快晴 花壇 青空にパラソル
梅雨入り前の快晴の一日。
今日はこの時期恒例、年に一度気心の知れたガールフレンドを招いてのホームパーティ^ ^
天気は無風快晴。
イタリアンのフルコースの後のティータイムは決まってルーフバルコニーで、というコースなので、ハンギングパラソルの布変えも終わり完成したルーバルを写真に収めました。
ルーフバルコニーのフェンスを越えて撮った、普段は見ることのないアングルからの写真。
空が広くて、我が家の中でも大好きな場所がルーバルです^ ^
長女の「広いお家なら一緒に住もうかな。。。」の一言で決まった、ルーフバルコニー付き100平米超のマンションの購入。
昔からルーバル付きかペントハウスに住みたいという願望はあったものの、いざ購入となると躊躇せざるをえない金額>_<
その背中を強烈に押してくれたのがchojplyの一言でした。
有言実行で一緒に住んでくれましたが、それも数年>_<
今はbabarinaと二人住まいです。
でも。。。
このルーフバルコニー付きの自宅、大好きです。
心から好きです。
路線、駅からの距離、設備、仕様とマンション価値を決める要素は色々ありますが、ここに住んでわかったのは、その価値基準に「眺望」もある、ということ。
遮るものがない、見晴らしのいい、空に近い眺望は、お金で買えない価値があります。
色とりどりの花壇
今年は花を育てることも、とてもうまくいっています^ ^
花の色も風水を考えて配置^ ^;;
東にはブルー系のロベリア、鬼門の東北には真紅のサルビア、北にある2カ所の噴水の側にはピンクのパペチュアと白のベゴニア、西には黄色のマリーゴールド。
皆、まさに咲き誇っている感じ。
残念なのは苗木から育て始めて数年になるゴールドクレストの半数近くが、越冬できずに茶色に変色したり、突風では鉢ごと倒れてしまいそのまま枯れてしまったりしたこと。。。
今まで目に優しい緑を楽しませてもらったことに感謝ですね。
毎朝この花たちにたっぷり水をあげることから、僕の一日が始まります。
ようこそ我が家へ、イタリアンなホームパーティー
この顔ぶれ四人が揃って遊びに来るのは、決まって年に一度この時期。
というよりも恒例なので、僕の方で日程調整をしてお声掛けをしているんですけどね^ ^;;
「ウォ~」「ホ~」「へ~」の三種類の感嘆詞しか発しない男子会と比べると、その後なんらの感想が加わる女子会♡
勢い料理に対する意気込みが違ってくるのが人情というもの。
ましてやラテン系、基本女の子に弱い甘い(笑)
と云うことで、今回も彼女たちのために初夏を感じるメニューを考えました^ ^
去年からだったかな? アルコールはちょっと。。。と云うことでノンアルコールになったのは。
皆さん、昭和のおしとやかな女性なので、日中からお酒はいかがなものか。。。と思ったのか、ノンアルコールになった僕に気を使ったのか。
まあ、そんなことで乾杯はブラッドオレンジジュースで!
お久しぶりで~す! で、チンチン! は、誤解を招きそうなので^ ^;; チアーズ!乾杯!^ ^
美味しいものを少しずつ多品種で、が乙女心女子心理、今回は六種類のアンティパストミスです。
左の画像の真下から時計回りで、まずはアボカドとプロシュートのタルタル。
これはマスカルポーネにラベンダーハニーを数滴垂らし、潰したアボカドと食感の残るさいの目切りにしたもの、細かく手でちぎったプロシュートを加えて混ぜ合わせてます。
器はスライスチーズをレンジで熱して整形した、食べれる器です。
お隣は、イタリアンの定番でしょう、ゴルゴンゾーラソースのブルスケッタ。
ゴルゴンゾーラを生クリームで溶かしたものをフランスパンにかけ、再ローストしたクラッシュアーモンドをトッピングして、またまたラベンダーハニーを垂らしたものに、自宅の水耕栽培のディルを味のアクセントでのせてます。
次は赤エビのグラタン。
滑りと背わたを取り除いた赤エビを、自家栽培のフレッシュイタリアンパセリのみじん切りを混ぜたイタリアンマヨネネーズをかけて、200度のオーブンで7分焼いたもの。
頭も綺麗に掃除して180度の油で約5分間あげて、その後にシチリアの塩をかけたサクサクのエビの頭を後のせしたものです。
その隣が夏野菜のグリルで、選んだ野菜はカボチャとズッキーニ。
メニューではオランデーズソースとしましたが、イタリアンマヨンーズとかぶり気味の味なので、急遽バスサミコソースに変更^ ^;;
次はブッラータ風のカプレーゼ。
先日自宅で食べたブッラータの味が忘れられなくて、それを用意してあげたかったけど入手困難>_<
であれば、と擬似ブッラータを自作(笑)
と云いながら、なんのことはない器にマルカルポーネを生クリームで溶いたゆるい練り状のソースを作り、ボッコンチーノを入れて、レモンの絞り汁とハチミツでフルーツトマト風にした湯むきのミニトマトを加え、オリーブオイルと塩と黒胡椒で仕上げたもの^ ^;;
それと忘れちゃいけないバジルは、初めて栽培したリーフバジルを使いました。
そして真ん中のガラスのエスプレッソカップは、もしかしたらこれが本日のアンティパストの中で一番のおすすめかな?桃のビシソワーズです^ ^
ジャガイモを少しの出汁と砂糖で煮詰めて、柔らかくなったところで皮をむいて種を取り乱切りにした桃を投入。
一煮立ちしたらフープロで撹拌して豆乳を加えて塩で味を決め、粗熱をとったら冷蔵庫で冷やします。
器に盛ったらまずはホワイトペッパーを軽く振り、オリーブオイルとポイントの甘みでジャム、今回は嬉しいことに千疋屋のストロベリーがありました^ ^をトッピング。
彩と香りの仕上げに自家製のミントの葉をのせて完成です。
皆さん、感嘆詞の後に「おっっっいし~~~♡」「ねぇ、どうやって作るの?」「こんなの初めて~~♡」
おかげで僕の頭も体も心も、ほんわかほんわか空中浮遊状態♡♡♡
プリモピアットはカルボナーラ。
このどこのイタリアンでも、多分パスタ屋さんでもあるレギューなメニュー。シンプルな分、実は美味しく作るには三つほどのコツがいります。
一つ目のコツはベーコンの塩味を計算して、パスタを茹でるお湯の塩分量を半分にすること。
これ結構重要です。
二つ目は使うベーコンは厚切りベーコンで、それを細切りにしてじっくり焼いてカリカリベーコン状態にすること。
そして最後は卵。一人前につき卵二個で、一個は卵黄だけにすること。
この三つを守り、ガスの火加減、卵を入れる際のフライパンの温度(熱伝導の早いアルミがお薦め。早いということは濡れタオルで冷やすときも早い)に細心の注意を払って卵と粉チーズの溶液を入れると、いい感じに仕上がります。
今回は気になるかならない程度、フライパンの温度が高かったかも。。。
でもフリーザーで卵を凍らせて、その卵黄だけを取り出したフローズンエッグをのせて、美味しく仕上がりました。
セカンドペッシェはマグロのグリル。これを桃のソースで食べてもらいました。
メバチマグロの部位違いの柵に、グリルする10分ほど前に塩を打ちキッチンペーパーに包んで放置。
焼きはオリープオイルをしいたフライパンで表面だけを軽く焼き、器に盛り付けます。
ソースは桃をベースに、オリーブオイル、シャンパンビネガー(白ワインビネガーでもOK)、塩、ブラックペッパー、フレッシュバジル、少量のディルで味付け。
もう一種類は急遽思いついた塩味のソースで、マスカルポーネに生クリームを加え岩塩とブラックペッパーを加えてもの。
これで酸味と塩味の二種類でマグk路が楽しめます。
彩の野菜はミックスリーフとエディプルフラワー。このエディブルフラワーのかすかな苦味が、わさびの代役になることを期待でした^ ^
サルティンボッカがセカンドカルネ^ ^
実はこれが作りたくて昨年からセージを育て始めたのです。
ところが。。。
昨年は香草類がどうにもうまく育たず、結局期を逸してしまいました。
ところが順風満帆な今年の香草の育成。セージも見事に育ち、先週から青い花まで咲かせています。
サルティンボッカとは「素早く口に飛び込む」という意味で、それほどまでに美味しいというローマの料理。香草を使うことや、ソースにバターにレモンを使うことからも夏向きのメニューと判断してました。
作り方はいたって簡単。
子牛か豚肉(今回は豚肉)の肉を肉たたきで伸ばして、セージを乗せ更にその上にプロシュートをのせて小麦粉を降り焼いてきます。
注意点は小麦は結構油を吸いますからやや多めにということ。
生ハムの面から焼いていい色になったら裏返して両面焼きます。ここ一旦火を止めて白ワインを投入し再点火。
ワインのアルコール分が飛んだら火を消して、バターを入れて焦がしやすいバターを余熱で溶かしてソースを作ります。
最後の決め手はレモンの絞り汁。この量で酸味のきいたさっぱりした味から、レモンが香るバター風味にまで変えることができます。
付け合せはルッコラ。
このサルティンボッカのソースで食すルッコラがまた格別^ ^
簡単だけど夏の肉料理としてお薦めな、爽やかな一皿です。
コーヒータイムは場所をルーフバルコニーに移動。
一人は紅茶、残りは僕も含めてスマトラマンデリン。
何しろ珈琲の味の好みを尋ねると、三人とも口を揃えて苦いのが好き。僕は酸味が好きという人にお目にかかったことがない(笑)
モカのマイルドな酸味や、キリマンジャロの透き通る広がる酸味も、珈琲が持つ独特の風味の一つなのですが、僕の周りはフルシティロースト以降の深煎り豆や、苦味が売りの豆が好きな人が多いですね。
さてティータイムからは日常会話、ペットのこと、旅の話、お洋服の話題、そして本日のイタリアンフルコースをネタにした話題と話は尽きませんでした。
あれよあれよという間に、12時半に始まったホームパーティーは、またまたカラスが帰る時刻の17時に^ ^;;
「じゃあまた来年のこの時期に」
「うん、楽しみにしてる」
「もう、料理の腕上げなくていいわよ。今ので十分にプロだし」
「だめだめ、もっと頑張って(笑)」
「本当に今日はありがとう♡とても美味しかった、すっごく楽しかった」
まあ、玄関での立ち話の会話が長いのも女の子の特徴かも^ ^;;
どうぞ、また来年いらしてください。
還暦を迎える年になっても、こうして自宅に招いて女の子と楽しい時間を持てる男性は、周りを見渡してもいない。
根っからのラテン系オヤジでよかった^ ^
僕の方こそありがとう^_<