新春 初笑い

笑う門には福来る。
大笑い、笑う、微笑む、笑顔。。。いい響きの言葉ですね、思わず頬が緩みます。
やはり年明け早々笑って、今年一年をいい年にしたいですね。


ということで昨年に引き続いて、今年も初笑いで浅草演芸ホールに行ってきました。

 

 

幸先が良い ラッキーな年明け滑り出し!

今年は年明け早々食中毒に当たり、元旦に今年の厄を出し切ったので、次から当たるのは宝くじぐらいとブログに記しましたが、本当に当たりました‼️‼️

今までの人生で一度も当たったことがなかった家内が、三千円に当たったのです!
たかが三千円、されど三千円。
重要なのは六十数年の人生で初めての体験、何等であれ宝くじに当たったという事実が大切なのです。

それに年明けでどこの百貨店、スーパー、モールでも千客万来で駐車場が大混雑の中、二日連続で違う場所の混雑駐車場で、入場直後たまたま僕の車の前で出庫車があり、即駐車できるということが続きました。

 

どうも本当に厄が出きった感があり、干支の登り竜のように運気が上がってることを感じます。

 

 

中国人が営む町中華

実は当初の予定では初笑いの日のランチは、人形町に出向いて鯛茶漬けを楽しむ予定でした。しかし、回復したとはいえ僕も家内も魚介は当分無理な状態。
ということで急遽探したのが、僕としては珍しい中華です。

上野にある中華料理店ではなく完全な町中華なのですが、マツコの知らない世界メレンゲの気持ちなどのTV番組に取り上げられていて気になっていた店です。

 

 

僕は豚角煮炒飯、家内が黒酢鶏定食を注文。
炒飯にはじっくり煮込まれた豚の角煮が結構な量が入っていました。黒酢鶏は半分強が鶏皮で残りが胸肉の感じでしたが、鶏皮がカリッカリに上がっていて、まるでスナックよう。
味見させてもらいましたが、あまり鶏肉を好まない僕は、このカリカリ感がスナックのようで、鶏の唐揚げよりも好きでしたね。

 

ただ家内が後で気づいたことですが、来店者の大半が麻婆豆腐定食を食べていたと。

はじめての店では食べたいものもさることながら、店の一番人気を外さないことのルールを忘れていました^ ^;;

 

 

ほっとする浅草

年明けということで、きっちり和服姿の若いカップルを多く見かけました。昨年夏には着流の浴衣姿のカップルが多かったと記憶しています。
元呉服屋さんとしては嬉しくもまた懐かしく感じます。

近年の浅草には、ちょっとレトロな雰囲気がエモいということで、若い方が集まってきて老若男女が集まり、そこにインバウンドの外国人も加わって独特の雰囲気、様相を呈した活気あふれる街になっています。

もう今では大好きだった恵比寿、代官山、青山、六本木に足を向けることは、ほとんどなくなりました。今のホームグランドは浅草界隈の下町。
年とともに街の好みも変わっていくものですね。

 

 

年明け初席ということで、14時40分開演のかなり前から長蛇の列。
僕たちの入場番は96と97、しかもチケット購入前に係の人が札止めの話をしていたのでかなり焦りました。

 

 

チケット購入時に渡される案内の表紙の挿絵は、笑点のレギューラーの林家たい平作のもの。人には隠れた才能があるんですね。

 

 

通常は入れ替えのない浅草演芸ホールも、初席では一部二部と三部四部で入れ替えがありました。僕たちは三部四部で、14時40分から21時までの4時間20分の長丁場。

 


96番目の入場だったので、いい席は諦めていたのですが、またまた幸運にも去年の10月23日に来た時と同じ、高座に向かって左端前から三列目に座ることができました。

ここでもラッキー!有難うございます^ ^

 

 

浅草演芸ホールでは、どうも落語協会落語芸術協会が、定期的な入れ替えで主導権を握りながら興行を行ってるようですね。

噺の角が取れた丸みのある味のある落語が特徴の柳亭市馬落語協会の会長です。

 

 

四代目の桂三木助
若手の中でも注目株なのは間違いなしで、落語も「いい仕事してます」

 

 

笑点で味噌をつけた?!林家三平
でも災い転じて福となす?いい意味で何かが吹っ切れた感じを受けます。父親譲りのショートコント親父ギャグ的な小噺に活路を見出したように感じます。

頑張れ三平、応援してますよ!

 

 

前から何かお育ちの良さ、血筋の良さを感じていた柳家花緑。今日初めて名人柳家小さんの孫であることが判明。
全国に約八百人いる落語家の中で、二世三世の落語家はわずか三十数人とか。
大半が二世三世議員の日本の国会とは大違いです。

 

 

聴くたびに実力が上がっていることを確かに感じる林家正蔵。弟三平とは真逆の、古典落語に彼の真骨頂を感じます。
いい感じに仕上がってきてますね、今後ますます期待です。

 

 

落語の世界での僕の推しは柳家喬太郎です。
立川志の輔は神、春風亭小朝は神心得。じゃあ喬太郎というと現在進行形で、おおよそ想像はつくものの、どこにいくかわからない楽しみがあります。

三部四部を選んだのも演者に喬太郎がいたから。

登場時「ぃよっ!待ってました!!」の大声を張り上げたのは僕だけでしたけどね^ ^

 

 

笑いました、大笑いしました、4時間以上も。

浅草演芸ホールを最後に出たのが僕と家内の二人。
「賀正」の文字が正月気分を盛り上げてくれますね。

 

 

今年は辰年。たい平の挿絵の案内状の裏にこんな一文がありました。

「竜は雲がないと上に登っていけない。雲は一見障害物にしか見えないけど、上に登っていくためには必要なものんんだ。人生でいえば、幾度となく訪れる障壁、困難、苦悩。それらは辛いことだけでなく、むしろステップアップするための階段になるんだから、しっかりぶつかってクリアしていこう」

いいこと言いますね。

かつて経営勉強会で教わりました。
リスクを逆から読むとクスリ。リスクは生長のための薬だと。

以前に座禅の説法で教わりました。

辛い(つらい)は辛い(からい)とも読む。辛味は味の隠し味になる。だから辛い(つらい)は人生の隠し味だと。

喜怒哀楽で生じる現実を受け入れて、一歩前へ、一段上へで日々是好日と思える一年にしたいです。