今年は3年ぶりに規制のない9連休のGWです。しかし毎年GWはどこもかしこも人、人、人で出かけても疲れるだけなので自宅でまったりが常でした。
しかし今年は外せない用事があったので、GWの中のウィークデイの5月1日、2日で東北に出かけてきました。
いざ東北へ
僕はドライブなら何時間でも運転していることができますが、渋滞が大の苦手。そこで遠出の際は渋滞回避で早朝に出発するのが常です。
今回も4時に自宅を出て高速で東北を目指しました。
やまなか屋という岩手県内にチェーン展開する焼肉屋がある、盛岡インターの手前の矢巾PAが東北道での朝食の定番ポイントです。
今回も我が家のど定番の盛岡冷麺とミニカルビ丼をいただきました。
ただ。。。どこでもそうですが高速のPAやモールのフードコートに出店している有名店の味は、本店と比較するとどうしてもレベルが一段落ちますね。
途中回り道をして小岩井農場をドライブしました。
まるで歩道のように道に沿って咲き誇る菜の花に残雪の残る岩手山と五月の青空。ほんと絵になる風景でした。
一生に一度は見たい絶景に選ばれている小岩井の一本桜です。
何本も咲き誇る桜並木もいいですが、岩手山をバックに草原に一本だけ咲いている桜は、無駄を削ぎ落とす禅や水墨画の美しさに通じるものを感じます。
桜の花は散ってしまって葉桜だ毛になってましたが、それでもやはり絶景ですね。
素敵な風景でした。
仲のいい兄弟
僕と今は亡き姉は8歳の年の差がありましたが、とても仲良しでした。
家内は上に二人の兄がいる三人兄弟ですが仲良しです。特に一番上のお兄さんは家内をとても可愛がってくれて、家内も慕っています。
そんなお兄さんはよく秋田の名産や旬のものを送ってきてくれます。その都度僕もお返ししていますが、謝意を表して今回は兄夫婦と僕と家内の四人での食事会を用意しました。
秋田の横手市在住の兄夫婦のためにGoogleを使って横手での最高評価の割烹を予約しました。店の名は「粋や 旬月」で、Google評価4.5です。
僕はノンアル、他はウーロン茶で再会を祝して乾杯!
最初に運ばれたのは先付で、鯛の豆腐でした。とても上品で美味しい出汁を纏った美味しいものでした。
お品書きがなかったので記憶だけに頼りますが、多分これが八寸相当だったのでしょうが、お造りも付いてますね。
握りが供されたのは珍しかったですね。どれもひと手間かかった凝ったものでしたが、黄身酢を使った山菜が特に美味しかったですね。
椀物は焼キンキ、脂が乗っていてとても美味しいかったですね。
塩加減、焼加減が完璧でした。
焚き物は秋田のブランド牛かな?由利牛のステーキでした。
これが実に味わい深く、歯離れのいいお肉で驚きました。大根おろしベースに醤油の和風のソースとの相性もよく、美味しくいただきました。
強肴なのかな、身のぎっしり詰まったムラサキウニが供されました。
海水と同じ塩分の塩水かな?それとも海水かな?ウニの中にあるそれが、ウニの甘みをぐんと引きたててくれました。
揚げ物は定番の天ぷらです。
車海老、タラの芽、小海老のかき揚げを塩でいただきました。
食事は鯛のおにぎりを鯛の出汁で鯛茶漬けでした。
水菓子は初めて口にする杏子のシャーベットでした。
従姉妹のラーメン店
三人の子供達が皆首都圏で生活していた兄の子供達の中で、長女が数年前に秋田に戻ってきました。
そして今年になり兄の住む横手で、請われてラーメン店の店長をやっています。
ラーメンにはうるさい我が家ですが、鶏と蛤の出汁のラーメンはお世辞抜きで美味しく、常にお客様がいる状態で繁盛していました。
お兄さんも娘がそばに来てくれて本当に嬉しそうでした、良かったですね。
今晩はもう一つの太助で牛タン
上りの東北道で帰路につきましたが、少し早めの晩御飯は仙台で牛タンを食べることにしました。
実は牛タンの太助は二つあります。一つが前回に伺った「味太助」そしてもう一つが今回お邪魔した「旨味太助」で各々経営が違います。
二つの店は同じ通りにあり、しかも50mも離れていません。
GWということもあり、かなり混んでいた旨味太助ですが、なんとか並ばずに入店できました。
メニューは麦飯とテールスープがついて、あとは牛タンの枚数の違いだけ。二人揃って中間の5枚をお願いしました。
程よく焼かれた、それほど厚くない牛タンは味わいよく美味しくいただきました。食べ終わって外に出ると十人ぐらいの待ち列ができていました。やはり人気店なんですね。
ただ。。。再訪するとしたら。。。
僕も家内も前回行った「味太助」で意見が一致しました。「味太助」の方がコスパは悪いのですが、厚みのある牛タンで旨味も強く、しかも噛みごたえと歯切れもいいとの評価に行き着きました。
でもどちらも名店、個人のの好きづきですね。