慰労会 in 2018

 

 

長い間お疲れ様

昨年のNの退職祝いの次は、H。

昨年度で退職したHは、今年から現在無職で悠々自適な老後?生活に入りました。

そのHの退職の慰労会の幹事役を、去年に引き続き頼まれた僕。

ただし今回は会場予定地の指定があったので、かえってやりやすかったですね。

史跡巡りが趣味の一つのNが、何度も訪れた会津で、一箇所見落としているものがあるのでとのことから、できれば会津東山温泉での開催を希望しました。

 

 

 

天空の露天風呂?!会津東山温泉

そこで見つけた宿は[**御宿 東鳳**](https://www.onyado-toho.co.jp/)

 

会津の町並みを一望できる、宙の湯、棚雲の湯という名物露天風呂のある宿。

ここは豪華なブッフェスタイルの夕食が有名なようでしたが、ゆっくりとHの労をねぎらいたかったので個室での懐石料理のプランを選択しました。

 

 

 

Nがどうしても訪れたいといってたのが、画像左のさざえ堂

木造の建造物で、上りと下りが別々になっている螺旋階段があり、その構造が売りのようです。

近隣の観光スポットを調べてみると、僕にうってつけの施設を発見。

それが猪苗代湖畔に建つ世界のガラス館

これで翌日の観光も万全です^ ^

 

 

 

現地集合

僕は単独、彼らは合流して現地に向かいました。

 

ナビの予想到着時刻よりも早く着く、僕のラテン系ドライビングで、今回も僕が先に到着。

なかなか綺麗なホテルで、ロビーに程よく配されたオブジェもクールになりすぎず、好感が持てましたし、何よりもスタッフ教育が行き届いているのが良かったですね。

 

 

 

「ぃよっ!お待たせ!」の声で、一年ぶりの再会^ ^

二人とも元気そうで何より。

 

通された部屋も改装したてでしょうか、とても綺麗で、琉球畳が部屋の雰囲気にベストマッチ。

組子で作られたつい立や、金粉を施した漆塗りのオブジェなど、随所にさりげないセンスが光る、いいお部屋でした^ ^

 

 

一年ぶりの再会

今年の主役のH。

写真からもわかるように結構なオーバーウエイト>_<

今回の旅で、そのことが災いになるということは、この時点では誰にも知る由はありませんでした。

 

まずは温泉旅行の定番、到着<部屋でくつろぎ<温泉へ、ということで自慢の露天風呂を楽しんできました。

 

確かに緑に包まれた山の中腹に、ぽっかり浮かんでるような青天井の露天風呂からの眺めは、まさに絶景でした。

湯温は高くなく、ややぬるめのお湯ながら、そこはしっかり温泉。入浴後も体は内側からポカポカでした^ ^

 

この露天部風呂からの眺めは、babarinaにも見せてあげたいな〜、と思った次第。

 

 

 

お疲れ様でした~!っで、乾杯~!

慰労会の会場となる個室の食事処は、床の間付きの15畳ほどの、なかなかゆったりした空間でした。

 

先付けから始まって水菓子までの十一品目の会席料理です。

まずは生ビール&ノンアルビールで乾杯! H、長い間お疲れ様でした〜!

 

 

 

去年はプロが選ぶ日本お宿から、上位の宿を選んだのですが、正直思ったほどでもなかったことに、ややショックだった幹事の僕>_<

 

そこで今回は場所指定もあったので、そのエリアでのホテルの評判を個人のブログなどから評価を基準に選びました。

その甲斐もあってか料理も及第点、まずは納得の味と手間で一安心しました^ ^

 

先付けと前菜ですが、既製品が少なくほぼ手作り^ ^

ここでは真鯛の手鞠寿司と合鴨櫻葉包みが、なかなかの美味でした。

 

台の物の地鶏山菜鍋は、地鶏の出汁でいただく山の幸。

出汁が効いていて、山菜各々の食感と相まって美味しくいただきました。

 

 

 

椀物は蛤真丈。

少しだけ塩味が強かったものの、出汁の効いた美味しい吸い物でした。

 

お造りは、皮の付いた鯛松皮と鮪トロに牡丹海老でした。

ここでは鮪ですね、まったりとしたいい味でしたね。それと醤油皿とお揃いの、この器がとても素敵でした。

 

やや主張の強い感じは否めませんが、それでも豪華さを演出するこの器。いいですね〜^ ^

ガラス製品にはどうしても甘くなっちゃうのかな?(笑)

 

 

 

中皿として供されたのは福島牛ロースト。

焼き加減もよく、牛の脂の甘みがほのかに口の中に広がる一皿でした。

 

取り回し大皿料理は焼き物です。

鮭に海老、サツマイモにゆで卵、筍を各々の食材に適当な火入れが施されていました。

 

 

 

お食費は筍炊き込み御飯に止め椀は昆布のお味噌汁、それに香の物という定番。

 

水菓子はイチゴのムースにメロンという取り合わせでした。

 

 

 

18時時半から二時間半、会席料理をつまみに宴が続きました。

 

H、Nともに飲みますが、今回の主役のH以上にアルコールが進んでいたのがN。

乾杯のビールに始まり、その後は福島の地酒を銘柄ごとに楽しんでいました。

 

続きは部屋に戻ってから。

備え付けの冷蔵庫から酒類を取り出して、飲めや語れは続きました。

 

よほど楽しかったのでしょう、最後はNも呂律が回らなくなり、僕のお開き宣言で寝床に着いたのは深夜、1時半を過ぎていました。

 

親友と共に過ごす楽しい時間は、本当に早く流れるものですね。

 

 

 

歴史探訪、趣味と美味堪能のはずが。。。

翌日の朝食はこの宿自慢のバイキング。

さすがに自慢のビュッフェスタイルらしく、和食、洋食で供されたメニューの数は、うっかりすると100種類に達していたかも。。。の内容です。

 

中でも人気は、すべて職人がその場で作る出来立てシリーズ。

出来立て喜多方ラーメンと握りたておむすび、焼きたてオムレツは行列が出来ていました。

 

個人的には新潟月岡温泉の泉慶、山形上山温泉の古窯の朝のビュッフェに次ぐ、充実の朝食でした^ ^

ご馳走様でした^ ^

 

 

 

さざえ堂見学

二日目。市内観光の初めは、史跡探訪でNが所望したさざえ堂へ。

 

江戸時代に建立されたこの仏堂は、上りも下りも一方向の螺旋状の構造物でした。

建物自体は現在の構造物の3、4階建相当で、そんなに高い建物ではありませんでしたが螺旋状に登ると、自分がどの辺にいるのかがわからなくなる(笑)

 

周辺は多分御神木でしょう、相当数の樹齢と思われる杉の木を始め、鬱蒼とした森に囲まれ、その中を猪苗代湖から流れてきているという川が、心地よい水音を響かせていました。

 

このさざえ堂に至るまでには結構な数の階段を登ることから始めないといけません。

そんなこともあり、今回の旅の主役、0.1トン超えのHは車で待機していました。

 

よもや、この体重がこの後のアクシデントの主因になるとは。。。

 

 

 

散在しそうな気分を、ぐっとこらえて

次に向かったのが世界のガラス館。

ここでは主役のHが、まずはお茶としよう!とのことで、併殺された喫茶室でコーヒータイムとしました。

 

多分このことが幸いしたのでしょう、結果見学できる時間が少なくなり、じっくり品定めできなkなったことで散財をまずがれました。

babarinaからもガラス製品はもう購入しないで!といわれてましたので、相乗効果で自制が効いたようです^ ^;;

 

それにしても美しい、とても美しいガラスの世界。

僕一人だったら何時間でもいただろうな(笑)

 

 

 

焼きカツ?!で、アクシデント発生

12時半頃に店前に到着すると、10台ほどある駐車場は満車。

しかも徒歩でも来店しているお客様もいるようで、店の外に行列が出来ていました。

 

こうなれば順番待ち。

駐車場が空くのを気長に待っていました。

 

すると一台空きができて、そこにNの車を入れました。

程なく店主らしき人が出てきて、車の入れ替えはその都度お願いするから、まずは店内にお入りくださいとのこと。

 

そこで事件発生。

合流して二人できたNとH。100kgを越す体重のHがNの座高の高いワンボックスタイプの車の助手席から、砂利の駐車場の地面に降りた際に、よろけて地面にバタン!と倒れてしまいました。

 

そこで転倒する体をかばって着いた右腕が、H曰く「折れた」

僕は自分の車にいたので、何が起きたのかわからず、単に遅い二人を見に行って状況がわかった次第。

 

折れたのなら至急救急車を呼んで手配しないと、ということで対応に入るとHが、激痛はないし指も動くから地元の病院で治療したいとのこと。

判断に窮する場面ではありましたが、最年長のNがHの意向尊重ということで、その手筈に。

 

不幸中の幸いで、二人は一台の車で来ていましたから、まずはHの自宅にNが運転して向かうということになりました。

 

 

 

そんなことで僕も彼らを見送ってから、昼食もとらずに一人東北道に乗り一路東京を目指しました。

 

Hの退職慰労会は盛り上がりとても良い思い出になりましたが、翌日の福島観光で主役が骨折の憂き目にあい、なんともすっきりしない旅となってしまいました。

 

夕方自宅に戻った僕に届いていたメールから、やはり自己申告どおり上腕単純骨折だったことがわかりました。

不幸中の幸は、NとHが二人揃って一台の車で来たことでしょう。

 

Hからは済まなかったとの文面がありましたが、僕たちの方こそ、砂利で不安定な足場の駐車場で、あの体重のHが座高の高い車から降りる時に起きるリスクに、イメージを広げるべきでした。

 

想像もしないことが起きた今回の旅ですが、Nが呂律が回らないほど酔いつぶれたことも、昼食を食べに行ってすっ転んで骨折したことも、いずれは思い出話になることでしょう。

 

そして思い出話が尽きないように、退職の慰労で始まった年に一度のオヤジ三人の温泉旅行も、僕が主役になる来年以降も「三人会」と名前を変えて続きそうです^ ^