小雨の日曜のホームパーティ

 

 

異常気象極み?!

10月も中旬に入った先週の水曜日、10日は30度にも迫ろうかという異常な陽気。

ところがわずか一晩過ぎた翌11日は、前日を14、5度下回った11月下旬の気候>_<

 

女ごろこと秋の空といわれますが、これじゃ一晩にして最愛から最低に思いが変わったのに等しいぐらいの変化です。

 

そんなこともあり週末に予定していた「秋のイタリアンな一日 with staff」は、天高くを一番実感できるルーフバルコニーで、という当初の目論見が脆くも崩れ去りました。

 

 

 

 

 

本日のmenu

男性スタッフとは仕事の帰りの食事、飲み会の機会が多いですから、今回は女性陣。

三名の予定でしたが一人が参加できなくなり二名をもてなすことに。

 

秋のsalvatoreなイタリアンのメニューがこれです^ ^

ペッシェとカルネも一度は試作してますので、味にはうるさい?敏感?な女性陣にも納得してもらえるんじゃないかな?^ ^;;

 

 

 

ビールとノンアルのシャンパンで乾杯!

12時半に玄関のチャイムが鳴り到着した彼女たち。

まずはリビングで僕のお気に入り、飲むヨーグルトと葡萄ジュースのハーフ&ハーフのウエルカムドリンクで歓迎。

 

その間にアンティパストと乾杯の準備を整えてからダイニングへ。

一人はほぼアルコールが無理、片や結構いけます!の二人組なので、アルコール派の彼女には大好きなビールを。

僕とノンアルの彼女にはアルコールの入っていないシャンパンを用意。

 

ご苦労様、いつも有難う!で乾杯!

 

 

 

 

アンティパストはアヒージョ、スペイン料理

同じラテンっぽい料理なら、前職時代会社のあった渋谷に美味しいメキシコ料理があり、当時は若さ?も手伝って辛いものが好きでしたのでよく通っていました。

それに当時はスペイン料理よりもメキシカンの方がメジャーだったような気がします。

 

再開発でその店の入っていたビルも取り壊されることになり、その後完成したビルの中にそのメキシコ料理店はなく、いつの間にやら記憶の奥に置き去りにしていました。

 

スペイン料理が俄然注目されるようになったのはエル・ブジ効果でしょう。

しかし真空調理や泡を使ったりのその革新性についていける店は決して多くなく、結果スペインの代表料理が注目されることになったような気がします。

 

そんな中でスペイン料理といえばパエリアぐらいしか浮かばなかった時代に、俄然注目を集めだしたのがアヒージョ。

 

確か僕も普段着イタリアンのボンジョリーナで海老のアヒージョを食べてすごく驚いてから、自宅で作るための研究を始めたと記憶しています。

今では我が家の準定番です。

 

本日のアヒージョは自宅の近くで手に入る自家製ベーコンがなかなか美味しくて、それをメインにしたベーコンとウィンナーのアヒージョです。

具材は手作り厚切りベーコン、ポークウィンナー、レンチンしたニンニク、フルーツトマト、ホワイトマッシュルームの五品。

 

使ったハーブは、ディル、ローズマリーイタリアンパセリ、バジル。

言わずと知れたアヒージョ作り方の肝はアンチョビ。

このアンチョビの量とたたき具合によって味は大きく変わります。

 

彼女たちからも「美味しい〜〜〜♡」をいただきました^ ^

 

 

 

 

パスタは三種のきのこのタリアテッレ、イタリア料理

プリモピアットは三種のきのこのタリアテッレ。

使ったきのこは歯触りの舞茸、味わい深いしめじ、食感と香りのマッシュルーム。これを生クリームでまとめていきまき、最後に摩り下ろしのパルミジャーノをかけてバーナーで炙り焦げ目がついたら完成。

 

 

 

 

きのこは使う大きさに切り分けて冷凍庫で凍らせると細胞が砕けて旨味が3倍になります!

ただし冷凍に向くものとそうじゃないものがありますので要注意です、今回のお料理では舞茸とマッシュルームを冷凍させて使いました^ ^

 

 

 

 

改善点は生クリームの量が少し少なかったこと。

生クリームを使ったパスタ料理はスープパスタのようにゆるいスープが多めで、クリームがパスタに絡まっていないケースがまま見受けられます。

 

原因は生クリームだけでなく牛乳も加えているのかな?と思えること。

 

僕は全て生クリームだけで仕上げますが、今回は少しその量が少なかった。。。>_<

ボンゴレと同じように食べ終わったらスプーン1杯のソースが残るぐらいを目指すべきですね、反省。

 

 

 

 

セカンドペッシェは鮭のムニエル、フランス料理

ホームパーティの後は必ず本日のベストプレートを訊ねますが、今回はこれでした!

 

フレンチは美味しいのですが手間がかかりすぎて僕の力量では無理、と少し距離を置いてきました。

ただ知り合いが本場パリの二つ星レストランで腕を磨いていて、彼とLINEで会話できるので適切なアドバイスを受けることができます^ ^

 

その彼から教わったのが魚の焼き方。それを活かすべく今回結構本格的なフレンチにチャレンジです。

試作をbabarinaに絶賛されたので多少は自信があったのですがベストプレートに選ばれるとは^ ^

 

彼女たちの評価は「魚の皮がパリッパリなのに、身はふわふわ」

それとほうれん草のソースが絶品との評価。確かにスプーンを使ってソースを綺麗に平らげてくれてました^ ^

 

有難う^ ^

参考にしたレシピは下記です。

 

 

 

●鮭のムニエル(1人前)

作り方

【鮭のムニエル】
①鮭の両面に塩こしょうを振って小麦粉をよくまぶす
②温めたフライパンにサラダ油を加え、強火で皮から焼く
③バターを入れて弱火に落とし、バターが溶けたら身をひっくり返す
④スプーンでバターの泡を鮭の身にかけて、熱を通す
⑤箸や串を身にストンと落とし、抵抗がなくなったら完成

【ムニエルのほうれん草クリームパスタ】
①フライパンにバターをしいて、ほうれん草を炒め、塩こしょうを振る
②箸の先に皮をむいたにんにくを刺し、ほうれん草をなでるようにして香りをつける
③②からにんにくをとり除き、生クリーム、鶏がらスープ、こしょうを入れ、泡立つまで熱し、パルメザンチーズを加える
④③をミキサーに入れて、フラッシュボタンを使って徐々に回す
⑤フライパンに④を戻して、茹でたペンネを加えてあえる
⑥パスタをお皿に盛り付け、鮭のムニエルをのせ、レモンを添えて完成

ポイント
●皮から強火で焼くことでパリッとした食感になる
●バターの泡で熱を入れると中がジューシーになる
●にんにくを箸にさしてなでることで、ほどよい風味がつく
●ほうれん草クリームはスパゲッティや、チキンソテーなどいろいろな料理に応用できる

 

 

材料

 

●鮭のムニエル(1人前)
生鮭    1切れ
塩こしょう 少々
小麦粉   適量
サラダ油  大さじ1
バター   2かけ

●ムニエルのほうれん草クリームパスタ(1人前)
ペンネ      30g
ほうれん草    1/2束
にんにく     1かけ
バター      1かけ
塩こしょう    少々
生クリーム    1/2カップ
鶏がらスープ   小さじ1
パルメザンチーズ 大さじ1
レモン      1かけ

 

 

 

セカンドカルネは牛ほほ肉の赤ワイン煮こみ、フランス料理

一人の女性スタッフからお肉料理なら牛がいい、といわれていました。

そんなこともあり今回は牛ほほ肉の赤ワイン煮こみ。

 

これは自宅で二位回ほど試作しています。

 

初回はベーシックにガスのトロ火で4時間煮込んで、二回めは200度のオーブンで4時間熱を加えてからソースを濾した力作。

共に味は合格なのですがどうにもお肉も柔らかいのですがパサパサ>_<

そこで前述のパリの彼にLINEで教えを請いました。

 

「お久しぶりです、美味しそうですね!(僕の作った赤ワイン煮込みの画像を見て)

多分柔らかくならないのは肉自体が赤身だからです。
赤身は数時間煮込んでも硬くて、そのまま柔らかくならずにバサバサになります。
例えば、◯・◯◯◯・◯◯◯◯で使っている肉は和牛の頬肉で、あの肉はサシが細かく入っていて筋が周りにあります。


煮込みで大事なのは、脂とスジだと思います。煮込むと、脂がしっとりさに代わって、スジのゼラチンがもっちりさせてくれます。だからパサパサにもならないんです。


和牛の頬肉を家庭で手に入れるのは難しいので、僕なら例えば牛バラ肉とか、肩とかネックとかスネとか使います。
モモはどちらかというと、あんまり火を入れすぎずにローストビーフみたいのが美味しいと思います。


あと感覚でいうと、肉は沸いた状態で4時間以上煮込むとゼラチン質とか繊維が壊れてきてどうしてもバサバサになって、味も抜けてしまうので、それまでに煮込み終えるのも重要だと思います」

 

との返事。

な〜〜るほど。。。僕が行ける範囲でのスーパーや肉屋さんでは牛頬肉はなかった。。。

そこで。。。塊ならやっぱりこれかな〜?と牛のモモ肉を使っていたんです>_<

 

これからはもっとメニューごとの適正な食材の種類や部位まで勉強していかないと。。。いやはや、勉強になりました。

そこで今回は馳せ走って牛の頬肉を手に入れたのです!

それを使って4時間ガスで煮込んでみました^ ^

 

 

 

 

彼のアドバイスは完璧です、さすがはプロ。

煮込んだお肉はナイフが入らないほど柔らかく、彼女たちもこんなに柔らかい牛肉は食べたことがないかも。。。と好評価^ ^

 

しかし。。。僕が味に納得がいかない。。。それは作っている時から感じてました。

何が違うか考えてみたら、過去二回に使ったワインと今回のワインでは銘柄が違うのです。

 

過去二回は国産の比較的安いワインを使ってました。

今回は味には敏感な女の子、そこでやや値のはるイタリア産のワインを選んでいたのです。

 

それとソースが妙に少なめになっていました。。。

 

 

 

 

改善点としては一度気に入った味が見つかったら、そのワインの銘柄を使い続けること、ですね。

 

それと彼女たちが帰った後に晩御飯としてbabarinaと二人で赤ワイン煮こみを食べる際に手を加えてみました。

ソースを温めながらに水を少しずつ足していき、味見をしながら今回足りなかった甘みを加えるために蜂蜜を加えていきました。

 

味も決まり濃度も程よくなったところに、レンジで温め直しておいた肉の塊を戻してソースをかけながら軽く鍋の中でも温めてから盛り付けをしました。

これで納得の味になりました^ ^

 

つまり赤ワインのソースは4時間も煮込まれて濾されてかなり濃厚になっているので、温めながら水を加えて伸ばすのは何の問題もありません。

勉強になりました^ ^

 

 

 

食後のコーヒーは、グアテマラを点滴ドリップで

ある意味、本日のメインの珈琲。

ど定番の深煎りスマトラマンデリンでもなく、バランスの良さでお気に入りのブラジルサントスでもなく、選んだのは近頃一番のお気に入りのグアテマラ

 

coffee meccaで調べてみると

「甘い香りとやや強めながら上品な酸味、ほどよいコクと芳醇な味わいが特徴です。他の豆と合わせやすく、ブレンドに用いられることも多くあります」というのがグアテマラの特徴。

 

これを点滴ドリップで淹れてみると酸味がぐっと抑えられ、甘い香りと爽やかな苦味が前面に出てきます。

COFFEE TRAMばりの点滴ドリップで豆を最大限に抽出。

その手助けは先日手に入れたKey Coffeeのダイヤモンドカットの円錐ドリッパーとお揃いのサーバー^ ^

 

アルコール派の女性からは「美味しい〜〜♡」

妙に色っぽい言い回しだったのはアルコールのせいかな?(笑)

 

ノンアルコールの彼女の第一声は「酸味。。。ありますね」

ええ〜〜っ>_< この微か〜な酸味もわかる、気になる、見つけちゃうわけ〜〜>_<

 

まあ五味のどれに強く反応するかはひとそれぞれですからね。ただ、彼女珈琲の香りがこんなにフルーティーなのは初めてと云ってくれました^ ^

なかなかストレートな表現の彼女なので嘘はないでしょう。

 

 

 

仕事の話題なし。。。となれば、ほとんどオフ会?!(笑)

ノンアルの彼女はノンアルのシャンパンを一本空け、アルコール派の彼女は500ccのビールとシャンパンを3/4空けました。

その後の酔い覚ましも兼ねた?コーヒータイムでは仕事の話題は禁止^ ^

 

仕事を通じての知り合いですが、その話題が禁止となると自分、相手の話題が出てきて隠れた趣味、思いがけない発想や信条、心動かされる身の上話などなど、仕事の顔からは想像もつかない一面を知ることもあります。

 

話題はたまたま前世の話になりました。

 

 

 

 

二つの映画

去年記録的なヒットを飛ばした映画「君の名は」

そもそもアニメ映画はジブリ以外観ない僕にとって関心はあっても、「君の名は」といえども映画館に足を運ばせるまでの力はありませんでした。

 

ただ先日仕事上の付き合いのある同世代の人から、観てみたがなかなか良かったとの話を聞き、それではと自宅シネマのApple Movieで観てみました。

そしてこのブログにも載せましたが「ナミヤ雑貨店の奇蹟」はシネコンで楽しみました。

 

共に直接的な表現はなくとも、タイムトラベル、パラレルワールドを連想させるものでした。

ましてや「君の名は」の主題曲の曲名は「前前前世」です。

 

 

 

 

新たなる5人目の前世?!

アルコール派の彼女は自分に前世を感じたことがないと云い、ノンアルコールの彼女は強く感じると云いました。

 

ノンアルコールの彼女曰く、自分の前世は男で、しかもエジプト時代初期の戦士だったように感じるというのです。

理由もなくその時代の物語に強く惹かれ、古代史の戦いに他人事ならぬ何かを感じるとか。。。

あるんですね、そういうことって。

 

で、二人の女性に僕の前世は何?と尋ねてみると二人揃って答えたのがお坊さんと芸術家^ ^;;

まあ、基本彼女たちは僕の仕事をしている姿しか知らないわけですから、仕事の進め方や発想、仕事に対する姿勢、信条から読み取れる部分でしょう。

 

そしてなんとなく気づいていたけど云ってはいけない単語?(笑)として心の中にしまっていたのものが「粋な遊び人」というのがあるような気がしましたので、自己見解としてその単語を発してみました。

すると反応は二人とも揃って即座にうなずき(笑)

 

どこからそんな風に感じるかを尋ねてみると、洋服へのこだわりや、女性を楽しませる企画に会話、女心がわかる感じ、さらには女扱いという直接的な言葉も出てきました>_<

 

自覚症状があっても彼女たちが気がついていないのが「冴えない科学者」

確か初めてのブログのプロフィールにも自分の前世は、僧侶、芸術家、遊び人、科学者と記していたような気がします。

 

でも。。。

近頃第五の前世を感じることがあります。

職業も年代も国籍も家柄も、明確なことは何もわかりませんが、僕の前世の一人に「女性」がいるような気がしてならないのです。

 

 

 

 

そもそも若い頃からインテリアや料理、装いに関心がありました。

長い付き合いの女友達からはアンドロジナスと評されています>_<

 

自分でもすごく男性的な合理で物事を考える自分と、時に感性感覚直感だけで判断している自分が同居していることを感じます。

 

人間は経験、体験にのインプットによって興味関心が広がるはずですが、生まれてから経験したこと以外に妙に関心を持ったりすることは不思議です。

前世はあるのでしょうか。

 

仮にあるとすればそれは前世の記憶でしょう。

生まれてくる際に誰かの記憶を引き継いで生まれるくるのでしょう。

 

この大胆な仮説を正とすれば、記憶は引き継がれることになります。

引き継がれた記憶は多かれ少なかれ記憶を引き継いだ人の人生に影響を与えます。

 

となると。。。

私たち人間の根源的な本質は記憶、それを保存する意識なのかもしれません。

 

人は意識を用いて輪廻転生していくのかもしれません。