お誕生日おめでとう

 

 

いくつになっても嬉しいこと

歳を重ねるごとに誕生日もさほど嬉しくないもの。。。

そんなことを聞いたりもしますが、やはりいくつになっても誕生日は嬉しいもの。

 

今年もbabarinaの誕生日を迎えることが出来ました。

 

 

 

babarina、お誕生日おめでとう

令和を向かえてのbabarinaの誕生日は、数日前倒しでご贔屓のイタリアンでお祝いです。

何しろここは家族揃って大のお気に入り^ ^

 

モノより思い出。。。良いコピーですが、よくよく考えると「花より団子」の進化系?!

まあ、我が家はモノより思い出、花より団子家族ですから(笑)、バースデープレゼント代わりには最適!です。

 

 

 

お店からの粋な計らいですね、用意してもらったテーブルには花束が^ ^

こういった心遣いは心に染みますね。

 

ホント嬉しい、ありがとう。

 

 

 

本日の手打ちパスタはキッタラ、トロフィエ、トルテッリの三種類です。

パスタは乾麺ではまず出会うことのないイタリア各地の種類のパスタも多く、楽しい嬉しい、そして勉強になります。

「食でのイタリア旅行」をテーマにしてるイタリアンの面目躍如ですね。

 

パンもお馴染みの三種類。これはこの店の定番です。

 

 

 

五種類のアンティパストミスト。

 

赤ワインヴィネガーでしめた鯖にはキウイと蕪が添えられてます。想像以上にキウイの爽やかさがいい感じです。

パルマ産のプロシュートは無花果添え、間違いない美味しさですね。

 

ヒラメのパイ包みも美味しかったですね。

フェンネルの冷たいスープの中には小烏賊が。この一手間が I Love You(笑)

 

そして大好きなゼッポリーニの五種類でした。

 

昨年の2月に来店して以来の安定のアンティパストミスト。

どれも一手間かかったメニューに、この店、シェフの心意気と料理とお客様に対する優しさを感じます。

 

 

 

プリモピアット最初の一皿はイワシ フィノッキオ キッタラ。

鰯とフェンネルを使ったパスタです。

 

香草のフェンネルの軽い苦味と風味が魚の臭みを消して、うまく引き出した一皿でした。

この店にしては本当に珍しく、若干強めの味付けだったことが印象的でした。

 

さて、気になったのが皿のエッジに配された細かすぎる緑の粉末状のもの。

尋ねたら乾燥パセリを砕いたものとのこと。早速マネしないと(笑)

 

 

 

二皿目はトロフィエだったのですが、家内へのバースデープレゼントの一環でしょうか、帆立や魚介を詰めたラビオリに変更してくれました。

ソースは魚介の旨味に、あろうことかのフキノトウを混ぜたもの。

 

これが魚介の出汁に軽い苦味が加わって、出汁の旨味が引き立つ、前の鰯とフェンネルと同じ手法。

それにしても魚介のラビオリの美味しいこと!

 

パスタも生パスタでも、ましてや乾麺でもない手打ちパスタでしか味わえない風味と歯ざわり、それらを十二分に引き立てるシェフの力量、それと心遣いにただただ感心感謝です。

 

 

 

鰯、帆立と続いて最期の皿はお肉。鶏肉、豚肉を煮込んだものを包んだトルテッリ。

皿の底にはトウモロコシのクレマが添えられていました。

 

去年の夏、この店で初めて経験したジェノベーゼ&トウモロコシ。

その時のトウモロコシの美味しさが忘れられなかったのですが、この一皿でまた思い出しました。

 

多分鶏肉が持つ軽い酸味でしょう、その酸味とトウモロコシの圧倒的な甘みが良いバランスで口の中に広がりがした。

 

 

 

メニューには「天然真鯛 ロースト 鶏節のスープ」とありましたが、これもバースデーサプライズだったのでしょうか、僕たちだけ千葉県産の金目鯛でサーブされました。

 

この皿はシェフ自らサーブして料理の説明をしてくれましたが、なんと鶏節!

鶏節というものを初めて知り、その場で検索しましたが、あるんですね!!

 

和食の出汁と同じです、違いは乾燥ポルチーニも少し使ってることでしょうか、とシェフ。

出汁はまさしく料亭のお吸い物のそれでした、実に繊細。

しかし金目はイタリアンのロースト。身はふっくらジューシーなのに皮はパリッパリで僕はこっちのほうが好みかも。

 

 

 

最期のバースデーサプライズはカルネで。

メニューでは「岩中豚ロースト 黒ニンニクとヴインコット」しかしサーブされた皿には豚ではなく骨つきの子羊が。

 

ウエイトレス曰く「今日は奥様のお誕生日ということでシェフがかなり気合が入っていまして。。。」

もうテーブルに置かれた花だけでも特別感満載なのに、ラビオリ、金目鯛に子羊。

言葉に表せないほどの感動です。

 

そしてさすが子羊。

見てわかるベストな焼き加減と最高の塩加減。それだけで十分なのにソースとしての黒ニンニクの美味しいこと!

このソースは肉だけでなくなんでも合いそうです。

 

余りの美味しさにチェックの際、シェフにつくり方を尋ねました。そのレクチャーの中で出てきたビンコットというもの。

鶏節にビンコット、また勉強になりました。

 

 

 

ドルチェには大皿でbabarinaの名前とイタリア語でのお誕生日おめでとう^ ^

これは僕の依頼。

 

イタリアンのお店でのバースデーは特徴的。

僕の知ってる最も大げさな店はスタッフ総出での上、大声でなぜかサンタルチアを熱唱し、来客全員を巻き込んでのお祝い。これはさすがに誕生日を祝ってもらってる当事者もこっぱずかしいこと間違いなし。

 

ラテン系の僕でも少しは引くかな?(笑)

そんなことが苦手なbabarinaには、なるべく穏やかにとの配慮からお皿と文字だけ大げさにしてもらいました^ ^

 

 

 

ドルチェもアンティパストと同様に、すべて手作りの三種類。

今回のジェラートはアールグレーだったかな。

 

カフェも含めて本当に心から満足のイタリアンフルコースです。

 

 

 

もうおしまいと思っていたバースデーサプライズ。最期の最後でとんでもないサプライズが。。。

な、な、なんと、テーブルに置かれた小粋な花束はシェフからbabarinaへのお誕生日プレゼント!驚きました。

 

シェフとスタッフの心温まるO MO TE NA SHIに心が蕩けました。

通い詰めたといっても、たかだか一年強。沢山いらっしゃるお客様の中のたった一組なのに、こうまで手厚いサービスを受けるとは。。。

 

多分僕たちだけが特別なのではなく、この店は皆さんに対しても同じ心意気のある、顧客を、ファミリーを大切にする正真正銘のラテン系のイタリアンなのでしょう^ ^

 

令和になって初めてのbabarinaの誕生日も、忘れることのできないものになったことは間違い無いですね^ ^

 

 

 

僕からの手作りプレゼント

誕生日当日は僕の手作りのイタリアンでお祝い^ ^

嘱託になってから定時退社になって早く帰宅出来るようになったからのサプライズです。

 

そうは言ってもホームパーティのような凝ったフルコースを作りには時間が足りません。

そこで買って帰ったケーキをドルチェにすることとして、プリモピアットとアンティパストがわりのサラダの二品がメニュー。

 

サラダは自家菜園で育ったルッコラエンダイブイタリアンパセリにレタス。そこに半熟卵とプロシュートをまとわせて、ドレッシングは粒入りのハニーマスタード

プロシュートの塩味とハニーマスタードの酸味と甘みがいい感じです。

 

パスタはずっとやってみたいと思っていたメニュー、アクアポモドーロです。

 

これはトマト5個をフープロにかけてキッチンペーパーを敷いた笊に入れます。そこから抽出される無色透明なトマト汁を丸一日かけて抽出。

この透明なスープこそがアクアポモドーロ。

 

この透明なトマトの汁を吸ったリングイーネを口に入れて驚き!

まるでオイル系のパスタのような見た目なのに、その味はまさにポモドーロ、トマトの味なのです。しかもとても洗練されたポモドーロ。これは何も知らされないで食べたらホント不思議な感覚になること間違いなしです。

 

babarinaのバースデーには持って来いのメニューだったかも。

 

改めて、お誕生日おめでとう。

これからも仲良く共に人生という道のりを歩んでいきましょう。