人間ドック

 

 

一日人間ドック

毎年定期的に行なわれている社の健康診断では、悪玉コレステロール値がB判定、心電図でかすかな異常ありだけで、それ以外すべてA判定と異常なしと、健康体の僕。

ただし家系を見てみると父母に姉が癌を患い、それ以外に父は脳梗塞、母は肝炎、姉も病名不明のまま長い入院生活でした。

しかも皆、40代、50代で発症しています。

そんな連れ合いの家族の状況を目の当たりにしていると、やはり過剰に心配になるのでしょう。

還暦を機に、より広範囲で細部にわたる検査をしてくれる人間ドックの受診を強く勧めたbabarina。

彼女を安心させる目的も兼ねて、体育の日の前日、一日人間ドックを受けてきました。

 

 

 

PL東京健康管理センター

知人の紹介もあり、渋谷の松濤にあるPL東京健康管理センターで受けることにしました。

知人がいうには、とても丁寧な診察に加え、病気が見つかるとその道の権威のいる病院を紹介してくれるとか。

彼も過去に三度ほど大病を経験していますが、すべてこのPL東京健康管理センターでの人間ドックで早期発見してもらい、優秀な医療機関を紹介してもらい今に至っているます。

さらに彼は続けます、何しろナースが皆美人(笑)

これも結構重要な選択基準になりますね、特にラテン系には^ ^;;

実際に訪れてみてまず驚いたのは、一流シティーホテルのフロントロビーかと見まごうごとき、洗練されたインテリアと上質なファニシング。

人間ドック=病院のイメージを根底から覆す、良い意味でしょっぱなから裏切られました。

ソフト面の凄さはスタッフの対応レベル。常に微笑んでいて上品、受診者との会話ではひざまずいて目線を合わせる心遣いにため息が出ました。

受診順に何人かがチームとなるのですが、各チームに専任のエスコートスタッフが配されて、受診のすべてにおいてサポートしてくれるのです。

そして友人がいっていた。。。確かに、このエスコートスタッフ、どのチームも皆美人^ ^

これではかえって血圧が上がるかも。。。などと、いらぬ心配をしてしまいました>_<

 

 

 

10時半から始まった検査が全て終了したのは14時過ぎ。

検査の結果は一部を除いて当日中に知らせてくれるということで、その時刻が15時でした。

エスコートスタッフから外にランチでもいいですが、センター内にもレストランがありますとのアナウンスがあり、時間も時間なので外でのランチは望めませんし、このセンターでの食事にも興味がありました。

そこで1階のレストランへ向かいメニューを見てみると、バランスが取れて結構なメニュー数。しかも400円から700円台とかなりリーズナブルです。

数ある中から僕は天ぷらそばを頼みました。

そばは二八のしっかりしたもので、汁も鰹の風味と角の取れた薄口の醤油で美味しいものでした。海老の天ぷらはまっすぐに伸びた、しっかり仕事を施したもので、これで500円とは驚きです。

と、見ていると入り口のもう一方の部屋にピンクのナース服を着たスタッフたちが入っていきます。

なるほど、ここはこの施設の社員食堂を兼ねたもののようでした。

このメニューを本格的な味で、しかもこの値段でいただけるのなら、ここで働く人たちもかなり嬉しいですね^ ^

 

 

 

15時から診察結果を教えてもらいました。

毎年の健康診断でB以上に上がらないコレステロールについては、悪玉が基準値を超えているが、良玉がそれを凌駕しているので、まずは心配ないでしょう。

ただしコレステロールの多い食べ物には気をつけて下さいとのこと。

同じく健康診断で指摘のある心電図では、この程度なら心配にはおよばないとのこと。

それ以外に超音波での内臓スキャンや肺活量、バリューム検査、肺のレントゲン、視力、聴力、腫瘍マーカ、オプションで依頼した動脈硬化の審査でも、これといった問題点は見つからず、健康な体であることが告げられました。

正直癌系の我が家。僕だけ何もないわけがないと内心思っていたのですが、この結果を聞いて目に見えない不安が吹き飛びました。

時、折しも姉が永眠した年。

お姉ちゃんが守ってくれたのかな。。。姉の分も今を大切に、長生きしないと。

 

 

 

 

ここ最近babarinaと二人での外食

たまたまbabarinaも夕方都心にいて、僕も早めに帰れそうだったので、外で晩ご飯としました。

東京駅界隈がお互いに都合よかったので、はじめに頭に浮かんだのは有楽町のバーデン・バーデン。

このドイツ料理店で本場のウインナーでもと思ったのですが、ウインナーを何本もかぶりつくほどの食欲もく、ならば、同じ肉で牛カツを食べることに。

ということで八重洲にあるもと村へ^ ^

レアで出てくる薄い衣の牛カツを、熱せられた鉄板の上で自分好みに焼いて食べるこの牛カツ。

わさび醤油もいいですが、やっぱり僕は岩塩派。

お肉本来の味がわかるのは塩というのが持論です^ ^

サクサクなのにジューシーな牛カツ、美味しかったです。

ご馳走様でした。

 

 

 

モールの魚屋さんが営んでる刺身定食は、魚介類に少々うるさい我が家も納得の鮮度です。

大好きな伊豆、ここ数年、年末年始家族旅行で訪れている内房、外房と魚介を求めての旅が欠くことのできない我が家ですが、ここの魚の鮮度は文句なしです。

魚屋が営んでいるから当たり前といえばそれまでですが、魚の種類に量、盛り付けも、いかにも漁師飯!って感じが好きです。

あら汁も、何種類ものあらを使っているのでしょう、もう複雑すぎて単純には言い表せませんが、何しろ美味い!^ ^

繊細さとは対極にある豪快でシンプルな、こういった料理もいいですね。

ご馳走様でした、有難うございました。

 

 

 

人間ドックの好結果を受けて、体育の日に向かったのは自宅から車で20分弱にある割烹。

実は日本料理では、天ぷらが美味しい店、絶品の鯖の煮込みにありつける店、上で紹介した鮮度抜群魚屋さんが営む和食屋さんと単品には困らず、さらに会席やそれ風な和食でも法要で使う定番の料亭、それと板さんのいる小料理屋さんと恵まれています。

ただ、料亭のお座敷での会席料理の次が、小料理屋の店の名を冠したお造り、揚げ物、焼き物、出し巻き卵が定番で、小鉢までつくお弁当。

嬉しいのですが、この価格差が5倍以上>_<

そんなことで、できればこの中間ぐらいを埋めてくれる、花籠弁当や会席膳を提供してくれる店を探していました。

今回訪れた割烹はまさに求めていた店。

お願いしたのは花籠弁当です。思えば花籠弁当は京都の旅以来かも。。。

供された花籠には先付けの甘味噌だれで食す湯葉刺身、お造りは鮪の赤身と真鯛でしょう。焼き物はさわらの西京焼きと揚げ出し豆腐、揚げ物は蓮根と魚のすり身のはさみ揚げに獅子唐とさつまいも。

椀物は珍しい落花生豆腐にいい出汁の茶碗蒸し。

これにご飯と美味しいぬか漬けの香の物、止め椀はシジミでした。最後に水菓子でややビターの効いた大人のカラメルが効いたプリン。

しっかりした仕事が施された予想以上の上々の料理に思わずにっこりでした^ ^

いい店と出会うことができました。

とても美味しかったです、ご馳走様でした。

そして有難う。