が桜の形になる醤油皿は数年前から僕の欲しいものリストに載っていました。

 

でも。。。

購入するには少し躊躇するような微妙なお値段^ ^;;

所詮醤油皿、されど醤油皿。

 

ウ~~ン、と云いながら流してきました。

 

 

 

なかなか美味しいお茶があるので有名な楽山。そこでbabarinaがほうじ茶を買いました。

お支払いまでの間にお茶の試飲が供されたのですが、その湯飲み茶わんを見て。。。!!!

 

エ~~ッ! お茶が桜の花びらに!!>_<

 

云うまでもなく即お買い上げ^ ^

この湯飲み茶碗について説明してくれた店の主人によりますと、これは楽山さんのオリジナルのようです。

形はこの形一種類なのですが、外と中に描かれた花模様が数種類あるようでした。

 

でも購入したのは何の迷いもなく勿論桜の絵柄^ ^使ってみて気に入ったら追加です。

いいもの見つけちゃった、嬉しい^ ^

 

これを機会に珈琲一辺倒から、たまにはこのお湯のみでお茶でも。。。となりたいですね^ _<

 

 

 

神楽坂で外せないのは不二家

キャラクターものにはほぼ無関心の僕が唯一心惹かれるもの、それがペコちゃん(笑)

自宅キッチンのワインラックにも、アルミのフライパンたてのそばにもペコちゃん人形を飾ってます^ ^

 

そんな僕ですから神楽坂に来たらペコちゃん焼きを手に入れるのは極めて自然。

今回もミルキー味のペコちゃん焼きを購入しました^ ^

 

chojply夫婦にも板チョコ味とカスタード味をお土産に買い求めました。

 

 

 

五十番も定番コース

ここ五十番の肉まんも忘れられませんね。

あまり肉まんやあんまん系を口にしない僕でもわかる美味しさ、これ本当に美味しい^ ^

 

これも娘夫婦と自宅用に手に入れた次第です、ハイ。

 

 

 

風情ある街のイタリア食材屋さん

不二家、五十番、そしてここDolce Vitaが僕にとっての外せない店、神楽坂御三家?です(笑)

 

店頭でやってる試食のチーズはホールのパルミジャーノレッジャーノをほじくり返しての大盤振る舞い!男前すぎます。

ここのイタリア食材、特にチーズの品揃えには目を見張るものがあります。

 

ど定番のパルミジャーノに扱いの少ないグラナパダーノ、そして残念ながらこの日は売り切れてましたが、まずどこそこでお目にかかることのないブッラータ、と本当に驚きの品揃えです。

 

お目当のブッラータが売り切れてたので意気消沈しましたが、その横で何やらスタッフと話しながら何かを迷ってる二十代のうら若き乙女。

なぜかのその女性スタッフにロックオンされた僕。

話を聞くとその二十代の女性、二個一組のマスカルポーネを買うか買うまいかとの悩みとか。。。

 

そこで女性スタッフが白羽の矢を立てたのが僕^^;;

彼女と二人でシェアしてくれませんか?とのお誘いでした。しかし、僕が女の子には弱そうというのをどうやって見抜いたのでしょう>_<(笑)

 

試食してみたらZanetty並みの美味しだったので即OK^_<

彼女もにっこり「ありがとうございます♡」(♡は不要か^ ^;;)

 

このご縁結びの女性スタッフ、その後話してみたらなんと店長さん。

これをご縁にとばかりに僕に名刺を渡し、ブッラータみたいな貴重なチーズの入荷情報をメールで連絡させてもらいますし、何なら取り置いておきます!とのありがた申し入れ^ ^

 

こんなに大繁盛で多忙なお店の長が、そこまでいってもらい有り難うございます。

僕の方から必ずメールします^_<

 

 

 

お見舞い

梅ヶ丘のchojplyのマンションまでペコちゃん焼きと五十番の肉まんを届けて、そこからchojplyを車に乗せて姉のいる施設に向かいました。

 

いつも通りに入館の手続きを終えて姉のいる部屋に向うとしたら、受付の女性が来て今日はコミニュケーションルームという応接室で会いますとのこと。

 

ここに入ってから初めてのことです。

胃瘻で体力もなくいつも部屋で横になっている姉しかお見舞いをしたことがなかったので、車椅子での面会に不審を感じました。

 

その思いは的中し、姉はその部屋に来るなり言いました。

「私はここで会いたいなんて云ってないのに。。。」

 

 

 

何かの行き違いだったとは思いますが、すぐに姉の部屋に戻してもらい、いつも通りのベッドに横になっての面会。

 

一時でも自分の要望と違った形になった姉は、体調が思わしくないことも重なり、どうにも気分がすぐれないようでした。

 

ただ前回のお見舞いの際に姉がトトロが好きなことを知り、僕は姉と我が家族の写ってる写真にトトロを合わせてレタッチした写真4枚が飾れるポートレートをお見舞いに持ってき、babarinaは握力の練習としてタオルを握ぎり離しをしていた姉に、姉の手で握れるトトロのぬいぐるみを手作りして持っていきました。

 

これには姉も喜んでくれて何度も有難う、有難うといっていました。

 

今までも、これからも僕や僕の家族が姉にしてあげれること、出来ることは、思うこと、願うこと、そして出来る限り時間を共有してあげること。

 

思いもよらぬ雪の影響で1月にするつもりだったお見舞いが、立春の2月にずれ込んでしまいましたが、月に一度のお見舞いと、毎朝の読経の中で姉を思うこと、願うことは続けていこうと思います。