コロナが5類になり、街でも日を増すごとにマスクを外している人が増えている今年、我が夫婦は頑なにマスクと手洗いの習慣は変えていませんが、外出することに関しては今まで三年間の鬱憤?禁欲?を晴らすように、毎月のペースでイベントやライブや旅行を計画しています。
ブログを読み返してみると、流石にコロナが猛威を振るった今から三年前は、一度しか主だった外出はありませんでしたが、実はそれ以降はちょこちょこ旅行に行ってたんですよね(汗)
なんかコロナ解禁?を方便に遊び過ぎてる感じも無きにしも非ずですが、今年は大目に見てもらいましょう。ということで、僕の青春のワンシーン 八神純子のコンサートに行ってきました。
高校時代、多分ロック系に行った一部以外の大半はフォークソングに酔いしれていたと思います。その代表格は吉田拓郎であり、かぐや姫だったと思います。
確かにシンプルに心に沁みる、いい曲ではあったのですが、どうにも僕の感性にはしっくり完全一致していない、微妙なずれを感じていました。
そこに現れたユーミンこと荒井由実。もう曲も編曲も詩もアルバムジャケットのイメージも、すべが自分の感性の波長と寸分の狂いなく合致しました、歌唱力以外は(笑)
この女流シンガーソングライターや、その類のミュージシャンに関心を持ち、好きになったのが尾崎亜美や大貫妙子、そして八神純子でした。
たまたま大学のクラスメイトが名古屋出身で、しかも八神純子と同じ町内ということで勝手に親近感を持ってました(笑)
でも一番の親近感はやはり同い年ってことですかね。
会場は松戸市民会館。。。?
会場は松戸市文化会館。ここにはコロナ前、かれこれ5年ぐらい前かな?綾小路きみまろのライブで訪れたことがあります。
話は変わりますが、コロナ前までの多分3年間、毎月のように足繁く通ったご贔屓のイタリアン。自宅から車で1時間ほどのドライブで行ける店でしたが、それが都内であれば地価の高さが価格に反映されて、多分二倍ぐらいの価格でも決して高いと言えないほどのハイコストパフォーマンスのトラットリアでした。
しかしコロナで足が遠のくこと約三年。久々に行ってみようと思いHPをチェックしてみると、なんと価格が二倍に。。。
うーん、そうなると、選択肢が俄然増えるし、頻度は思いの外落ちる。。。
ということで、松戸でお気軽&Buono!なイタリアンを探して、期待できそうな手打ちパスタのイタリアンを見つけたのですが、なんと定休日。
結果同じ小麦の麺ですが、パスタがラーメンに化けました(笑)
Googleの評価も悪くなく、店名にも中華そばが入っていて、店構えも和風な落ち着きのあるもので期待値は上がりました。
でも、美味しいのですが「中華そば」ではなく、今風の「醤油ラーメン」でした。
ご馳走様でした。
初めての松戸市民会館
ここが松戸市民会館。森のホール21とは全然違う、松戸駅から徒歩5分ぐらいのところにありました。
途中ここにたどり着くまでに、痛すぎる事件?!を経ての到着でした。
この痛い経験も、いずれブログでお話しするかも。
松戸駅周辺の駐車場に車を入れてから会場に向かって歩いたのですが、そこに向かう人たちは僕達と同世代。
四十年前、八神純子と共に青春を謳歌し、走ってきた同志たちとの合同同窓会にでも向かうようでした。
驚愕!65歳の歌唱力じゃない!
八神純子は12年前に日本に戻ってきて、その前15年はアメリカで生活していたそうです。日本に戻ってきて歌を歌いたいと思った時に、15年間の日本の変化を感じたのがテレビの歌番組がほとんどなくなっていたこと。
ならば日本全国、自分の歌を聴きたいと思っている人たちの元へ、自ら出かけようと考え、「八神純子Live キミの街へ」というタイトルで、年中日本国内を回ってるそうです。
八神純子の歌声は、まさに驚愕という言葉以外に見つからないほどの歌唱力でした。
パープルタウン、ポーラースター、そして水色の雨。青春の一ページを彩った名曲の数々が、あの頃の八神純子と変わりない、少しし舌ったらずな発音と、あの頃以上の声量と表現力に驚かされました。
そして新曲の数々は、今の社会に対するメッセージを込めたもので、今までの六十五年の人生から紡ぎ出された、奥深い彼女からの願いのようでした。
ドリカムの吉田美和、ミーシャと抜群の歌唱力のミュージシャンもいますが、果たして彼女たちが今の八神純子と同い年になった時、今の、いや今以上の歌唱力を維持しているかは疑問です。
二時間以上続いたコンサートの最後は、場内全員総立ちで手拍子にその場でダンスで、まさに四十年前にタイムスリップしました。
八神純子さん、「美しすぎる思い出」をありがとう、感動しました。
思い出のレコードを手放しました
LPレコード。。。
それはある種、思い出が詰まったタイムマシン。そのジャケットを見ると、そのアルバムの曲を聴くと、様々な思い出が走馬灯のように駆け巡りだします。
だから、今はそれを再生するプレーヤーもないのに、何故か処分できず仕舞い。
曲だけなら、ほとんどのそれを何かのサブスクのミュージック配信で聴くことができるのに手元に置きたがるのは、古いアルバムの写真をスキャニングしてデジタルデータに変換したにも関わらず、どうにも原画を捨てることが出来ないと同じ真理でしょう。
これは僕が持っている唯一の八神純子のアルバムです。
女性シンガーソングラーのアルバムグラフティーが八神純子で始まったのなら、尾崎亜美が二番手でしょう。
資生堂のCMのマイピュアレディー、丸井のCMのFOR YOU、天使のウインクにオリビアを聴きながら。今でも時々YouTubeで聴いています。
とりで真打は誰がなんと言ってもユーミンこと、荒井由美。
八王子の老舗新井呉服店のご令嬢にして、僕的には異星人(笑)「優しさに包まれたなら」の詩を深読みすれば僕の異星人説がまんざらでもなくなると思います。
どこなスモーキーなのに異次元の透明感を感じるのは、中学から立教女学院といミッション系の学校に通いながら、実家では日本の伝統文化である和服の絹の海の中で育った環境と、彼女の前世が融合した唯一無二の彼女の世界観がなせる技。
ミスリムも入れたこの4枚は、数あるユーミンのアルバムの中でも、レコードの溝が擦り減るほど聴いたアルバム四銃士。
これらのアルバムだけは、大人の事情もコマーシャルベースも無視して、ユーミンがその時々に一番描きたい気持ち、紡ぎ出したいサウンドの集結だったような気がするのです。
ティンパンアレーの頃から知ってましたが、これが今アメリカでも静かなブームとなっているらしい、山下達郎のデビューアルバムです。
まだ一人アカペラを確立する前のものですが、その歌声と音作りは今と変わらない、まるで広がる大空、見渡す限りの大海原をイメージさせる爆発力があります。
となれば今年、永井博リバイバルで同じく脚光を浴びている大瀧詠一のアルバム、ナイアガラトライアングルです。
大瀧詠一のサウンドも、どこか乾いた南風を感じさせてくれて好きでしたね。
ティンパンアレーが出たところで、ならばサディスティックス。
このバンドもある意味ティンパンアレーと同じで、幻のバンドと呼んでいいでしょう。なかなか革新的な音作りにトライしていた気がします。
ティンパンアレー代表が山下達郎ならサディスティックスは高中正義。
彼のブラジリアンサウンドが大好きで、特にこのアルバムは好きです。スイートアグネスという曲はコパカバーナ海岸に、気分だけ瞬間ワープさせてくれます。
彼の若干半音の半音の半音ぐらい、微妙に低めの音程が、メローで少しアンニュイで大人びた歌詞と相まって独特の世界観があり好きですね。
プールサイドは名曲であり、その詩の中に登場する女性は正に僕の理想の女性像です。
大人感覚で外すことが出来ないのがハイファイセット。
このグループが紡ぎ出す雰囲気は、数あるシティーポップを歌うシンガーの中でも別格な気がします。
凄くレアなところで、、ブレッド&バターと今井裕。
共に忘れましたが、何かとても気になる曲があって購入したアルバム打たと思います。
実はこれらのアルバムを手放しました、合計枚数65枚なり。
まあスペース効率を上げるため?断捨離の一環?就活の始まり?色々思いはありますが、やはり年齢からくる引き算人生の一環の一つかもしれません。
ただ、今までヤフオク、メルカリ、今は死後になった質屋も含めて、車とバイク以外の所持品を売った経験がありません。
そこでネットで調べてレコードの中古販売に実績のあるセタガヤレコードに引き取ってもらうことにしました。
で、その金額は。。。
なんと、¥9472
まあ、こんなものんでしょうか?
特に儲けようとかは全く考えていませんでしたが、青春の思い出のが一万円弱とは。。。
そんなんこともあり、100枚ほどあるCDは三途の川を渡るまで持ち続けよう!と思い、MUJIのCDプレーヤーを手に入れたわけです。