燻製作り

 

 

どこから個人情報を得たのか、定期的に「男の特選品」という雑誌が送られてきます。

 そこには少しマニアックで男心をくすぐるこだわり品が広範囲なジャンルで掲載されています。

 

燻製器はそこで手に入れました。

 

chojolyjijottyがまだ幼い頃、アウトドア用品を4WDに積み込んでオートキャンプを楽しんでいた頃もある元アウトドア派にとって、燻製器は興味関心を引くに十分なものでした。

ふれ込みでは自宅のキッチンでも出来るとありましたが、そこは最初から眉唾>_<

自宅のルーバルでの使用を前提に購入したのです^ ^;;

 

 

 

 

当初はカマンベールチーズやゆで卵など、そのままで燻製にできる直接素材で楽しんでいました。

でも夢は自家製ベーコン‥

 

ただこの自家製ベーコンは結構ハードルが高く、燻製作業の前の仕込みが大変で二の足を踏んでいました>_<

 

 

 

 

 

そんな時に確かテレビ東京の「カンブリア宮殿」か「ガイアの夜明け」で観てしまったのです、「風の仕業」の特集を。

それは燻製に魅せられた男の生き様と事業展開の番組でした。

 

この燻製に心を奪われた男が輿水氏であり、彼が率いる風の仕業グループでした。

そしてその番組で僕が最も衝撃を受けたのが醤油とオリーブオイルの燻製‥

 

えっ?!固体じゃなくて液体を燻製に?!

本当に驚きました。

 

それ以来、いつか赤坂の彼のレストラン、燻でそれらを駆使した食事を楽しんでみたいと思っていたのですが、その前に液体の燻製を自作出来るということを証明してくれた人がいました。

 

それはペコリのHN夏カフェさんです。

 

彼はNHK学院のオープンスクルールで料理の講師も務めるプロなのですが、彼の投稿に自作の燻製オリーブオイルを見つけました。そこに詳しいレシピはなかったと思いますが、ネットで検索してみると結構出てくる>_<

 

ならばと僕も燻製醤油、燻製オリーブオイル作りにチャレンジし始めたのです^ ^

 

 

 

何度かの試行錯誤の結果、表面積が一番とれる器を見つけ出し、適当な燻し時間、それと表面に付着した煙をうまく液体の中に溶かしていく方法も身につけました。

 

燻製醤油の美味しさはTKG、そう卵かけ御飯が一番わかりやく感じます。

またオリーブオイルの燻製は、もう今の僕のイタリアンには欠くことの出来ない隠し味となっています。

 

サラダのドレッシングは勿論、カルパッチョにソースにと大活躍です。この燻製オリーブオイルを使うことでいつもの味に、もう一段、いやさらにその先への深みが生まれてきます^ ^

 

 

 

 

実はどっちも作るとなるとそこそこ時間がかかります。

固体の燻製のように必要時間まで放置プレイといかないのが液体の燻製>_<

 

しかも僕の燻製器で一回に出来る液体燻製の限界は、その容器と燻製器の形状の関係から200~250ccの間。かつ一回にかかる燻製時間は過去の経験値から20分。

 

ですから1Lの燻製オリーブオイルを作り出すのに必要な時間は80~100分で、オイルの入れ替えや燻た煙をオイルになじませる撹拌などを合わせると2時間以上かかります。

 

そして同じ行為が燻製醤油でも待っている‥

 

 

 

これからの季節、外で燻製を作るのに適しているとは言いがたくなります。

そこで先日の休日の好天の一日、来春分までの仕込みをしました^ ^

 

約3分ごとに蓋を開けて液体表面をゆっくりと撹拌するのですが、それ以外は結構暇です^ ^;;

そこでMacBookProをバルコニーに持ち出し、見逃した番組も観れるTVerで今巷で話題沸騰の「下町ロケット」を観ながら燻製作りに勤しみました^ ^

 

 

 

約8時間かけて完成した燻製醤油2Lと燻製オリーブオイル2L^ ^

こんな美味しいもの独り占めじゃバチが当たるというもの>_<

 

そこで一部知人友人にもお裾分けできるようにガラスの容器とキャップを用意してラベルもデザインしてみました。

 

なかなかいい感じ‥って思うのは、やっぱり自画自賛?かな(笑)