家内がリュウマチを発病したのが、ちょうど10年前。
リュウマチは不治の病ともいわれ、生涯付き合ていくしかないとも言われていましたが、生物製剤のオレンシアの投与で劇的によくなり、二年半年ほどで寛解になりました。
その後は本当に普通の生活に戻れて、お互いの誕生日記念で船旅をしたり、ハワイに旅したりと、リュウマチであったことを忘れるような日常でした。
思えば昨年の10月から?
思えば昨年の夏過ぎから始まっていたのかもしれません、リュウマチの再発が。
何故かというと、昨年の10月に夫婦で人間ドックを受けたのですが、その時に既に手にこわばりがあり、そのことを相談したらしいのですが、人間ドックの検査項目にリュウマチはないとのことで、専門医での診察を勧められたようです。
そこで自宅近くで診断を受けたのですが、そこでの検査結果は「白」
加齢からくる関節の痛みだろうということに落ち着きました。
実際10月末に寄席に行ったとき、写真のように既に左手の関節痛を抑えるために湿布をしているんですね。
でもその後も急激に悪化することもないけれど、ほんの少しづつ、本当に少しづつ関節痛は左手だけじゃなく、他にも進んでいったようです。
10年前に発病した時のリュウマチとの闘病生活は、今で懐かしいですが、思い返すと結構大変でした。
今回リュウマチの再発が決定的になったのは、1月29日の二回目の検査の結果でした。
一回目では「白」だったのですが、今回の検査で「白」が「黒」に変わりました。たしか10年前、初めて発病した時も同じだったはず。
家内は一回目の検査ではなかなか「黒」判定の出にくい体質なのかもしれません。
ただ、年明けのノロの感染から復帰したころから、自分自身でリュウマチの疑いを口にしていたので、その可能性は僕の頭の中にもありました。
少しだけ心の準備が出来ていたので、すぐに家内に一日二回お風呂に入り、体を温めることを推奨しました。
それは初めて発病した時も温泉がいいと聞き、家内を一緒に入れてあげれる温泉を探したからです。温泉の効能にはたいして言及していなかったので、本質は体を温めることと思い、自宅での複数回の入浴を勧めました。
この自宅入浴は結果がとてもいいようなのです。
診断結果が「黒」となった以上、また前回と同じように、ベットから一人で起き上がることもままならなくなる。。。この状況が脳裏をよぎったらしいのですが、なかなか悪化しない。
確かに膝裏とかも一部力が入りにくくなっているのはあっても、やや緩慢になりながらも全然体を動かせるというのです。
まだ投薬等の処置をしていないので、悪化が今以上に進行しない原因は、消去法で考えると、入浴ということになります。
この入浴法はいいと思い、さらなる効果アップ方法をネットで調べた結果、ここに辿り着きました。
それが商品名「湯躍」という入浴剤です。
これは純粋に別府温泉の湯の花エキスを家庭のお風呂にも使用できるように、長年の研究し完成した医薬部外品の入浴剤で、その効能の一つにリュウマチがあったのです。
早速これも試してみることにしました。
入浴で症状が軽くなる、つまり体が温まってると症状が出にくい。。。と考えると、体を温めることが重要。
そこで考えたのが生姜の力。生姜には体を温め代謝を高め免疫力向上が期待できるショウガオールやジンゲロールなどが含まれています。
そして色々調べて結果、多分日本で初めて粉末生姜湯を作り出し、現在も国産生姜にこだわった丁寧なモノ作りをしているメーカーを発見しました。
写真がその生姜湯で、とりあえずこれも一ヶ月30砲を手配しました。
そして仕上げはオレンシア。最初のリュウマチから劇的に快方に向かわせてくれた生物製剤です。
10年間でオレンシアも進化したようで、当時は点滴しかなかったのに、現在は皮下注射仕様のものもあるようです。
これを今週かな?から投与する予定です。
ただ前回そうだったのですが、オレンシアを体に入れるとすごい倦怠感に見舞われて、およそ動けなくなることが、はじめの数回続きました。
今回も同じ症状が出る可能性が高いことは、心しておかなければいけません。
主夫を楽しむ
そんなこともあり、僕は今は働く主夫状態(笑)
愛妻弁当ならぬ愛夫弁当は、趣味の料理も兼ねてずっと僕が作ってきましたが、それに朝食と夕食が加わりました。
朝食はスムージー。夕食は僕が冷蔵庫の「在庫」を思い浮かべながらメニューを考案すのですが、これが結構楽しい^ ^
多分根っからの料理好きなんでしょうね。そんなことで朝昼晩の三食を僕が作っていまいました。
ただ入浴効果なのか家内の体調は大幅に崩れません。現に2月1日に一緒に亀有まで落語をききに行ったくらいですから。
そんなことから彼女の希望で朝食のスムージーだけは作ってもらうことにしました。
ですから今は昼食と夕食作りと後かたずけ、掃除が僕の担当で、洗濯と朝食が家内の担当です。ただちょっと動く量が多かったりすると、てきめんに体調に出ますし、疲れやすいです。
だから極力家のことは僕が担ってます。
結婚以来の数十年にわたり、二人で喜怒哀楽を共有してきました。
世の中いいことだけで埋め尽くされることはありません。
家内が初めてリュウマチになった時、僕が癌になった時。それらを夫婦で、家族で支えあって励ましあって全部乗り越えてきました。
苦あれば楽あり。いや苦労があるからこそ楽しみが待っているのかもしれません。
だから苦しい時、しんどい時ほど笑顔を忘れずに。
普段なにもない平穏な時には、黙っていても自然に笑顔が出ます。でも苦しい時はそれがなくなるんですね。笑顔無くして人生が好転することもありません。
しばらくは笑顔で主夫を楽しみたいと思います^ ^
今回も必ず絶対なにがなんでも乗り越えます。
また二人で寄席に温泉、美味しいものの食べ歩きにライブを楽しめる日が、近い将来確実に来ることを信じてますし、そうしますし、必ずそうなります。