印度と伯剌西爾

 

 

LiveでBossa Novaを聴きたくなって

何度かこのブログでも書いていますが、Bossa Novaが好きです。

トリガーは小学生の時デパートのエスカレーターで流されていたBGM、「サンホセへの道」

 

曲名がわかったのは勿論後年ですが、幼いころから洗練されたラテンミュージックに反応する子供だったのは間違いないようです。

 

そこでボッサノヴァ禁断症状が出るとアンドロイドOS搭載のTVのYouTubeでラテンミュージックを楽しんでいます。

 

しかしそこは寄席での落語と一緒。

やはりたまには生で、ライブで楽しみたくもなるのですよ。

 

ところがぴあで調べてもなかな首都圏でラテンミュージックのライブはない。

多分そもそもボッサノヴァを代表とするラテンミュージックのマーケットは、わが国では決して大きくなくマイナーなのでしょう。

ネットで調べてもおおよそ小野リサぐらいしか出てきませんから。

 

 

 

でも、なんでもそうでしょうがきっちり調べてみると出てくるんですね、お宝情報が(笑)

 

僕も初耳の、小泉やよいというボッサノバシンガー。彼女のライブが千葉のポートタワーであるようなのです。

wikiで調べてみるとこの小泉やよいさん、東北大学大学院理学研究科生物学先行博士課程前期修了という筋金入りリケジョの代表格のような人。

そんな彼女がなぜまたゆる~い感じのボッサな世界に。。。という興味も副次的に湧いてきました。

 

千葉ポートタワーといえば、僕が社会人一年生の時からお世話になっている人生の師がお住いの京葉線千葉みなと駅が最寄り駅。

二年ほどお会いしていない師へのご機嫌伺いと近況報告も兼ねて、このライブに行くことにしました。

 

 

 

土地土地の美味探訪

それが例え成田、羽田から出かける空の便の旅であろうが、Suicaでちょいと数駅の普段着での用事であろうが、見知らぬ土地で食事をするとなればリサーチが基本の僕。

 

その際の情報源が食べログGoogle Mapでの評価です。

 

各々、特に食べログにはその評価に意図的なものがあるとの噂もあり、自分の体験からその噂もまんざらじゃないとの意識がありますので、僕はこの二つの総合評価を判断基準にしています。

 

食べログでは原則3.5以上なら安全圏で、4以上なら保証書付き(笑)

ただこれだけで判断しません、そこにGoogle Mapでの評価を加えます。Googleの評価で大切なのは評価数によって評価点の基準を変えることです。

僕はレビューが100以下の場合、評価4.2以上を安全とし、100以上のレビューがある場合は4以上としています。

 

この食べログ3.5以上、Google4以上の評価の店を、「当確店」とするのです。

そのうえで、味の指向が似ていて結果食べログでの店の評価が僕と似ているお気に入りのレビュアーの評価や、食べログ以外で個人で開いてる僕のお気に入り食べ歩きブロガーのブログを参考にして最終決定をします。

 

この努力?趣味?を以て、家族からも友人からも食べ物屋通の称号を貰っているのです。

 

 

 

夜は師と会うであろうとの予想から、折角の千葉はランチを楽しむことに。

 

孤独のグルメ」で有名になった「味のレストラン えびすや」 実はここを初めて伺ったのは三十年前ほど。

師のご自宅の近くということもあり、そこで食事をしたのです。

孤独のグルメでも絶品とされていたニンニクスープは僕も同感で、今でもまた食べてみたくなります。

 

ちなみにこのえびすや、食べログ評価が3.48で、Googleでは128レビューで4.3です。

 

そこでSalvatoreスタイルで千葉市近郊の美味しいものを探してみると、あるじゃないですか、しかもそのジャンルで全国3位!

そのジャンルとはカレーで、一位は僕の「生涯に体験したい食べ物屋」にも入ってるカレーの名店、荻窪のトマトです。

2位は大阪の店で、3位が検見川駅にあるシタールです。

 

食べログ評価3.97Google評価606レビューで4.3という驚異の高評価です、行かない手はないでしょう(笑)

1位トマトの食べログ4.07Google279レビューで4.0食べログでは肉薄、Googleでは逆転の高評価です。

 

勢い大いに期待しちゃいますね。

 

 

 

印度カレー

ネットで調べても超人気店で待つのは必至とあったので、お昼時は外して13時過ぎに行ったのですが、ウエイティングボードにはまだ十名以上の先客が。

 

決して待つのは好きじゃないですが、有名店巡りで待つのには多少慣れています。

この日も二人室内のウエイティングルームで仲良く静かに順番待ち(笑)

 

 

 

約45分待って案内された店内は小綺麗ながらもテイストはインド風。ウエイトレスも皆サリーを身にまとっています。

 

この時間まだランチタイムということで、二種類のカレーが選べるコースとタンドリーチキンがついた二つのコースがあり、後者を選び、さらに追加でチーズナンとラッサムスープを追加しました。

 

写真はラッサムスープです。

ガスパッチョを温めたよりもタバスコ?に近い酸味があり、何の香辛料でしょうか、その後辛みが広がる感じです。

美味しいのですが、僕にはエスニック感が強すぎかな?

 

 

 

左がバターチキンで右がマトンのカレーのセットです。

共に何の上にタンドリーローズとチキンティッカが乗っています。ただ。。。ナンの上にこういった温度のあるものを乗せると、ナンが湿気ってしまうので感心できないんですけどね。

 

それとサラダと、インド米がなくなったというので日本のご飯が乗ったプレートでした。

 

バターチキンは今まで食べたことがない味で、コク、まろやかさ、強すぎないスパイシーさ加減が絶妙で全国三位の片鱗を見た感じがします。

 

マトンのカレーは辛みが星三つだったのですが、正直僕の舌ではこの辛さの域になるとよくわかりませんでした。

美味しいのですが、辛みのみが勝り口の中がちょっとした痙攣状態。

 

どうも僕は唐辛子、ニンニク、山葵、山椒、胡椒には強いのですが、インドの香辛料系にはあまり免疫力がないようです。

 

 

 

そしてチーズナン。

運ばれてきた段階でちょっとチーズは中に入っているのがわかり期待はマックス。ただ口にして妙な違和感が。

 

あそれはあろうことか、チーズナンでの初体験で、チーズナンのチーズの中に僕の苦手なパクチーが忍び込んでいるじゃないですか!

チーズにパクチー?合わないでしょう。

というかそもそもメニューの説明にそんなこと一言も書かれていなかったじゃないですか(涙)

 

最後はマンゴープリンのデザートです。

 

期待過剰だったのと、そもそも本格的なインド料理は僕の口に合わない。

僕が好きなのは日本で独自の進化を遂げたカレーライスであることを再認識しました。となるとリベンジはやはり荻窪のトマト以外になないでしょう。

 

この店も常に順番待ちが出来るほどの名店。

本格的なインド料理が好きな人にはこの上ない名店であるのは間違いなさそうです。

 

 

 

巨大モール

遅めのランチが済んでから夕方までに時間があったので幕張にある巨大なモールに行ってみました。

なんと売り場面積全国三位で全長1.5キロの巨大ショッピングセンターの名はイオン幕張新都心ショッピングセンター。

 

このモールは「大人」「ファミリー」「スポーツ&家電」「ペット」をキーワードに世代やライフスタイルで分けた4つの施設で構成。「夢中が生まれる場所」をコンセプトしているとか。

 

なかでも「ペット」専門モールがあるのに驚き立ち寄ってみると、わんこのコーナーで見てはいけないものを発見!

ビションフリーゼです。

 

この女の子のビションフリーゼは、なかなかの美人さん。

あまりの可愛さに夫婦でじっと見つめていると、販売員が近づいてきて

「抱っこします?」

「えっ、いいんですか?」とbabarina

「結構です」と僕。

「かわいいですよ、抱っこだけでも」と畳みかける販売員。

「抱っこしちゃうと買っちゃうから、いいです」と僕。

 

商機ありと見た販売は、すぐにビションを連れてきました。

かわいい~~~~!

可愛すぎ~~!

 

でも、ダメダメ。特に生き物の衝動買いはいけません!と心を鬼に、理性で感情を抑え込んでその場を去りました。

 

 

 

伯剌西爾音楽

はじめて訪れた千葉ポートタワー

一階には千葉県内の名産品を取り揃える小さなショップがありました。まずは入場料を払ってエスカレーターで125mの展望台へ。

あいにくの小雨模様でしたがひし形の展望台は360土のパノラマビューで、雨に煙る千葉の街の夜景も趣がありました。

 

ライブ会場は2階とあったのですが、125mの展望台が4階でその下のレストランが3階。ということはレストランの下が2階で雷雨会場。どう考えても地上100m以上の2階です。間違いなく日本一、いや世界一高い場所にある2階かもですね。

 

さてライブは定刻18時30分から始まりました。

最初にボサノバという音楽についての簡単な説明がありました。

 

そして一曲目はボサノバの定番中の定番で僕も大好きな「イパネマの娘

今まで何人かのシンガーのイパネマの娘を聴いてきましたが、こんなにまでスローテンポで歌うイパネマの娘を聴いたのは初めてです。

正に弾き語り。これはこれでなんとも心地のいい感じでした。

 

そのあとも「黒いオルフェ」「美味しい水」「9月の雨」などのボサノバの定番中の定番を、独特のスルーな弾き語りで楽しませてくれました。

 

一曲だけCD販売している自身のアルバムからオリジナルの「黄昏」という曲を歌ってくれましたが、どこか童謡を聴いているような感覚になりました。

それは素直に心に染みてる曲ということだと解釈しています。

 

とても素敵な時間を過ごすことが出来ました。

 

 

 

ライブの良さは、アーティストとの距離感と空気感、そして臨場感でしょう。

 

音楽の完成度でいえば何度でもやり直しと編集が可能なアルバムもののほうがいいはずです。

でも人がライブに魅かれるのは「生」の空気、臨場感、正に一期一会の感覚でしょう。

 

今回のライブは、まるでボッサのリズムに乗せた語り部のような、詩の朗読のような感じをうけ、少し違った感じで心に染みるライブでしたね。

とても心が柔らかくなり優しい気持ちになれました。

 

素敵な時間を有難うございました。

 

 

 

さてと、最後に今回のライブの会場だった千葉マリンタワーについて少し。

 

wikiで調べてみると1983年、千葉県民が500万人を突破したのを記念して作られたタワーのようです。125mの高さながら1階の次は地上105mの2階となっていて、結果4階までという珍しい構造。

日本夜景遺産や恋人の聖地にも認定されてるようです。

 

どちらも関心がありますが、特に恋人の聖地とは?

同じくwikiで調べてみると「NGO地域活性化支援センターが主催する【恋人の聖地プロジェクト】により選定された観光スポット」とのことで、驚くことなかれ47都道府県のうち、埼玉と沖縄を除く45都道府県すべてに選定地があるようです。

で、千葉県でも5か所あるうちの一つがここだったんですね。

 

確かに夜景遺産に選ばれるぐらいロマンチックな場所ですから納得。

 

ということで記念写真は2階、愛のプロムナードに設置されてる艶やかすぎるハート形のイルミネーションをバックにLOVE LOVE

な高齢者カップル(笑)