浅草で寄席と東京ミッドタウンで櫃まぶし

一之輔、宮治以外の笑点メンバーは、はたして本当に落語ができるのかというのが僕の前からの疑問(笑)

一部では笑点にはシナリオライターがいて、回答は全てそのライターが考えたもので、笑点のメンバーはそれを暗記して答えてるだけという噂もあります。

 

特に木久扇、好楽、小遊三には落語できるの疑惑が色こく、僕の中では正直怖いもの見たさ的な要素ありで、チャンスがあれば落語を聴いてみたいと思ってました。

今回そのチャンスに恵まれた訳です。

浅草演芸ホールの八月の上席のおおとりが小遊三なのです。

 

 

 

 

電気街は今は昔、サブカルの聖地 秋葉原でランチ

秋葉原でランチといえば、この割烹のランチが一択。

大将が築地、いや豊洲でその日に仕入れた新鮮な魚、中でも鮪が絶品で、その鉄火丼が狙い目。今日はたまには鮪以外に、数種類の魚での刺身定食が狙いだったのですが、なんと本日ランチはお休みの看板が> <

 

 

 

致し方ないので、秋葉原本店で小泉首相も赤坂店によく出前を頼んだと言われる、じゃんがらラーメンと思いましたが、一昨日ミッション;インポッシブルの後もラーメン。

これではあまりに芸がないので秋葉駅前の巨大ワンダーランド、ヨドバシカメラの8階レストラン街へ。

 

そこで見つけた蕎麦屋。これが嬉しいことに「当店の蕎麦は全てへぎ蕎麦です」とのこと。家内は鴨汁そばで、僕は鮪を食べるき満々だったので、ランチセットの漬け鮪と穴子の丼と冷がけ蕎麦のセットにしました。

これが結構いける!

正直あまり期待していなかったのですが、鮪の漬けの感じもよく、穴子も一本穴子が有名な美登利寿司にも迫る味でしたし、鰹出汁の効いたへぎ蕎麦の冷がけも美味しかったです。

 

 

 

 

今年四度目の寄席へ

今回は、正月 浅草園芸ホールでの新春初笑い、1月末の柳家喬太郎の二人会、7月の浅草演芸ホールに続いて、今年四回目の寄席です。

今回のメインは笑点メンバーの小遊三は本当に落語ができるのかの確認?です(笑)

 

 

 

 

特別公演料金だった今回の寄席は、流石に出演する演者も錚々たるものでした。

特に嬉しかったのは今、最大注目株の桂宮治の落語を聞けたこと。演目は「初天神」。

このネタは笑点の新メンバーの一之輔の十八番で、前回の浅草の寄席でそれを楽しませてもらいました。

 

宮治はその一之輔の十八番をやったのですが、前振り、アドリブも含めて宮治に軍配が上がりました。上手い!面白い!

宮治の独演会に行くことを決めました。

 

 

 

 

笑点の司会にして落語芸術協会の会長で、落語家にとっては致命傷?にもなる滑舌の悪い春風亭昇太も一席を持ってくれました。

昇太の落語は過去にも経験がありますが、正直それほど印象に残るものではありませんでした。今回も似たようなものでしたが、そこは伊達に落語芸術協会の会長じゃありません。前振りで人を惹きつける話題、話術はやはり一流でした。

 

 

 

 

問題の三遊亭小遊三。真剣に落語をやっていました、出来てました(笑)

演目はわかりませんが古典落語に間違いはなでしょう。

笑点では小遊三といえば下半身、下半身といえば小遊三というほどの専門店的な応えしか出しませんが、きっちりやればできるんですね!(って、当たり前でしょう)

 

 

 

特別公演のメインはこれだったようです、落語家で結成されてるバントで、その名を「にゅうおいらんず」

メンバーは団長がトランペット担当の三遊亭小遊三トロンボーン担当の春風亭昇太、キーボード担当は音曲の桂小すみ姉さん、ギターは春風亭柳橋で、ベース、ドラム、サックスはプロでの構成でした。

 

まあ、差し詰め楽器演奏が趣味の落語家の年に一度の発表会、学芸会のノリでしょうか。演奏には期待できませんでしたが、あの落語家がこんな楽器演奏の趣味があったんだと楽しかったですよ。

最大のサプライズが自称十日前?からトランペットを始めた宮治の飛び入りです。

僕も6年間トランペットを吹いていたのでわかりますが、十日でまともな音は出ない。

宮治のペット、なかなかのもんでしたよ。

 

 

 

 

めっけもん!三遊亭夢花

 

浅草演芸ホールの太っ腹なところは昼の部と夜の部の入れ替えがないこと、もう完璧な昭和のルールが今に息づいています。
晩御飯の予約が19時半だったので、夜の部も一部楽しませていただきましたが、初めての夜の部は昼の部の大入満席からガラリと変わり、客の入りは1/5程度の渋さ。

まあ演者もかなりの根性が求められるようで、多少の受けでは観客は無反応。唯一我が夫婦の笑い声だけが館内に響き渡る侘び寂びの世界でした。

 

そんな中、落語も去ることながら、前振りで抱腹絶倒させてくれた唯一無二の落語家が、三遊亭夢花。前振りの内容は佐渡島に行く際、客船ターミナルに客船、佐渡島に着いた際の歓迎の曲、宿の送迎のバスに観光バスの中、さらには宿泊先での食後の宴会に挙句は朝食アナウンスのBGM。その全てが「はあ〜、佐渡え〜、佐渡え〜」の佐渡おけさ三昧で発狂寸前になった話。

その話術、顔の表情、体の使い方の全てに惹き込まれました。

さらに下げは、朝食時のアナウンスまで佐渡おけさだったことに怒った夢花が、宿の女将にどうなってるのか!と怒りを爆発させたら、女将が一言。

「わたしゃ佐渡(サド)だから」

上手い!

 

 

 

江戸文字で書かれた落語家の提灯は、なんとも江戸情緒たっぷりでいいですね。

浅草演芸ホールは、そこだけ昭和のまま時間が止まった感じです。

 

 

 

今回も大満足の寄席でした。

綺麗で近代的な上野鈴本、土足厳禁の桟敷席のある新宿末廣亭、政治の中枢永田町から近い国立演芸場と寄席を楽しむ場所もいくつかあり、各々特徴がありますが、僕は昭和タイムスリップの浅草演芸ホールがお気に入りです。

 

 

 

 

晩御飯は櫃まぶし

鰻大好きの我が家。関東の蒸して焼くふわふわ鰻重もいいですが、関西地焼きの櫃まぶしも大好物。

ということで今回は名古屋うな藤の東京二号店、東京ミッドタウン八重洲店に行ってきました。

 

 

 

 

有楽町店では出なかったような気がする、きゅうりの漬物。

これがごま油と、多分塩昆布で和えたものなのですが、なかなか美味しい。おまけにおかわり自由です。

 

 

 

一般的なウナギより三割以上大きな青ウナギを腹開きにして、秘伝のタレを纏い1000度を超える炭火の地焼き(うな富士のhpより)の櫃まぶしは、外はカリッカリ、中は湿りと関東風とは違った楽しみができます。

感覚的にですが、ご飯は1合を超え1.5合ぐらい入っているのでは?と思える盛りのよさで、お弁当で0.25合、晩ごはんでも0.25合で、一日のご飯の消費量が一人当たり0.5合の我が家にとって、それは約三倍の量。

でも僕は勿論、多分残しちゃうから食べてね♡と云っていた家内も、一粒残さず食べ切ってました^ ^;;

 

店のお薦めの食べ方はそのままで、薬味を乗せて、うな茶漬けでなのですが、個人的には95%そのままで食べて、最後の一口のみ薬味を入れたうな茶漬けがベスト。

本当に美味しかったです、ご馳走様でした。