みなかみの旅 Ⅰ



昨年のクリスマスに長女がプレゼントしてくれたJTBの旅カタログ。

 

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折角なので強く思い出に残る旅をと、ずっとベストチョイスになるようにリサーチしてきました。その結果、群馬県みなかみにある猿ヶ京温泉を選びました。

群馬の有名どころでは四万温泉草津温泉に出掛けていて、残るは伊香保温泉、水上温泉郷でした。

今回は長女のお陰様で、その水上温泉郷猿ヶ京温泉に出かけることになりました。

ありがとう。

 

 

 

群馬といえば蒟蒻

みなかみに向かう途中、群馬といえばコンニャク。コンニャクといえば、こんにゃくパーク。中山秀征、井森美幸の濃い目の群馬大使、一押し、ゴリ押し、ムリ押し(笑)の施設に立ち寄りました。

ドライブは予想以上に順調に進み、開店の9時ちょうどぐらいに到着しました。

 

 

 

このこんにゃくパークは、工場見学にコンニャクの買い物がメインですが、最大の売りはコンニャク食べ放題の試食コーナー。

これが何とも太っ腹の、20分間食べ無料放題で、しかもしっかりしたテーブルと椅子で、ゆっくりコンニャクを食べることができるのです。


コンニャク田楽、玉コンニャクの定番に始まり、こんにゃくの刺身やピクスル、それにコンニャク焼きそば、コンニャクラーメンなどのレアものも食べ放題です。

 

 

 

そんな事情で、無料レストラン?は開店早々からこの大盛況です。

 

 

 

食べ終わったら勿論、コンニャクショッピング^ ^

玉コンが大好物の僕は、しっかりがっちりコンニャクをゲットしました。

 

 

 

なんのご利益かわかりませんが、妙にかわいらしい神社があったりで、こんにゃくパーク、その太っ腹度合いも含めて侮ることなかれの施設でした。

 

 

 

 

予定変更で結果オーライ

お昼ご飯は「日本一美味しいモツ煮込み」の店、渋川の永井食堂の予定でした。

Googleで定休日もチェックしていたので安心していたところ、なんと休日> <

 

え~、そんな殺生な~ > <

でも、発想転換、事態順応、なんるようになる思考がやたらと強い僕。嘆いても店は開かないので、明日の予定を今日に前倒しすることに。

順番が変わっても内容に変わりはないですから、ハイ^ ^

 

 

 

 

たくみの里

ということで出かけた先は、永井食堂で昼食をとった後のデザート?代わりの食べ歩き先で、その名を「たくみの里」

ここは体験型の施設や、こだわりの味を出す店などが一か所に集まった集落で、一つの村を形成している感じでした。

 

 

 

訪れたのは福寿茶屋。ここは注文を受けてから揚げる生揚げで、これがお目当てでした。

 

 

 

厚揚げとは違って表はカリッ!で中はフワフワ。

お醤油と一味唐辛子で美味しくいただきました。

 

 

 

 

たくみの里二軒目は八福庵。

ここでのお目当ては焼きまんじゅう。何度か訪れたのはことがある群馬にも関わらず、群馬のB級グルメの一つ、焼きまんじゅうを体験していなかったのです。

 

なんともレトロ感のある、大正ロマンすら感じさせるような雰囲気のある店内で焼きまんじゅう初体験です。

 

 

 

焼きまんじゅうは予想していたものとは異なり、中には餡子も何も入っていないものでした。

まんじゅうの皮だけで団子?饅頭?を作り、それに甘味噌を塗って焼いたものでした。

味噌ダレは美味しかったのですが、結構なボリュームで苦戦しました > <

 

 

 

一房だけのぶどう狩り?!

次に訪れたのは、当初の予定では、たくみの里の前に立ち寄る予定だったフルーツランドの「モギレート」。たくみの里からもほど近い場所でした。

ちなみに名前の由来は、レートとはイタリア語で「〜をする人」と云う意味らしく、つまり「果物を捥ぐ(もぐ)人=果物狩り」となったみたいです。

 

 

 

ちょうど訪れた時期が葡萄の品種の端境期だったようで、葡萄狩りの食べ放題はお休みの期間。

それに変わるのが、試食とお好きな房を園内から自分で見つけて、それを一房お持ち帰りというスタイルの葡萄狩り。

入園者が思い思いに少しでも美味しそうで大きな葡萄を求めて、葡萄畑を総徘徊状態(笑)で、僕たちが出会ったのがこの葡萄。結構大きかったですよ!

 

 

 

モギレート来場記念でパシャリ。

そして熱中症対策で水分補給で選んだのが、大好きな不二家プロダクトでも初めて見た「つぶつぶ白桃ネクター

僕が果物の中で一番好きな桃、しかもつぶつぶ白桃ですから選ばない訳がありません、ハイ。

 

 

 

前倒しで良かった!川場田園プラザ

本日の昼食で予定していた永井食堂がお休みだったので、予定を入れ替えて明日の昼食予定だった川場田園プラザに行きました。

この道の駅は東日本の道の駅グランプリを受賞したことがある大人気の道の駅です。

この日は日曜日ということもあり、写真では今ひとつ伝わらないですが、凄まじいい人、人、人。複数ある臨時駐車場ですから入るまでに待ちが出る状態でした。

 

 

 

事前のリサーチで、ここで食べるべきものは手作りのチーズ、そのチーズを使った窯焼きのピッツア、注文を受けてから作るおにぎり、手作りソーセージを使った山賊焼、かなり美味しいヨーグルトと、どうやって食べるの?ぐらいのてんこ盛り^ ^;;

 

そんな中、焼きまんじゅうと生揚げを食べた後だったので、今回はイタリアンシリーズでチーズとピッツアを、残りを明日のお昼にとしました。

 

 

 

この手作りチーズ工房のチーズですが、僕が未体験のイタリアンチーズがあるのです。その名をストラッキーノといい、フレッシュチーズです。それにブッラータもあり、期待大でした。

 

そしてなんと嬉しい!ここでは三種盛りとしてモッツアレラ、リコッタ、ストラッキーノが味わえるワンプレートがあったのです。しかしブッラータがない。。。と落胆気味の僕に、そんな人用の四種盛りもあります!のアナウンス

グラーチエ♡

 

 

ピッツエリアはやや小高い丘のにあり、中では本格的な石窯でピッツアが焼かれていました。

何種類かあるピッツアの中から僕が選んだのは、勿論マルガリータ

マルガリータを食べるとその店の実力がわかるという持論と、何よりモッツレラ、トマト、バジルのトリオの味が好きだから。

 

で、この川場のピッツエリアの特筆すべきは、手作りチーズ工房で作られるストラッキーノのマルゲリータがあることで、それが本日の僕たちのランチピッツアです。

 

 

 

ここ川場田園プラザは各店舗の中に座席がある以外、外にも席があり、それ以外にもオープンエアのテーブル&チェアーがたくさんあり、そのどこで何を食べてもいいところが素敵なポイントの一つです。

 

芝生の上にパラソル、テーブル&チェアの場所で遅めのランチ。

まずはピッツアの美味しさの需要なポイントの一つで、焼きたてをすぐに口に運びました。

コルニチョーネの盛り上がりを見ると明らかなナポリピッツアですが、生地自体は薄くローマピッツア風ですが、全然クリスピーじゃありません。

しかし焼き加減と生地の味は絶品で、ストラッキーノチーズもモッツアレラ以上に濃厚で、かなり美味しいピッツアでした。

 

チーズ四種盛り合わせも、ま〜美味しいったら、ありゃしない。

手作り感とフレッシュ感が段違いで、各々のチーズが角の取れた濃厚さで、ほんと美味しかったです。

 

 

 

さて、なぜ前倒しで良かったのかですが、実はこのチーズショップは土日のみの営業だったのです。ですから明日、月曜日に来ていたら、ここのチーズを単体で楽しむことは出来なかった訳です。

災転じて福となすとまでは言いませんが、ラッキーでした^ ^

 

 

 

 チーズ、ピッツアに続いて見つけものだったのがカワバのヨーグルト。

これが今までに飲んだことのない濃度の、とてもとても美味しいヨーグルトでした、驚きました。

 

 

 

本日のお宿へ


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数ある選択肢の中から選んだのが猿ヶ京ホテル。豆腐懐石が自慢のお宿のようでした。

通されたのは和室10畳の一般的なお部屋です。建物自体は決して新しくないのですが、掃除が行き届いいて清潔感がありました。

 

 

 

部屋は赤谷湖が見える側と、僕たちが通された晴れてると谷川岳を臨む側があり、この日の天気では残念ながら谷川岳は雲の中でした。

 

 

 

猿ヶ京ホテルの豆腐懐石ともう一つの売りが、日本庭園の中にある、みなかみ温泉郷きっての露天風呂。

確かになかなかの大きさの露天風呂は、日本庭園風の中にあり、その庭園からは山々を臨むことができて、その開放感はなかなかのものでした。

 

内湯も天井が高く、こちらでもゆったりまったり出来ました。

 

 

 

自慢の豆腐懐石

ホテル自慢の豆腐懐石は赤谷湖が見渡せる食事処でいただきました。

海鮮好きの僕たちにとって、それが全くないお宿の食事は初めてじゃないかな?正直期待と不安が半々です。

 

 

 

まあ、見事なまでの魚類肉類のない、まるで一見精進料理のようなお膳。

仏教徒である僕なら精進料理にも馴染まないといけないかな?(笑)

 

 

 

珍しいブルーベリー酒で乾杯の後、先付けの豆腐三珍をいただきました。

特に豆腐のスモークはほとんどチーズ状態で、まさに珍味でしたし美味しかったですね。

 

 

 

運ばれてきたのは手作り豆腐の冷奴と季節の白和え。

豆乳しゃぶしゃぶの具材の陶器の器の蓋を開けてみると、本日唯一の動物性食材の豚肉がありました。

 

 

 

色々食べ進んだのですが、どれもこれも中々の処理に味付け。

メニューに適切な食感や、一つ複雑な味に何かの隠し味が醸し出す風味。ここの料理長は相当な腕の持ち主のようです。

特に豆乳スープ仕立ての茶碗蒸しは今までに食べたことのない、どれにも似てないクリーミーで新しい茶碗蒸しで驚きました。

湯葉好きの僕には引き上げ湯葉も嬉しかったですね。

 

 

 

ご飯、留椀、香のものと大豆の飛竜頭などの夏の揚げ物に抹茶アイスのデザート。

正直魚介や肉類のない食事でどこまで満足できるか不安の方が大きかったのですが、いい意味で見事に期待を裏切られました。

基本大豆のバリエーションで、ここまで満足させてもらえるとは思いませんでした。

ほんと美味しかったです、有難うございました。

 

 

 

食後は家内と二人で貸切風呂。

岩風呂と檜木風呂から選べましたが、後者にしました。旅先ではほとんど貸切風呂を楽しみますが、ここのホテルのそれは標準かな。

浴室で休憩するためのサンラウンジャーとかは、あって欲しかったかな。

 

 

お風呂上がりは部屋の冷蔵庫で冷やしていた、モギレートで手にしてきた葡萄を食べました。

これが実に甘い、美味しいで幸せな気分になりました。